海釣りは釣った魚を食べられる人気の釣り種です。
でも釣りをした事のない人には、海釣りに必要な道具や、どんな釣り方なら、魚が簡単に釣れるのかわかりませんよね。
今回は、海釣りに必要な道具や、釣り方がわからない人のために、釣り場の選び方や、海釣り初心者でも簡単に釣れる釣り方、海釣りに必要な道具を詳しく紹介します。
海釣りの魅力
釣り場が豊富
海に囲まれた日本の沿岸には、海釣りが楽しめる釣り場が沢山あります。
日本の沿岸は部は、漁港や埋め立て地など、護岸が整備されている場所も多く、手軽に海釣り釣りが楽しめる「海釣り施設」や「釣り公園」も、海に面した都道府県なら必ずあるでしょう。
海釣りは遊漁券も不要ですし、利用する場所のルールさえ守れば、日本は釣り人にとって手軽に海釣り楽しめる環境が整っています。
海釣りなら、釣った魚が食べれる
海で釣れた魚は川魚に比べて、有害物質の蓄積や寄生虫の心配も少なく、その多くが美味しく食べれるのが魅力ですね。
〈海で手軽に釣れる美味しい魚〉
●ウキ釣り
クロダイ、メジナ、シーバス(スズキ) 、アジ
●サビキ釣り
アジ、イワシ、サバ、コノシロ、サッパ
●ちょい投げ釣り
キス、ハゼ、イシモチ、シタビラメ、カサゴ
〈危険な魚〉
ゴンズイ、アイゴ、ハオコゼ、フグウツボ、アカエイ
海釣りでは毒針のある危険な魚も釣れてしまうので、海釣りに挑戦するなら「毒魚・危険な魚」の種類と外見は、事前に調べてよく注意しよう。
あらかじめ把握しておかないと、うっかり素手で触って刺されてしまい、多くの場合は腫れと激痛により、病院行きになってしまうので注意が必要だ。
特にゴンズイ、アイゴ、ハオコゼは、サビキ釣りでもよく釣れるので注意が必要です。
海釣りに必要な道具
海釣りでは釣り方に関わらず、「水汲みバケツ」「ラインカッター」といった、必ず用意しておきたい道具があります。
個別の釣り方毎に追加で必要な「仕掛け類」や「道具」は、下記の「海釣りでオススメの釣り方5種類」にて紹介しています。
タックル
・釣竿
2.5〜5mくらいのコンパクトロッドや万能磯竿は色々な釣りに使える。
・リール/道糸
2〜3号のナイロンラインが巻かれた小型スピニングリールを購入すると良い。
釣具店には、既にラインが巻いてあるリールも置いてあるので、最初はそれを購入すると良い。
〈安全に投げらる道糸とオモリの目安〉
ライン1号:オモリ3号
ライン2号:オモリ〜5号
ライン3号:オモリ〜8号
ライン4号:オモリ〜10号
・セット商品の購入もおすすめ
大抵の釣具店では、サビキ釣りセット、ちょい投げセットと呼ばれる、初心者向けの「タックル・仕掛け」がセットになった商品も販売されいます。
釣竿やリール、仕掛け類を個別に購入する必要がなく、手早く選んで購入出来るのが初心者には嬉しいですね。
海釣りに必要な道具類
・仕掛け
仕掛けは各釣り方に合った物を用意します。下記で釣り方別に必要な仕掛け類を紹介しています。
・竿立て/ロッドホルダー

出展https://blogs.yahoo.co.jp/bokunchiatashinchi/25971824.html
釣竿を直接地面に置くと、竿やラインに傷が付いてしまうので、竿を立てておく三脚やロッドホルダーを使用したい。
・クーラーボックス
釣った魚を持ち帰るなら必ず必要。
自分のお昼ご飯や飲料を冷やしておく場合も役にたつ。
10〜15ℓのクーラーボックスを選んでもおけば、釣り以外にも色々と使えるのでおすすめです。
・水汲みバケツ/水汲みバッカン

出展https://blogs.yahoo.co.jp/seiran_i400/14667637.html
水汲みバケツとは、10mくらいのロープが付いた海水を汲むためのバケツ。
手や汚れた釣り場を洗ったり、クーラーに海水を入れる際に役に立つ。
・ハサミ/ラインカッター
釣り専用のラインカッターが望ましいが、錆びるのを承知で普通のハサミを使用しても良い。
小型のハサミの方が、刃の遊びが少なく切りやすい。
・プライヤー
魚から針を外したり、ガン玉と呼ばれるオモリをラインに取り付ける際に使用する。
出来るだけ先の細い物がおすすめ。
・魚掴み
大抵の魚は背びれや胸ビレの先端が尖っており、素手で掴むと痛い思いをする。
特に毒魚が釣れた場合、魚掴みが無いと針を外すのが困難になるのでら、忘れずに用意しておきたい。
・氷
魚を鮮度よく持ち帰るなら氷は必須。
小型のクーラーなら、何度も使える保冷剤でも良い。
・チャック付きビニール袋
飲料などが入っているクーラーに魚を放り込むのは嫌なら、ビニール袋に魚か飲料の何方かを入れると良い。
●その他
タオル、帽子、サングラス、日焼け止め、飲食物
海釣りに限らず、防止やサングラス、日焼け止めはレジャーの必須アイテム。
タオルも忘れずに持って行こう。
初心者でも簡単!おすすめの釣り方5種類
サビキ釣り
サビキつりは、海釣り初心者でも1番簡単に魚が釣れる釣り方と言っても良いくらい、釣り方も簡単でよく釣れす。
面倒なエサ付けが不要なことから、虫餌が苦手な女性や、釣り針の扱いが心配な子供にもおすすめ。
ファミリーフィッシングで最も人気のある釣り方です。
釣り期は、イワシやサバの回遊が始まり、魚の活性が上がり始める「5月頃から11月頃」までが、サビキ釣りにオススメの釣りシーズンです。
〈サビキ釣りで釣れる主な魚〉
アジ、イワシ、サバ、コノシロ、カマス、サヨリ、ウミタナゴ、メバル
メジナ、シマダイ、カワハギ
毒魚:フグ、ゴンズイ、アイゴ
サビキ釣りに必要な道具
サビキ仕掛け
コマセカゴ
オモリ:ナス型オモリ3〜5号
アミコマセ(撒き餌)スプーン
サビキ仕掛け・オモリ
サビキ仕掛けにも沢山の種類やサイズがあり、サビキ仕掛けの選択を間違うと、自分だけ全然釣れないなんて事にもなりかねません。
サビキ釣りは「サビキ仕掛け」の種類で釣果が決まると言って良いほど、サビキ仕掛けの選択が重要。
堤防でよく釣れる小サバや豆アジ狙いなら、鈎のサイズが1〜2号、ハリスが0.8〜1.5号の、小さいサビキ針が付いた仕掛けがおすすめです。
少し高価な「リアルアミエビ」などの名前が付いたアミエビにソックリな鈎が付いたサビキ仕掛けは凄く釣れますよ!。
良いサビキ仕掛けはコマセを撒かなくても魚が通るとガンガン食いつきます!。逆に釣れない仕掛けは魚が居ても素通りされてしまいます。
●釣れるサビキ仕掛けの選び方・本当に釣れるおすすめサビキ仕掛けも紹介
・オモリ
足下狙いでは3〜6号くらいのナス型オモリを使用します。オモリはサビキ仕掛けの一番下にあるスナップに取り付けます。
アミコマセ
アミコマセとは、アミエビと呼ばれる2〜3mmほどの動物プランクトンの一種。
アミコマセには「冷凍ブロック」と、解凍不要ですぐに使える「常温保存タイプ」の2種類が存在します。冷凍ブロックのアミコマセは量の割に安いので、1日釣りをするような人や、複数人で釣りを楽しむ人は冷凍ブロックを購入するのがおすすめ。
使用するアミコマセの量は撒き具合にもよりますが、半日で1人2kgくらいあれば大丈夫です。
●常温保存タイプ
常温保存ができるアミコマセは、買ってすぐに使えるし、数日前に買って置いておけるのが魅力。手を汚すことなく扱えるように、工夫が施されたパッケージに入っている物が多く、手や釣り場も汚さない扱い易さも魅力です。
冷凍ブロックで一日持つか、不安な場合の予備として買っておくのも良いですね。高温を避ければ常温で腐らず年単位で保存ができるので、もし使わなかったとしても当分は大丈夫です。常温保存できる代わりに少し割高になります。
サビキ釣りの準備
・タックルを準備する
釣り場に付いたら釣竿のガイドを穴が一直線に並ぶようにセットし、ガイドの穴に道糸を通したら、道糸の先にサビキ仕掛けを結びます。
・アミコマセの準備
解凍して使うアミコマセには、基本的に3通りの使い方があります。面倒なら袋のまま放置して溶かして使っても良いんですけど、以下の方法で使用した方が扱い易いですよ。
①ザルで水を切る
ザルにアミコマセのブロックを入れて解凍します。
アミコマセからは結構な量のドリップが出るので、ザルにブロックを入れて解凍するのがおすすめ。
②バケツの海水に入れて解凍
小型のバケツに海水を半分くらい入れて、冷凍ブロックを投入します。素早く解凍出来るので、急いでいる場合におすすめです。
解凍したコマセはザルで水を切って使用します。
下カゴ式の仕掛けなら、カゴをバケツの底に落として上下に動かせば、カゴにコマセが入るので、手でコマセを詰める手間を省くことができますよ。
コマセが減ってカゴに入り辛くなってきたら、最後は残りをザルで濾してスプーンで入れて下さい。
③配合餌と混ぜる
アジパワーなどの粉状の配合餌と混ぜると集魚力がUP、カサ増しにもなり、さらにドリップも吸収してくれるので一石三鳥‼︎。
使い捨てのビニール手袋をして混ぜるのが一番しっかりと混ぜられます。バケツの角に粉が溜まりやすいのでシッカリ混ぜ込みましょう。
混ぜ具合は配合餌のパッケージに書いてある説明を参考にして下さい。
サビキ釣りの釣り方
コマセをカゴに詰めたら、垂直に仕掛けを投入するのですが、この時糸が巻かれているリールのスプールには人差し指を添えておき、狙いたいタナまで落としたら人差し指でラインの放出を止めベールを戻します。
次に、竿先を水平よりやや下げて、竿先を2〜3回上下に60cmくらい動かしてコマセを撒きます。あとは、動かさずに竿を水平に構えて、アタリが出るのを待ちます。
直ぐ近くに魚がいれば、10秒も待たずに何らかの反応があるはずです。魚がヒットすると、ハッキリと竿にブルブル振動が伝わるので、焦らずゆっくり巻き上げましょう。
アタリが出てから少し待って追食いさせ、多点掛けを狙うと効率よく数釣りができます。ただしオモリの重さに対して魚がのパワーが強いと、仕掛けを引っ張り上げてしまい、グシャグシャに絡んでしまうので注意が必要です。
仕掛けが絡まるならオモリを重くするか、欲張らずに早めに回収しましょう。ゆっくり巻き上げながら追い食いを誘うのも一つのテクニックです。
安全に堤防からサビキ釣りを楽しんで下さいね!

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②カゴサビキ釣り/ウキサビキ釣り
サビキ釣りにウキを組み合わせて、少し沖に居る魚を釣れるようにしたのが「浮サビキ釣り」です。
ウキサビキ釣りのメリットは、足下では釣ることの出来ない、沖を回遊する魚を釣れることです。
足元に魚がいなくても、少し沖なら釣れる可能性がありますし、沖は40cmくらいあるサバなども回遊してきます。
仕掛けを投げる必要があり、釣れる魚も大きくなるので、通常のサビキ釣りより頑丈なタックルと仕掛けが必要になります。
ウキサビキ釣りに必要な道具

出展 http://アジ釣り.net/ukisabiki.html
ウキ5〜10号
ウキサビキ釣りでは、目立つ羽根が付いた大きなプラウキや発泡ウキを使用します。
投げるウキとオモリの号数は比例するので、使用するオモリの号数に合わせてウキも選びましょう。
・オモリ
ウキの浮力と適合するナス型オモリを使用り
使用するオモリは、必ず釣竿が対応するオモリ負荷の範囲内で選んでく下さい。
オモリが重いほど仕掛けを遠くまで飛ばすことが出来ます。
・ウキ止め糸
道糸に「ウキ止め糸」を結んだ場所がウキ止めになり、ウキ止め糸を結ぶ場所を変えることで、自由に狙うタナを変更できます。
専用のウキ止め糸もありますが、ナイロンラインの1〜2号でも代用可能です。
・シモリ玉
ウキの穴が大きいと、ウキがウキ止め糸をすり抜けてしまうので、道糸の号数と同じ直径の穴が空いたシモリ玉を取り付けます。
道糸に適合した「誘導スイベル」を介して、道糸とウキを接続しているなら、基本的に無くても大丈夫です。
・カゴ
ウキサビキ釣りでは、プラカゴが使用されます。
・サビキ仕掛け
ウキサビキ釣りでは、仕掛けを投げた際に切れないように、必ず幹糸が3号以上のサビキ仕掛けを選びましょう。
サビキの全長は、1〜1.5m以内が投げやすくおすすめです。
仕掛けの準備・釣り方
仕掛けのセッティングは、「シモリ玉→ウキ→プラカゴ→サビキ仕掛け→オモリ」の順に取り付けます。
画像ではウキの下に絡みを防止する「カラマン棒」が付いています。付けた方が多少は仕掛けが絡み難くなるりますよ。
最後に、狙いたい水深に合わせて、仕掛けの位置から狙う水深ぶん離れた位置にウキ止め糸を取り付けます。
実釣
仕掛けを投げる際には、スプールに軽く人差し指を添えてサミングを行うと仕掛けが絡みにくいですよ。
サミングしないと着水時に、先に着水したサビキ仕掛けの上にカゴが落下してしまい、サビキが絡まってしまいます。
仕掛けが安定してウキに重みが乗ったら、1〜2回竿を煽りコマセを撒いて魚を寄せましょう。
反応がないなら、上下に1mづつタナを変えながら、魚の居るタナを探ってみよう。
釣れるタナがわからない場合は、近くにいる釣れている人に聞いて下さい。
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ちょい投げ釣り

出展https://blogs.yahoo.co.jp/bokunchiatashinchi/26248354.html
ちょい投げ釣りとは、本家の投げ釣りよりも軽いオモリを使用して、軽くてちょいと投げて近くにいる魚を釣る釣り方です。
コンパクトロッドやルアーロッドでも手軽に楽しむことが出来ます。
餌に女性が苦手な虫餌・イソメ(ゴカイ)を使用するのですが、最近はパワーイソメなど人工餌も販売されているので、イソメが苦手な人でもちょい投げ釣りを楽しめますよ。
ちょい投げ釣りに必要な道具
・天秤
投げ釣りには仕掛けの絡みを防止する「天秤」と呼ばれる、オモリと天秤が一体になった道具を使用します。
天秤は主に「L型天秤」と「ジェット天秤」が使用されます。
L型天秤は最も一般的に使用される天秤で、多少潮流が早くても仕掛けが流されにくいのが特徴。
オレンジの羽が付いたジェット天秤は、仕掛けの回収時に浮き上がりやすく、足元付近に根が有る場所では根掛かりを回避することができます。
その代わり、ジェット天秤は水の抵抗を受けやすいため、潮流が強いとコロコロと転がってしまい、仕掛けが流されてしまいます。
・投げ釣りの仕掛け
投げ釣りは対象となるキスやハゼなどの魚が吸い込みやすい流線鈎で、2〜3本鈎の仕掛けが主流。
仕掛けには鈎のサイズが記載されているので、小さい仕掛けと大きい仕掛けを用意しておけば、ハゼからイシモチ、ヒラメなどに対応することが出来ます。
餌
投げ釣りで使用される餌は、イソメと呼ばれる虫エサ(ゴカイ)がお馴染みです。
イソメにも幾つかの種類があり、動き、匂い、大きなどの特長が違うので、虫餌をうまく使い分ける事が、投げつりで釣果を伸ばすコツですね。
・アオイソメ
最もポピュラーなイソメ(虫エサ)で価格も比較的安価だし、あらゆる魚を釣る事ができる万能エサですね。
アオイソメは生物発光すると言われており、夜釣りの餌としても向いている。
・イワイソメ
投げ釣りからウキ釣りまで幅広く使える大物狙いに使われるエサ。匂いが強く魚を引き寄せる。アオイソメとは味が違うらしく、使い分けで釣果に違いが現れる。アオイソメとイワイソメを交互に鈎に付けて使う使い方もある。良く釣れるエサを探す場合に有効。
・ジャリメ(イシゴカイ)
細身の虫エサで、シロギスの数釣りに適していると言われる虫エサ。特にピンギスと呼ばれる小型のシロギスに有効な餌だ。
・コガネムシ
コガネムシとイワイソメは、カレイ釣りで定番の虫エサ。欠点は、身が柔らかく遠投には向かないこと。
・人工餌
虫エサが苦手な人には魚が好きな匂いを出す素材で人工的に作られた餌がおすすめ。石粉イソメに塗すと滑り難くなり掴みやすくなる便利なアイテム。
竿立て/三脚
ちょい投げ釣りで置き竿にするなら、竿立ては必須のアイテム。餌を付ける際に釣り竿を置いておく場合も役立ちます。
置き竿で釣る場合、釣竿は斜め45°くらいの角度にに設置しないと、魚のアタリがよく分かりません。
置き竿にするなら、必ず三脚や竿受けに設置しましょう。
ちょい投げ釣りの釣り方

出展https://blogs.yahoo.co.jp/bokunchiatashinchi/25971824.html
餌はハゼ、キス、イシモチが狙いであれば、イソメの頭を落とし、鈎に添うように刺して、垂らしが1〜2cmくらいになるようにカットして付けます。
釣り始めのうちは、魚にアピールするために長めに付けるのもおすすめです。
カレイが狙いなら、イソメを3匹くらい切らずにタップリと総掛にします。
仕掛けを投げ入れ着底したら、糸フケ(タルミ)を巻き取り、道糸が出来るだけ真っ直ぐ張るようにします。ラインに弛みがあると、魚がヒットしたり、餌を突っついても、なかなか竿にアタリが現れません。
・沢山釣りたいなら、手堅く手持ちで釣ろう。
ハゼやキス、イシモチを沢山釣りたいなら、置き竿にせず手持ちで釣るのが1番ですよ。
仕掛けを動かすことが重要で、投げ入れたらだけでは、その場所に魚が居なければお終いです。なので竿やリールを使い、ゆっくりと仕掛けを移動させて魚の居場所を探します。
竿で仕掛けを引っ張り動かす場合は、竿を手に持ち海側へ45°に傾け、3〜5秒かけてゆっくりと90°まで起こします。後は糸フケだけ回収しながら45°まで戻し繰り返すだけです。
リールで仕掛けを動かす場合は、ハンドルを3〜4秒で1回転くらいのペースで回して下さい。
・釣れるポイント
真っ平らな海底には魚は少なく、魚は大抵、駆け上がり、ヨブ、根の周りと砂地の境目と言った、海底に地形の変化がある場所に集まっています。
釣れるポイントは仕掛けを引いてくると、仕掛けが急に重くなるので、その付近には魚がいる可能性が高いと考えましょう。
仕掛けが重くなったら、少し動かさずに待ってみたり、少しだけ置き竿にしてみるのも良いですね。
ちょい投げでは闇雲に投げ入れて放 運任せにせず、魚を探して釣る事が釣果を上げるためには重要ですよ!。
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探り釣り(同突き仕掛け)
胴突き仕掛けでの探り釣りは非常に簡単で、ちょい投げと同じくらい仕掛けもシンプルです。
探り釣りは、海底に仕掛けを着底させて、底付近に生息する魚を狙う釣方です。
胴突き仕掛けで釣れる主なポイントは、敷石が入っているような堤防の足下、テトラの近く、磯、ゴロタ場などになります。
探り釣りに必要な道具
・胴突き仕掛け
・ナス型オモリ
・エサ
胴突き仕掛け
胴突き仕掛けはサビキ仕掛けに構造が似ていて、幹糸から釣り針の付いたハリスが2〜3本伸びています。
胴突き仕掛けの針には餌を付け、1番下のスナップにオモリを取り付けて使用します。
胴突き仕掛けは、魚種別にライナップされているので、釣りたい魚に対応した胴突き仕掛けを購入して下さい。
最初は色々な魚が食いつくように、鈎が小さい仕掛けを選んでおくのが無難で、鈎のサイズ別に2〜3種類の仕掛けを購入するのがベストです。
胴突き仕掛けは、海底の状態によって、根掛かりでロストしやすいので、予備の仕掛けは充分な数を用意して下さい。
・オモリ
3〜5号のナス型オモリが扱いやすい。
オモリは軽い方が根掛かりが少なくなります。
重さは、着底した時に底が感じ取れる、1番軽い重さを選んでみて下さい。
まずは3号と5号のナス型オモリを用意しておけば、大抵の堤防なら大丈夫です。
・エサ
エサ持ちの良いアオイソメなど虫エサを使用するのがおすすめ。カワハギ狙いならアサリの剥き身が有効です。
虫エサなら、探り釣りで釣ることの出来る、大抵の魚が釣れますよ。
カサゴ狙いなら、短冊状に切ったイカやサバ、サンマの身エサがおすすめです。
胴突き仕掛けでの釣り方
基本となるのは、岸壁際や足元付近に落として探る釣り方です。
着底したら糸を緩めないようにして、コンコンと海底を小突き、少しステイを挟みながら誘ってみましょう。
胴突き仕掛けは、キャストして使う事もできますが、幹糸の強度には注意して下さい。フルキャストする場合、最低でもオモリ1号に対して0.5号のライン強度が必要になります。
胴突き仕掛けでの釣り場、ハッキリとしたアタリが出るので、素早く竿を少しだけ持ち上げて合わせを入れ、しっかりとフッキングさせてから巻き上げましょう。
〈エサ取り〉
エサ取りと呼ばれる、ベラやカワハギ、フグ類はなかなかフッキングせず、エサばかり食べられてしまいます。
エサ取りも海底を小突く音で沢山集まって来てしまうのですが、探り釣りにエサ取りは付き物です。
あまりにも直ぐにエサが取られたり、針が噛み切られるようなら、少し場所を移動してみた方が良いかもしれません。
ウキ釣り
ウキ釣りと言えば、定番の釣り方と言ったイメージがありますが、海釣りでは狙うタナも幅が広く、撒き餌と針に付いた餌の同調を考えたり、本格的に楽しもうとするとウキ釣りは難しいものです。
慣れるまでは餌ばかり取られたり、外道しか釣れないこともあるはずです。
ウキで釣りたい明確な魚が決まっていないなら、サビキ釣りの方が楽しめるでしょう。
ウキで釣りでは大抵の魚が釣れますが、堤防からの釣りでは、主にメジナやクロダイ、アジ、ウミタナゴを釣ることが出来ます。
●初心者は固定ウキ仕掛けでの釣りが簡単
そんなウキ釣りで簡単なのが、固定ウキ仕掛けでのウキ釣りです。
固定ウキ仕掛けとは、道糸にゴム管でウキので固定して、一定の棚を流して狙う釣り方です。
固定ウキ仕掛けでの釣りは、水深の浅い場所での釣りや、表層付近まで魚が浮いている場合に有効です。
魚を寄せるために「撒き餌」を撒いて、集まって来た魚を釣り上げます。
〈ウキ釣りで釣れる主な魚〉
メジナ、クロダイ、スズキ
アジ、サバ、ウミタナゴ、コノシロ、メバル、サヨリ
スズメダイ、ヒイラギ
ウキ釣りに必要な道具
・仕掛け
ウキ、ウキ止めゴム、ガン玉、ハリス、釣り鈎
・餌
オキアミ、イソメ
・コマセ(撒き餌)
オキアミコマセorアミコマセ
必要に応じて集魚材も使用
釣竿・リール
万能竿でも構わないのですが、ウキ釣りに理想的な釣り竿は柔軟性のある磯竿です。
ウキ釣りでは1.5〜2号の細いハリスを使用するので、ハリス切れを防げる柔らかい「磯竿」が向いています。
足下から水面までの高さが2m以内の場所であれば、リールを使用しない「延べ竿」を使うのも良いでしょう。
ウキ釣りの仕掛け
仕掛けの順番は上から、ウキ・ウキ止め→ハリス→オモリ→釣り針→餌の順になります。
ハリスが短いなら、オモリは道糸に打っても構いません。
固定ウキ/ゴム管
固定ウキとは、道糸に通したゴム管にウキの尖った部分を差し込むことにより、道糸の一定の場所に固定できるウキのこと。
初心者が扱いやすいウキは、丸ウキの浮力が3B〜5Bくらいが、適度な重さがあるので扱い易くおすすめです。
浮力
ウキには必ず、製品ごとに浮力が設定されていて、ウキに記載されている浮力の表記が、ウキが対応するオモリの重さになります。
例えば、ウキに「2B」と記載されていれば、B2のガン玉で、ウキが安定する丁度良い浮き具合になります。
風が強い場合には、わざと少し重いオモリを使用して、ウキが沈まないギリギリの浮き具合に調整する事もあります。
・オモリ
ウキ釣りには、「ガン玉」と呼ばれる、球状の鉛玉に切れ込みを入れた、小さなオモリを使用します。
ガン玉の割れ目にラインを挟み、プライヤーでガン玉を挟んで、割れ目を閉じてガン玉を固定します。
強く挟み過ぎると道糸が切れやすくなるので注意しましょう。
道糸のキズを防止するために、ラバーコーティングされたガン玉もあります。
・釣り針・ハリス
初心者の方は、画像のように、あらかじめ鈎にハリスが結び付けてある仕掛けを購入するのが1番です。
いきなり小物用の鈎に細いハリスを結ぶのは難しいですからね。
現在、ハリス付きの釣鈎は、「メジナ」や「クロダイ」など、魚種別に沢山の種類が販売されています。
基本的には「メジナ(グレ)用」を選んでおけば、ほとんどの魚が釣れますよ。
メジナ仕掛けのメリットは、堤防で釣れる小物に丁度良い、小さい鈎の仕掛けがラインナップされているからです。
鈎とハリスのサイズは、10〜15cmの小魚がメインであれば、「鈎6号/ハリス1〜1.5号」の仕掛けがおすすめです。
道糸とハリスの接続は、小さなヨリモドシを使用しても良いですし、電車結びで道糸とハリスを直結しても構いません。
コマセ(撒き餌)
コマセとは、魚を集める撒き餌さのことで、堤防での小物釣りには、アミコマセか、オキアミコマセを撒き餌に使用します。
基本的には付餌に合わせてオキアミブロックを購入すると良いでしょう。
ウキ釣りに必要なアミコマセの量は、撒き具合にもよりますが、4時間の釣行で2〜3kgの量が目安になります。
●餌
エサは撒き餌と同じオキアミの使用が一般的。
解凍した撒き餌のなかから、形の良い物を選別しても良いですし、付餌専用のオキアミを別途購入しても構いません。
付餌用のオキアミには、ハード加工と呼ばれる餌もちを良くする加工、集魚力を上げる加工が施されたオキアミもあります。
オキアミにはS〜Lまで、いくつかのサイズがありますが、1番小さいサイズでも小針には大きいと思うので、その場合は、オキアミをハサミで鈎のサイズに合うように細かく切って取り付けます。
ウキ釣りの釣り方
仕掛けの準備
・ウキ/ウキ止めの取り付け
まず最初に、ラインにウキ止めゴムを通して、ハリスを結ぶ間にウキ止めが移動しないように、適当な場所でウキを刺して仮止めしておきます。
・ハリスと道糸を結束
次に道糸にハリスを結びます。
極小のヨリモドシを介して結ぶか、電車結びで直結のどちらかの方法で、道糸とハリスを結束しましょう。
・オモリの取り付け
ガン玉は鈎から30cmくらい離れた位置に取り付けましょう。
・ウキの位置決め
ウキの位置を狙う水深に合わせますが、コマセを撒いて魚の集まり易いタナを確認して、最初の位置を決めると良いでしょう。
釣り方

出展https://blogs.yahoo.co.jp/sacchinmylove/31237528.html
①餌付け
鈎先が僅かに出る大きさに切ったオキアミを鈎に刺します。
②仕掛け/撒き餌を投入
仕掛けを投入したら、ウキに向かって撒き餌を投入します。
撒き餌が沈む途中で、付餌から離れたい場所まで流れてしまう場合は、逆算して上流側にコマセを投入します。
③アタリ
コマセに集まって来た魚が、鈎に付いたエサに食い付くと、ウキにアタリが出るはずです。
基本的には、ウキが沈んだら竿を立ててアワセを入れ、ゆっくり仕掛けを巻き上げます。
アタリは出るけどエサばかり取られるなら、アタリがあった瞬間に合わせてみましょう。
〈釣れない場合〉
ウキ釣りで釣れない場合は、主に以下の理由が考えられます。
・釣り鈎、付けエサが大きい
・ハリスが太い
・撒き餌の中に仕掛けが入っていない。
〈ウキ釣りでハゼ釣りも出来る〉
ハゼのウキ釣りは意外と有名。
付餌はイソメを短く切って使用する。
ハゼのウキ釣りでは、エサが海底に付くようにウキの位置を設定するだけで、簡単にハゼを釣ることが出来ますよ。

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釣った魚は早めにクーラーに入れましょう!
釣った魚は水汲みバケツに入れることが多いと思いますが、ある程度バケツに溜ってきたら、死んでしまう前に氷と海水を入れたクーラーボックスに入れましょう。
特にサバやソウダガツオなどは、死亡した直後から人体に有害なヒスタミンの生成を始めます。サバに限らず、釣った魚は早めに冷やすことで安全に食べることができますよ!。
