レッドテールキャットの飼育|安易に購入しちゃ駄目! 水槽 サイズ 混泳 餌 病気

レッドテールキャットは南米原産の大型ナマズで、愛嬌のある顔付きと鮮やかな赤色尾鰭が特徴です。
レッドテールキャットはブリードが盛んで、幼魚が格安価格で販売されており、ホームセンターのショップでも見かける事もあるほど定番の魚となっています。

レッドテールキャットは人にも慣れるし、寿命も長く10年以上生きるので、犬猫と同じ感覚で飼育が可能です。

しかし、安価に売られているレッドテールキャットは安易に飼育するべき魚ではなく、レッドテールキャットの飼育には、180cm以上ある大型の水槽が必要になります。

レッドテールキャットが終生飼育できる水槽は床の補強無しに一般住宅に設置できません。
レッドテールキャットを飼育できる設備を揃えるには、数十万円ほどかかる事は良く覚えておいて下さい。

このような飼育できる人が限られる魚を安価に販売する販売店側の姿勢も問われています。
飼いきれなくなり放流されたレッドテールキャットが滋賀県の川で見つかったと言う情報もあります。

 

レッドテールキャットの特徴

レッドテールキャット
分布:南米、アマゾン、ペルー
全長:80〜100cm前後
寿命:10〜15年
性格:やや気が強い/個体差あり
水槽:180cm
水温:24〜30℃
水質:6.0〜7.5PH
混泳:注意すれば可能

レッドテールキャットは南米原産・アマゾン水系に生息する大型ナマズです。
最大で120cm程度まで成長する大型のナマズで、低層付近を生活圏にしています。
夜行性で夜になると活発に獲物を捕食するようですが、捕食自体は手頃なエサがあれば日中でもよく食べます。

タンニンによって紅茶色に染まった川に生息するレッドテールキャットは、腹部の白い部分が鮮やかな黄色く染まっている個体が見られる。

レッドテールキャットは釣りの対象としても人気で、エサ釣りやルアーで狙うゲームフィッシングの対象魚にされる事もある。

 

レッドテールキャットは懐く

レッドテールキャット 懐く

出展https://blogs.yahoo.co.jp/gousiu2011/4883033.html

よく人に慣れる魚であり、人影や足音に反応し、エサの投入口で立ち泳ぎをして待つ姿も見られ、簡単に手からエサを食べるようになる。
慣らせば頭を撫でたり、水面から出たヒゲにタッチしたりもできる。

 

レッドテールキャットの種類・バリエーション

ショートボディレッドテールキャット

寸詰まりな体型により、可愛らしさが増したショートボディのレッドテールキャットもいる。
通常のレッドテールキャットが飼育下で90〜100cmまで育つのに対し、ショートボディレッドテールキャットなら60cm程度で済むため、120×60×45cmくらいの水槽でも飼育が可能です。

90cm水槽でも飼育できると言われることもありますが、頭の幅は変わらないので90cm水槽は棺桶状態になるので可哀想ですね。
寸詰まりでも、そのダルマのような体型により、結構なボリュームがありますよ!
奥行き45cmだと体が曲がらないため、反転も斜めにならないと大変みたいです。

ショートボディレッドテールキャットの販売・取引価格は1〜9万円ほど。
ショートボディレッドテールキャットは体系が悪い個体が多いため、尾の骨が曲がった個体は非常に安くオークションサイトで取引されている。
完品と呼ばれるような綺麗な個体は10万円近い価格で取引されることも多い。

アルビノレッドテールキャット

目が赤く黄色っぽい体色をしている。

プラチナレッドテールキャット

プラチナレッドテールキャット

出展https://blogs.yahoo.co.jp/yamairon_w/12411226.html

レッドテールキャットにはプラチナ個体もおり、色味は純白から黄色味がかった感じのタイプまである。

 

レッドテールキャットの飼い方

レッドテールキャットは見た目が可愛らしいものの、やや気が荒く非常に大きな魚なので混泳魚を選びます。
遊泳層の異なるアイスポットシクリッドやアロワナ、カラープロキロダスなどとの混泳はよく目にします。

レッドテールキャットは成長速度が速く、毎日朝夕十分な給餌をして広く水槽で飼育していると、1年で50〜60cm、2年で60〜80cm、3年で70〜90cmまで成長します。
水槽サイズ、与えられるエサの量の関係で、100cmを超えるサイズに育てるのは容易ではありません。
また、明確なデータは有りませんが、成長速度に差があり、メスの方が大型個体に育つと思われます。

あと、ビッグサイズを狙うならワイルド個体を購入した方が良いかもしれませんね。
ワイルド個体は腹が白く、ブリードは腹が黒いと言われることがありますが、ワイルドも地域差か個体差があるようです。
腹が真っ白なレッドテールキャットはマニアに人気あり、やや高値で取引されている。

魚に負担の少ない方法で最大サイズを抑えたいなら、少しエサの量を控えて、ギリギリまで水槽のサイズアップを遅らせて飼育すれば、成長サイズを少し抑えることができる。
最終的に70〜80cmくらいで成長が止まると思われます。

ナマズ類は溶存酸素量が豊富な水を好むので、水槽にはエアレーションを施しましょう。酸素が豊富に溶け込んだ水では濾過バクテリアも活発に活動するため濾過の補助にもなりますからね。

●レッドテールキャット購入の注意点
購入する際は骨の変形、ヒレやヒゲの折れ・欠損がないか良く確認しよう。
あまりお店で長期間ストックされていると、餌を控えられている可能もあり、いつ入荷したかを聞いた方が良い。

 

●レッドテールキャットの幼魚の飼育

レッドテールキャット 幼魚
よく販売されているレッドテールキャットの幼魚サイズは4〜5cm程度。
夜行性なので幼魚のうちは日中土管やシェルターに隠れがち。幼魚が落ち着くように隠れ家を設置してあげよう。

幼魚と言っても丈夫な方で、酸欠と水質悪化にさえ注意すれば飼育に難しい事はない。
同じサイズの小型魚より体力もあるが、まだ水質の変化にも敏感なので、輸送や水温変化のストレスで白点病が出ることもある。
10cm程に育つまでは代謝が良くなるように水温を27〜28度上げておくと良い。

ただし、28度で育て続けるとエサ食いも良くなり成長速度が非常に早くなるので注意したい。

通常の飼育では肉食魚用の沈下性人工飼料を与えれば十分。朝夕軽く腹が膨らむ程度に与えよう。

巨大化を狙わないなら生き餌を与える必要はない。
魚の味を覚えると混泳魚への攻撃性が高くなる心配もある。

非常に成長速度が速いため、同じサイズの混泳魚を一緒に購入すると、大抵レッドテールキャットが先に育ってしまい、急に食われたり虐められてしまう。
レッドテールキャットは体長の半分以上ある魚も食べてしまうことがあるので注意が必要です。

●レッドテールキャットの最大サイズを狙うなら
レッドテールキャット
レッドテールキャット飼育下での最大サイズとなる100〜120cm程度まで巨大化させたいなら、水温を28度に保ち、水槽には常に生き餌を泳がせる必要がある。

どうしても生き餌を与えたくないなら、自動給餌器で人工飼料を2時間おきに小まめに与えたり、アジや牛ハツなどの生エサも与えよう。

 

レッドテールキャットの飼育水槽

レッドテールキャット 水槽
レッドテールキャットの飼育には、最終的に180×90×45cm以上ある大型のアクリル水槽が必要です。
奥行き60cmは、やや餌を控えて育てた個体にはギリギリ使えますが、やはり体長以下の奥行きになるため狭い感じは否めません。

多少エサを控えて成長速度をコントロールすれば、150×60×45cm水槽でも飼育できるとは思いますが、おすすめはしません。

レッドテールキャットは非常に力が強く、暴れると水槽を破壊することもあるので、アクリル水槽の板厚は通常より厚い水槽を注文します。
水槽メーカーにレッドテールキャットを飼育する旨を伝えて適切な板厚を選んで貰うのが懸命です。

幼魚のうちは45〜90cm水槽を利用しましょう。

 

レッドテールキャットの濾過フィルター

大型のナマズだけあって、レッドテールキャットは大食漢で非常に水を汚すため、オーバーフロー式か大型の上部式濾過層を選択します。

大きなフンや食べかすの除去にフィッシュレットを活用すると、フィルターの負担をかなり負担を減らすことが出来ますよ。

●パイプ類に注意
ナマズはフィルターの給水パイプと壁の間に無理矢理入ってポンプをずらしたり、パイプを外す・破壊する事故が多い。
ポンプは結束バンドをしっかり固定して、パイプをビニールホースに変えるか、完璧にガードできるコーナーカバーを使用したいところです。

●フィッシュレットを活用しよう

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フンや残餌と言った大きなゴミをエアーリフトで吸い上げるフィッシュレットは、大型魚飼育の定番アイテムです。
上手く活用できれば濾過層の汚れを大幅に減らせますよ!

 

レッドテールキャットのエサ

肉食魚用の人工飼料や金魚などの生き餌、アジや冷凍魚などを与える。
人工飼料だけでレッドテールキャットの飼育に支障はないが、同じエサばかりだと飽きるようなので、たまには金魚や川魚、アジなどの生エサも与えたい。

捕食しやすい沈下性(沈む餌)を与えるのが良いが、一応水面に浮いているエサも気づけば食べる。
まるでジンベイザメのように立ち泳ぎしながら浮いている餌を食べる姿は面白い。

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ひかりクレスト キャットはレッドテールキャットの幼魚飼育では定番の人工飼料。
成魚にちょうど良い大粒のビッグキャットもある。

 

レッドテールキャットの混泳

レッドテールキャット混泳
レッドテールキャットの幼魚と同サイズの大型魚の幼魚を混泳させると、大抵の場合は成長速度の速いレッドテールキャットの方が先に大きくなって、同居にんが食われてしまう。

混泳を考えているならレッドテールキャットは最後に水槽に追加した方がよいだろう。
レッドテールキャットを食べたり虐めないなら、レッドテールより大きな魚のいる水槽に入れるのが良い。

レッドテールキャットはやや縄張り意識が強い魚であり、少数で混泳飼育していると喧嘩することが多い。
理想を言えばレッドテールキャットと同サイズの魚を4〜5匹入れて混泳させたい。

餌やりもレッドテールキャットばかり食べる事の無いように、沈下性と浮上性の餌を上手く使い分けたい。

同じ低層魚がいると結局レッドテールキャットばかりがエサを捕食することになり、レッドテールキャットの腹が満たされないと他の低層魚に餌が十分に回らない。
低層魚と混泳させるならエサのセーブは出来ないと考えて下さい。

【レッドテールキャットとの混泳に適した魚】
ピラルク
ナイルパーチ
シルバーアロワナ
オスフロネームスグラミー
コロソマ
アイスポットシクリッド
オキシドラス
タイガーシャベル
ガーパイク(現在は国内での飼育が不可)

【レッドテールキャットとの混泳に不向きな魚】
ポリプテルス
淡水エイ
その他・オスカーなど30〜40cmの魚は要注意

ポリプテルス系は細長いため簡単に口に入るし、レッドテールキャットと同サイズであっても、無理矢理折り曲げて食べられてしまう可能性があるので危険。
あえてポリプテルスで成魚のレッドテールキャットとの飼育に向いている種類を挙げるなら、ビキールビキールやエンドリケリーコンギクスあたりか。

淡水エイはデリケートなので、気が強いレッドテールキャットに虐められて直ぐに死んでしまう可能性がある。レッドテールキャットの性格次第では混泳も無理ではない。

オスカーなどの最大全長が30〜40cmの魚も、成魚のレッドテールキャット(80〜100cm)に食べられる可能がある。

 

レッドテールキャットの病気

通常の熱帯魚が飼育できる環境であれば、基本的に簡単には病気に掛かりません。
幼魚期のみ白点病に注意しますが、20cmにもなると病原性の病気には滅多にかからないと言える。

レッドテールキャットが体調不良をおこす原因として、水質の悪化が原因となる可能性が非常に高い。
濾過不足やPHの下がりすぎ、硝酸塩の過剰な蓄積や溶存酸素量の不足に注意しよう。

大食漢なレッドテールキャットは非常に水を汚すし、濾過層に溜まるヘドロによる濾材の詰まりも速い。
硝酸塩の過剰な蓄積とPHの低下を起こしている水槽は多いと思う。

レッドテールキャットの動きが悪く、代表が白く濁ったり、ヒゲが溶けたりするなら、上記の硝酸塩とPHを試験紙を使用して確認しよう。

毎週半分以上の水換えをするか、水換えを週2回に増やすなどの対策が必要となる。

 

レッドテールキャットの盆栽飼育は止めよう

レッドテールキャット
大きな水槽が置けない人向けに盆栽飼育をレッドテールキャットの盆栽飼育を勧めるような記事を目にしますが、水温を適切値より下げたり、餌を極端にセーブするのは明らかな虐待です。

多少エサを控えたり、水槽のサイズアップを遅らせるのは良いでしょうが、水温を20〜24度にして痩せないギリギリに餌をセーブするやり方は「飼育」とは言えません。

失敗すると体型が変な個体になったり、背骨の湾曲がおきたりして早死にしてしまいます。

盆栽飼育などと言う虐待に近いし飼い方しかできないなら、そもそもレッドテールキャットを飼育するべきではないでしょう。
大型魚を大きく育てないなんて無意味であり、本来の魚の姿を見て楽しむ観賞魚飼育とは到底いえません。

盆栽飼育なんて自慢にもなりませんし、恥ずべき行為です。

ただでさえ魚を人の都合で水槽に入れて飼育している訳ですから、出来るだけ良い環境を整えてあげるのが飼育者の責任だと思います。

レッドテールキャットのサイズを70cm程度に抑えたいなら、ショートボディのレッドテールキャットを購入して普通に飼育してあげましょう。
ショートボディなら奥行き60cmの水槽で大丈夫です。

しっかりと飼育設備を準備して愛くるしい大型ナマズ、レッドテールキャットの飼育を楽しんで下さい。

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