熱帯魚水槽の選び方|水槽5種類の特徴・メリット・デメリット ガラス アクリル プラスチック FRP コンクリート

熱帯魚や鑑賞業の飼育に必要になる水槽ですが、水槽にはガラスやアクリルなどの素材や、その構造にも沢山の種類があります。

水槽ごとに特徴・特性とメリット・デメリットもあるので、飼育する魚や生態に合わせて最適な水槽を選ぶ必要がありますよ。

さらに水槽は重量物なので、床が抜けないように水槽と入る水の重さにも注意しないといけません。

 

熱帯魚水槽の選び方

水槽の重さ

水槽 重さ
水槽に入る水の重さは、水槽を「縦×横×高さ」で体積を割り出す事で、おおよその水量を計算できます。

基本的に水槽自体の重量と中に入る水量は、販売されている水槽のパッケージや、貼ってある説明シールに必ず記載されているはずですよ。

木造住宅で確実かつ安全に設置出来る水槽サイズは「60cmレギュラー水槽(60×30×36cm)」です。
90cm以上の水槽を設置するなら設置場所に注意したり、床の補強が必要になる場合もあります。

鉄筋コンクリート造のマンションなら120cmサイズの水槽は普通に設置出来るでしょう。
筆者はマンションに180×60×60cmの水槽も設置していました。
賃貸住宅の場合は契約内容も確認して下さい。

 

水槽の種類

ガラス水槽

レッドテールキャット 水槽
ガラス水槽は熱帯魚飼育の定番水槽で、アクアリウムでは最も普及しているタイプの水槽です。
ガラス水槽の特徴は、とにかく大量に量産されているため、120×45×45cm以下の水槽は価格が安く入手が容易です。
60cmのガラス水槽で3000円以内での購入が可能です。

ガラス水槽を大きく分けると、プラスチックの縁のある最も一般的なタイプと、縁がないオールガラス水槽に分けられます。

〈ガラス水槽の特徴〉
価格:★★★★☆
強度:★★★☆☆
耐久性:★★★★☆
重さ:★★☆☆☆

【ガラス水槽のメリット】
●価格が安い
●簡単に手に入る
●傷が付きにくい

【ガラス水槽のデメリット】
●硬い物が当たると割れる

ガラス水槽の種類

●オールガラス水槽
オーバーフロー水槽
オールガラス水槽はガラス板とシリコンのみで作られた水槽で、縁がないため水中を切り抜いた様なインテリア性の高さが特徴だ。
インテリア性を重視する人に人気があり、水草水槽や海水魚・サンゴの飼育に良く利用されている。

縁がない分ガラスの厚みが数ミリ厚くなっている製品が多く、縁有り水槽より少し重くなってしまうことがある。

●底面プラスチック
45cmまでのガラス水槽には底面だけプラスチックになっている水槽がある。

●オーバーフロー水槽
水槽にフロー管と呼ばれるパイプが設置された水槽。
水槽の下に広い濾過槽が設置できるため、デリケートな海水魚やサンゴ、大型熱帯魚の飼育で使用されている。
加工の手間がかかるため、水槽の価格は3倍程になってしまう。

●フランジ付き

オールガラス水槽には水槽内側の上部にフランジと呼ばれる、出っ張りが付いた水槽がある。
ガラス水槽に付いているフランジの目的は、フタ受けやフタの固定、地震による水漏れの防止などがある。

●コーナーカバー付き
コーナーカバーにはオーバーフローのフロー管をガードし隠す役割がある。
必ずしも必要ではないが、水槽内で配管が目立たなくなり、大型魚の飼育では衝突によるフロー管の破損を防止できる。

●ワームプロテクト
ワームプロテクトとは水槽内側のシリコンをガードする為に樹脂などが貼り付けられたもので、シリコン部分を触ると触るとカチカチに固くなっている。
シリコンを齧るプレコの飼育で役立ちます。

 

アクリル水槽

出展https://blogs.yahoo.co.jp/kaitorikingkong/40919957.html

アクリル水槽とはアクリル板を溶剤系の接着材で接着して作られた水槽。
アクリル水槽は強度と透明度が高く、自重もガラス水槽より軽くなる。

アクリル水槽を注文する場合は板色の変更も可能で、鑑賞面以外のアクリル板を黒や青、白にする事が可能。
魚の体色を濃くするために、底面や背面を黒にする人が多い。

アクリル樹脂は衝撃に強く、石や大型魚がぶつかってもガラスより割れにくい。
しかし、樹脂であるためガラスより傷が付きやすいため、水槽面を齧る習性のあるプレコの飼育には適していない。

アクリルに細かい傷が着くと曇りガラスの様に白く濁ってしまうが、一応アクリル用の研磨材で磨くことで透明な状態に戻す事ができる。

120×45×45cmの120cmレギュラー水槽まではガラス水槽の方が安いが、120×60×45cm以上の水槽ならアクリル水槽の方が安くなり、自重も遥かに軽く作られている。

〈アクリル水槽の特徴〉
価格:★★★☆☆
強度:★★★★★
耐久性:★★★★☆
重さ:★★★★☆

【アクリル水槽のメリット】
●衝撃に強く割れにくい
●大型水槽ほど安い
●自重が軽い
●透明度が高い
●板色の選択が可能
●加工の自由度が高い

【アクリル水槽のデメリット】
●傷が付きやすい
●120cm以下だとガラス水槽より割高

アクリル水槽の種類
●オーバーフロー水槽

オーバーフロー加工されたアクリル水槽。

●コーナーカバー付き
フロー管をガードするカバーが付いたアクリル水槽。

●帯付き
アクリル水槽きは上下に黒い帯が付いたタイプがある。
帯付き水槽は帯の上まで水を入れると、水面の境目に着く汚れが見えないのがメリット。

●◯面ブラック(ブラック以外のカラーもあり)
色付きのアクリル板を使用したアクリル水槽は、使用した色付きの板により、背面ブラックや底面ブラック、4面ブラックなどと言う。
色を変更するアクリル板の枚数がほど価格が高くなる。

 

プラスチック水槽


30cm以下の小型水槽にはプラスチック製の水槽もあり、非常に安価に購入する事ができる。
ガラス水槽と違い、非常に軽く簡単には割れないため扱いやすいのが特徴です。

小型水槽としては軽く耐久性も十分なため、ちょっとした水槽を省スペースに置きたい場合に利用される。
カウンターなどで極少数のメダカや金魚、ベタ、ウーパールーパーを飼育したりするなら丁度良い。

石や物が当たってもガラスの様に割れないため、子供がいる家庭でも安心。ザリガニなどの採取したい生き物を飼育するのにも丁度良い。

プラスチック水槽はカニやカメが当たると「カンッカンッ」と高い音が出るため、飼育する生き物や設置場所によっては音が気になるかもしれない。

割れにくく移動や洗浄も簡単であるが、プラスチック水槽はアクリルよりも傷が付きやすい。

〈プラスチック水槽の特徴〉
価格:★★★★★
強度:★★★★☆
耐久性:★★★☆☆
重さ:★★★★★

【プラスチック水槽のメリット】
●非常に安い
●軽量
●割れにくい

【プラスチック水槽のデメリット】
●傷が付きやすい
●物が当たると音がうるさい
●太陽光に長期間当たると白くなる

 

FRP水槽

FRP水槽 熱帯魚

FRP水槽はガラス繊維を樹脂で何層にも貼り合わせて作られた水槽で、風呂桶のようなタイプから、正面に鑑賞用の窓が付いたタイプがある。

3mを超える大型水槽で利用されており、3m以上の大型水槽ならアクリル水槽よりコストも安く済むはずだ。

とにかく超大型の水槽ほどFRP水槽の方が安く済むし、アクリルや強化ガラスの窓を正面に付けると鑑賞面でアクリル水槽と差もなく、断熱材を入れるなど加工が可能なため大型魚マニアに人気が高い。

窓付FRP水槽は正面以外にも窓はつけられるが、正面以外に付けると耐久性も下がるし、アクリル水槽とコスパが変わらなくなることも多いので、主に正面からの鑑賞用と考えたい。

〈FRP水槽の特徴〉
価格:★★★★☆(超大型水槽の場合)
強度:★★★★★
耐久性:★★★★★
重さ:★★★☆☆

【FRP水槽のメリット】
●巨大水槽はFRPが安い
●強度・耐久性が高い
●加工の自由度が高い
●断熱性を高められる
●現地での製造も可能

【FRP水槽のデメリット】
●超大型水槽以外は割高
●市販品が少ない
●鑑賞窓を増やすと高くなる
●鑑賞窓の数にも限度がある

 

コンクリート水槽

熱帯魚水槽 コンクリート
このタイプは家を建てる際に設計してもらい、建築時に基礎と一体化して組み込む必要があるが、搬入が困難な住宅街でも超大型水槽が設置できるし、5m以上の水槽ならアクリルよりコストが安く済む可能が高い。

設計の自由度が高く、途中からL時に曲がった水槽の設計も可能。
水族館の大型水槽と同じタイプになり、内側は防水塗装やFRPでコーティングされている。

内側を硬質の断熱材とFRPでコーティングコーティングすれば、断熱性も高まり、ピラルクや大型ナマズなどが激突しても断熱材が潰れて衝撃を吸収してくれるため、魚のダメージを和らげる事が出来る。

コンクリート水槽を導入するためには、建築会社と水槽の施工会社で綿密な打ち合わせが必須です。
手間はかかりますが、生涯付き合っていく水槽なので良く考えて計画を立てましょう。

〈コンクリート水槽の特徴〉
価格:★★★☆☆
強度:★★★★★
耐久性:★★★★★
重さ:★☆☆☆☆

【コンクリート水槽のメリット】
●設計の自由度が高い
●車で運搬出来ないサイズの水槽も作成可能
●狭い道の先にある住宅にも設置が可能

【コンクリート水槽のデメリット】
●一から設備を設計する手間がかかる
●移動ができない
●設備の変更が難しい
●不要になった時の除去が大変

自分に合った水槽を選んで快適なアクアライフを送りましょう!

 

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