熱帯魚飼育入門|必要な初期費用や飼育機材・水槽の立ち上げ方法 飼い方 フィルター 餌


熱帯魚は飼育が難しそうなイメージがありますが、実は基本さえ覚えておけば、熱帯魚の飼育は金魚などと変わらず意外と簡単なんです。

今回は飼育が簡単な熱帯魚飼育の基礎知識や熱帯魚、飼育に必要な水槽やフィルター、水質調整材と言った飼育機材を詳しく紹介します。

 

熱帯魚ってどんな魚?


アクアリウムで言うところの「熱帯魚」とは、赤道に近い熱帯から亜熱帯に生息する魚のことを指し、飼育する為に26度前後の水温を保つ必要があります。

ペットショップで販売されている魚には海水魚も居ますが、アクアリウム的には熱帯魚と海水魚はジャンル的に区別されています。
熱帯魚と言えば一般的には熱帯に生息する淡水魚と認識して良いでしょう。

熱帯魚飼育の魅力


熱帯魚はリビングの水槽で優雅に泳ぐ綺麗な姿を楽しめる人気のペットです。
犬や猫ほど手間や飼育費用もかからず、匂いと鳴き声もなく寂しがったりもしないので、集合住宅でも気軽に飼育を楽しめます。

一言で熱帯魚飼育と言っても熱帯魚の種類や飼育スタイルは千差万別です。
キッチンカウンターに小型水槽を置いてグッピーやテトラの飼育を楽しむ人もいれば、1mを超える大きな水槽でアロワナやナマズなどの大型熱帯魚を飼育する人もいます。

少し難易度は高くなりますが、インテリ性を重視する人は水草で水槽内を綺麗にレイアウトしたりしますね。

●ペット派
熱帯魚の飼育を始める人は、熱帯魚をペットとして迎える人が多いでしょう。
熱帯魚は犬猫の様に鳴き声も出さないので集合住宅でもご近所の迷惑になりませんし、家を留守にしても寂しがらないので不在がちな人でも心配いりません。

魚のペットは無表情なイメージがありますが、熱帯魚の中には人に良く懐く魚もおり、表情豊かで人を識別することが出来る魚もいるんですよ。

●コレクション派
レアな魚や模様・色違いを集めるのも楽しみ方の一つです。
熱帯魚には同じ種類でも色や模様が全く違う魚もおり、それらをコレクションしている人も多いですね。

色と模様が違う魚と言うと、ディスカス、アジアアロワナ、オスカーなどが有名です。

●ブリーディング派
熱帯魚の繁殖(ブリーディング)を楽しむのも楽しみ方の1つです。
グッピーやプラティなど卵胎生の熱帯魚なら、熱帯魚飼育が初めての人でも簡単に増やすことができますよ。

【熱帯魚飼育のデメリット】
熱帯魚の飼育に限らず、ペットを飼育する以上はデメリットは必ず存在するものですが、水を入れた水槽を扱う以上、熱帯魚飼育では無視できない問題もいくつか存在します。
熱帯魚飼育のデメリットを把握してから飼育を始めましょう。

●水漏れ
地震や不注意、設備のトラブルによって水が漏れてしまう可能性は必ず存在します。
火災保険や自賠責保険で対処可能なので、被害を心配して飼育を諦める必要は無いとは思いますが、賃貸住宅の2階以上だと被害が心配ですね。

●重量
熱帯魚の水槽は60cm水槽で約50ℓの水が入ります。
水槽本体と水槽台やフィルターの重量を合わせると、90〜100kg近い重さになります。

法律上必要な床の強度は「1平米あたり180kg」で、これは1mの正方形に180kgまでの物が置ける訳ですから、60cm水槽くらいは余裕で設置することができる訳です。
実際には床の強度はかなり余裕を持って作られているので、90cm水槽くらいなら大抵の家に設置できますよ。

●カビ
水槽を置くと部屋の湿度が上がり、カビが発生し易くなります。湿度計で確認して、湿度が70%を超えたら換気や除湿機で対処しましょう。

 

飼育が簡単な熱帯魚

水槽や飼育機材を選ぶ前に、まずは飼育したい熱帯魚を選ぶ必要があります。
下記では飼育が簡単な熱帯魚と、飼育に適した水槽サイズ、飼育できる数の目安を紹介しています。

【30〜45cm水槽で飼育できる熱帯魚】
ネオンテトラ、カージナルテトラ、ブラック/レッドファントムテトラ、グローライトテトラ、ラミーノーズテトラ
グッピー、プラティ、モーリー、ラミレジィ、ドワーフグラミー 、アカヒレ、ベタ
小型プレコ、コリドラス、サカサナマズ、タティア
アベニーパファー、クーリーローチ
●飼育匹数の目安:8〜15匹

綺麗で丈夫なネオンテトラなど小型のテトラやグッピー、プラティは熱帯魚飼育入門に最適です。
グッピー・プラティ・モーリーは繁殖も容易で、初めて熱帯魚を飼育する初心者でもブリーディングを楽しめますよ。
中層〜表層を泳ぐテトラやプラティと、低層を泳ぐコリドラスを組み合わせるのも見栄えが良くなりおすすめです。

【60cm水槽で飼育できる熱帯魚】
エンゼルフィッシュ、ディスカス、セベラム、ゲオファーガス
パロットファイヤーシクリッド、ポリプテルス・セネガルス、ポリプテルス・デルヘジィ
バトラクスキャット
●飼育匹数の目安:3〜5匹

60cm水槽になるとテトラより少し大きい10〜20cmのエンゼルフィッシュやディスカス、小型ナマズや小型のポリプテルスと言った熱帯魚の飼育が楽しめるようになります。

【90cm水槽で飼育できる熱帯魚】
オスカー、フロントーサ、フラワーホーン、テキサスシクリッド
テトラオドン・ファハカ
セルフィンプレコ、シノデンティス、クラリアス
●飼育匹数の目安:2〜3匹

90cm水槽は60cm水槽の3倍近い水量となり、20〜30cmの魚を2〜3匹ほど飼育することができます。
人に良く懐くペットフィッシュと呼ばれるオスカーやファハカなどの中型熱帯魚を飼育するのもおすすめです。
2〜3cmの小型熱帯魚であれば30〜40匹は余裕で飼育でき、迫力のある群れの群遊を楽しめます。

他の魚と混泳(同居)出来ない、適さない熱帯魚も居るので、各熱帯魚の飼育情報を調べて下さいね。

 

●初心者におすすめの水槽サイズは60cm水槽
熱帯魚飼育の入門におすすめの水槽サイズは、適度な水量があり飼育できる魚も多い60cm水槽です。

初心者は小さい水槽から熱帯魚飼育を始めるイメージがありますが、初心者こそ水量の多い大きめの水槽選らんだ方が熱帯魚の飼育を成功させやすい。

このサイズの水槽は水量もあるため環境変化が少なく、初心者でも非常に扱いやすいのが特徴です。

30cm以下の水槽は水量が少なく、水質悪化も早いし、水替えでの水質変化も多いため、魚に負担がかかりやすいのです。

 

熱帯魚の飼育に必要な道具

水槽

熱帯魚水槽
熱帯魚を飼育水槽にはガラス水槽、アクリル水槽、プラスチック水槽などがある。
ガラス水槽は、水槽と言えば基本的に「ガラス水槽」を指すほど最も普及している水槽で、価格と流通数は最も多い。

最も熱帯魚の飼育で使用率の高い水槽は、間違いなくガラス水槽です。
基本的に熱帯魚の飼育では「ガラス水槽」を選べば良いのですが、以下で簡単に水槽の素材による特徴を紹介します。

●ガラス水槽
ガラス水槽のデメリットは、やはりガラスが割れて飛び散る可能性がある点でしょう。小さい子供のいる家庭では設置場所に注意が必要ですね。

●アクリル水槽
アクリル水槽は大型水槽では定番。アクリルは衝撃に強く、割れてもガラスのように鋭い破片が飛び散らないため、60cmくらいの水槽でもアクリル水槽を選ぶ人も居ます。

120cm以下の水槽だと、アクリル水槽はガラス水槽に比べてかなり割高になりますが、割れにくく安全性が高いので、子供のいる家庭に置くならアクリル水槽を選ぶと安心ですね。

●プラスチック水槽
プラスチック水槽は、主に20〜30cmの小型水槽に見られます。
小型水槽もガラス水槽が大半ですが、メーカーによってはプラスチック製の水槽も製造しており、見た目はガラス水槽と同じです。

プラスチック水槽と似た物にプラケースがありますが、プラケースは傾斜が付いていたりして、取り付けられるフィルターの制約が多いため熱帯魚の水槽にはおすすめ出来ません。

●熱帯魚水槽5種類と特徴を紹介

 

水槽台


水槽台は水槽を乗せる専用の台です。
水槽台を使用することで、水槽の破損や台の倒壊と言った事故を防ぐことができます。

シューズボックスや適当な棚の上に水槽を置くと、台が歪んで水槽が割れてしまうため、水槽は必ず水槽専用の台に置きましょう。

●水槽台の種類と特徴を紹介

 

フィルター


熱帯魚ね飼育で非常に重要なのがフィルター(濾過器)と呼ばれる機材です。
閉鎖された環境の水槽内では飼育水を浄化するフィルターと呼ばれる機材が必要不可欠。

市販のフィルターには幾つかの種類があるため、用途や飼育水槽の大きさ、魚の数や種類に応じて適切なフィルターを購入しましょう。

【主な熱帯魚フィルターの種類】
●外掛け式フィルター

出展charm

水槽の縁に引っ掛けて使うフィルターで、カートリッジを交換するだけとメンテナンスが楽ちんです。
主に小型熱帯魚をゆったりと飼育する場合におすすめです。

外掛け式フィルターのデメリットとして、濾過槽の容量が少なく、カートリッジを交換する度にバクテリアが減るのが難点。
カートリッジを交換したらバクテリアの添加剤を投入したい。

●上部式フィルター

水槽の上に設置出来る上部式フィルターは、市販のフィルターの中では最も高い濾過能力を持つフィルターと言えます。

沢山の魚を飼育する場合や、水を汚しやすい魚・大型魚を飼育する場合にもよく利用されています。

広い濾過槽には沢山のろ材を投入でき、構造的に飼育水が酸素と触れ合う機会も多いため、過密飼育をしなければエアレーションも必要ありません。

上部式フィルターのデメリットは、水槽上部を半分くらい覆ってしまうのと、Co2を逃しやすいので水草の飼育には適さない点が挙げられます。
あとは水槽にフィルターが乗るのでインテリア生が少し低いなりますね。

●内部式フィルター

内部式フィルターとは、水槽内に設置して使用するフィルターのことで、通称「ブクブク」とも呼ばれるエアーで作動するタイプや、水中ポンプで作動するタイプがある。
熱帯魚を小型水槽で飼育する場合に役立つフィルターだ。

上記の3タイプは30〜60cmの水槽セット(飼育セット)に付属している事が多いフィルターで、どれもシンプルな構造で初心者でも扱いやすいですね。

 

ヒーター


ヒーターは熱帯魚飼育の必須アイテム。
熱帯魚は水温を26℃前後に保つ必要があるため、冬はもちろん、真夏以外の季節の変わり目も水槽にヒーターを入れておく必要がある。

夏でも急に寒くなる日があるし、エアコンの風が直接当たると夏でも水温が下がる場合もあるので、基本的には通年を通して入れておくのが一番だろう。
水温が適正値以上なら作動しないので電気代の心配もいらない。

〈ヒーターの種類〉
オートヒーター

オートヒーターとは、26℃など予め決められた数値に水温を維持してくれるヒーターです。

サーモスタット付き

ダイヤル式のコントローラーが付いており、水温を任意の数値に設定できる優れもの。

ディスカスなど通常の熱帯魚より高い水温を好む熱帯魚や、大型熱帯魚の幼魚の飼育、熱帯魚が病気になった場合の治療で26℃以上に設置する必要がある際に役に立ちます。

サーモスタット付きヒーターの価格はオートヒーターの2〜3倍ほどになります。

●ヒーターカバー
ヒーターカバーは付属しているヒーターと、付いていないヒーターがある。
テトラなど中層以上を遊泳する熱帯魚の飼育では必ず必要な物ではないが、コリドラスやナマズなど低層を泳ぐ熱帯魚の火傷防止に役立ちます。

 

カルキ抜き・水質調整剤


●カルキ抜き
カルキ抜きとは、水道水に含まれる塩素を中和する「塩素中和剤」のことで、水質調整剤やコンディショナーとも呼ばれる。
熱帯魚の飼育では水道水に含まれる塩素を中和しないと、熱帯魚のエラや体表が荒れてしまいやがて死亡する。

濾過バクテリアも殺菌してしまうので、いつまでたっても濾過が機能せず飼育環境が崩壊してしまう。

コンディショナーには粘膜保護剤やビタミンが複合された製品もあり、熱帯魚を飼育しやすい水質を簡単に作れる優れものである。

●バクテリア

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熱帯魚の飼育で水を綺麗にしているのはバクテリアです。ウールマットやスポンジ、活性炭はあくまで細かなゴミを絡め取る役割で、バクテリアが居なければ熱帯魚を飼育することはほぼ不可能と言えます。

セットしたばかりの水槽にはバクテリアが居ないので、必ず市販の濾過バクテリアを添加しましょう。
濾過バクテリアは大抵液体状でボトルに入って売っており、使い方もカルキ抜きと同様で水槽の水量に対して適量を添加します。

 

敷き砂・底床


敷き砂は水槽のレイアウトを引き立ててくれ、水草を植える際にも必要となります。

水草を植えるためには最適4cmは砂の厚みが必要で、レイアウトを立体的に見せるために後ろに行くほど厚みを持たせる必要があります。
エキノドルスなど底床の厚みがより必要な水草もあるので、その辺を考慮してやや多めに購入した方が良いでしょう。

魚メインの水槽で水草を植えないなら底面が隠れてる程度に薄く敷くだけで構いません。

砂を敷く場合は定期的に、水換えの際ホースで砂の中に溜まったゴミを吸い出す必要があります。
砂に溜まった汚れを放置しておくと病気の原因となるので注意が必要です。

【主な規格水槽での使用量の目安】
●30cmキューブ水槽:厚さ1cmにつき約0.9リットル
●45×30×30cm水槽:厚さ1cmにつき約1.3リットル
●60×30×36cm水槽:厚さ1cmにつき1.8リットル
●90×45×45cm水槽:厚さ1cmにつき約4リットル
●120×45×45cm水槽:厚さ1cmにつき約5.4リットル

【主な砂の種類】
●大磯砂

一昔前は主流だった黒っぽい色の砂利。
大磯砂は海由来の砂であり貝殻の混入などで水のPHと硬度を上げやすく、酸性の水質を好む多くの熱帯魚や水草の育成に適していないため、熱帯魚飼育に使える砂の選択肢の広がった現在はあまり人気がない。

大磯砂の粒のサイズは1mm〜5mm前後までサイズ別にラインナップされている。

半永久的に使用できるため、底面フィルターでの濾材にも適しており、熱帯魚ショップでよく使用されている。

●川砂
粒の細かいサラサラとした明るい色の砂で、低層を好むコリドラスなどに優しい。
比較的PHを上げ難く、水草の育成にも使用できる。

●ソイル
ソイルとは水草を育成するために作られた人工の砂で、土を焼き固めて作られている。
現在のソイルは水草の育成以外にも、エビの飼育用や底面フィルターのろ材にも使えるタイプが販売されています。

肥料を含んだ水草の育成に適したタイプ、と「吸着系」と呼ばれる水中の硝酸塩やリン酸を吸着してくれるタイプがあります。

ソイルの多くはPHを下げて水質を軟水に調整してくれる効果があり、多くの熱帯魚や水草の飼育に適した水質を作ることができますよ。

ソイルのデメリットは段々と粒が崩れてくるため、時々水槽のリセットが必要になります。
ソイルは洗うと崩れてしまうので、使用前の洗浄が不要です。

●セラミック系
セラミック系の砂は製法はソイルと似ていますが、ソイルより硬質に焼き固めてあり、半永久的に使用することができます。
セラミックサンドにも種類があり、ソイルを硬質にした様な通水性の良いタイプから、中身が詰まった石の様にガチガチに硬いタイプまで様々です。

セラミックサンドは濾過能力も高いので、底面フィルターを使用する場合に最適な底床です。

 

ライト・照明


ライト・照明は熱帯魚を綺麗に見せり、水草の育成には無くてはならない機材です。
以前は蛍光灯が主流でしたが、近年はLEDの照明が主流になっています。

LED照明は超寿命かつ省エネ、発生する熱量も少なく熱帯魚と人にも優しい照明です。特別なこだわりが無ければ、水槽の照明はLEDを選択しましょう。

蛍光灯より多少高価ではあるものの、LEDは超寿命で省エネなので、一度購入すれば5〜10年は持つでしょうし、水温や室温も上げにくいため、コスパは蛍光灯を圧倒しています。

現在のLEDは水草の飼育にも適した製品が多く、大抵の水草をLED照明で育成することができますよ。

LED照明の弱点として、水槽に落として水没したり、飼育水がかかって内部に浸水すると簡単に壊れてしまうことが挙げられます。

 

水温計

水温計は水槽内の水温を把握するために必要な機材です。
水温系が無いとヒーターの故障や水温の上がり過ぎに気がつかず、魚を殺してしまう可能性が高くなるので、必ず水温計を取り付けましょう。

 

エサ・餌


熱帯魚のご飯であるエサは、各種熱帯魚専用や小型熱帯魚全般に与えられれ製品が販売されています。
飼育する熱帯魚にあった餌を購入して下さい。

【主な餌の種類】
●人工飼料

人工飼料、人工餌とも呼ばれる熱帯魚で定番のエサで、基本的に人工飼料のみで大半の熱帯魚を健康に飼育することが出来ます。
人工飼料は常温で保管ができ、病原菌や寄生虫の混入と言ったリスクもないのが魅力です。

人工飼料には様々な種類があり、水に浮く浮上生、水に沈む沈下生、色揚げ用や用途に応じてサイズや形のバリエーションが非常に多い。

●生餌・冷凍餌
生餌は素材その物を冷凍した餌や、生きたアカムシや金魚、昆虫など文字通り生のエサを指します。
細菌や寄生虫が水槽に混入するリスクがあるので、無理に与える必要はありません。

生きた魚をエサにしたり、冷凍庫にアカムシを入れるのは家族の反発が予想される。

●乾燥餌
エビやアカムシ、昆虫などをフリーズドライで乾燥させた餌。
人工飼料が主流でも、オヤツとして変化をつけるために与えることが多い。

クリルとも呼ばれるエビ・オキアミ類は赤い魚の色揚げ効果が期待できる。

 

試薬・水質検査用品


熱帯魚の飼育、特に水槽セット初期の段階は試験薬による水質の計測をした方が安心して熱帯魚を導入できます。
熱帯魚の調子が悪い時も水質を測ると原因が判明することも多い。

熱帯魚飼育で極力確認しておきたい水質は、PH(ペーパー)、アンモニア、亜硝酸、硝酸の4種類です。
ただし、亜硝酸がほぼ検出されず、硝酸塩が検出されていれば濾過サイクルが機能していることが確認できるので、アンモニアの計測は省いても構いません。

試験紙タイプと呼ばれる水に浸すだけで試験紙の色が変わり、飼育水の水質を確認できる試薬が簡単に使えて便利です。
試薬の説明書には計測した水中に含まれる物質の濃度の濃さと、安全度が記載されているので、試薬の計測結果と比較して安全な濃度か直ぐに確認できます。

 

熱帯魚水槽の立ち上げ方法


熱帯魚水槽の立ち上げ方法を簡単に解説します。
まずは購入してきた水槽台を組み立てて設置場所に配置します。
次に水槽、フィルター、砂を水洗いして生産過程で付着する油分やホコリなどを除去します。

次に洗った水槽を軽く拭いたら水槽台にセットし、洗った砂を敷いて塩素を中和した水を適量注水します。
フィルターとヒーターを説明書通りに適切にセットして電源を入れ、正常に作動しているか数分確認してください。

熱帯魚水槽 立ち上げ
水温が安定したら濾過バクテリアを添加して、約3日〜1週間水を回してから、まずは飼育したい熱帯魚を少数(3〜5匹)ほど投入して様子を見て下さい。
バクテリアは魚のフンや残餌が無いと増えないので、まずは少数の生態を飼育してバクテリアの繁殖を促します。

次に2週間経過しても白濁りや生態の異常が見られなければ、魚を増やしていきましょう。
注意点として、魚が急に増えて水の汚れが増加してもバクテリアは急に増えないので、魚を追加しても与える餌の量は急に増やさない様にします。

水草ならセットして水温が安定したら、当時に入れても構いません。

《日常管理》
餌やり・給餌

熱帯魚の餌やりは基本的に朝と夕方、日に2回給餌すれば大丈夫です。
餌の与えすぎは水質悪化や消化不良にも繋がるため、1分くらいで食べきる量を与えましょう。
熱帯魚が餌を食べなくなるまで与えるのはNGですよ。

水換え
熱帯魚の飼育で必ず必要なメンテナンスが水換えです。
水換えの量は1週間に1回、全水量の半分から三分の一くらいが基本となり、あとは硝酸塩の減り具合を見て水換えの量や頻度を調節する必要があります。

硝酸塩はエサの量や魚の量によって溜まり具合が水槽毎に違うため、水換え前と後を試薬で測り、毎週の水換えで硝酸塩の濃度が一定量に維持できていれば大丈夫です。

水換えをしているのに硝酸塩の濃度が段々と増えているなら、水換えする水量が不足しています。水換えの頻度や量を増やして下さい。

●冬場の水換えは要注意
冬場は水道水の水温が低いので、予め水換えに使う水をヒーターで温めておくようにしましょう。
冷たい水で水換えをすると熱帯魚が弱ったり、水温の低下が起因となって発病する「白点病」と呼ばれる白い斑点が現れる病気を発症しやすくなります。

●水換えが必要理由
水槽の水換えをしないと、バクテリアがフンや残エサを分解する過程で最終的に溜まる硝酸塩が蓄積し続けます。

水槽内の有害物質は『フン・残エサなど→アンモニア→亜硝酸→硝酸塩』の順番でバクテリアが作る濾過サイクルにより処理されて溜まる最終蓄積物で、硝酸塩は通常の濾過サイクルではほとんど処理されません。

硝酸塩自体はアンモニア・亜硝酸と比較すると同量での毒性は低く、少し溜まり過ぎたくらいで直ぐに熱帯魚が死亡することは少ないですが、一定量以上が溜まると熱帯魚の肌荒れ、拒食、が起こり病気にも感染しやすくなります。

汚い水質で長期間飼育されている熱帯魚は、病気やストレスなどにより体表の質感や口、ヒレの状態が悪くなるので観賞価値も下がってしまいますし、若い個体なのにポツポツと死んでいきます。

熱帯魚を健康に飼育するために水換えだけはサボらないで下さい。

●水温・熱帯魚の状態を確認
水温が適正値か、熱帯魚に異常がないかも毎日確認して下さい。
熱帯魚の状態は、明らかに白点やヒレが溶けているような分かりやすい状態の変化にだけでなく、群れで泳いでいるテトラが1匹だけど離れている、餌を食べない個体がいるなど、普段の動きと違う個体がいないかも確認しましょう。

基本的は病気の兆候を確認して、発症したら各種病気の対象をする事になるので、元気がない個体は早めに確認してよく観察しておくことが重要です。

なにかしらの病的な症状が出たら症状を調べて、各種病気に対応する魚病薬を購入して治療して下さい。

 

〈あとがき〉
熱帯魚の飼育は給餌と水換え、水温の管理をきちんと行って居れば難しい事はありません。
飼育が簡単な熱帯魚なら、金魚の飼育設備にヒーターが増えたくらいの違いしかありません。
是非、熱帯魚飼育に挑戦してみて下さい!綺麗な姿に癒されること間違いなしです。

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