【ウズラ・姫ウズラの孵化方法】自作孵卵器の作り方・卵のお世話| 温度管理 転卵 湿度 鶉

ウズラ 室内 放し飼い
少し前に小学生がスーパーの卵から孵化させたとのニュースで一躍話題となったウズラの孵卵(孵化)。
今回は自宅でも簡単にウズラの卵を孵化させることができる「自作孵卵器」の作り方と「孵卵方法・ヒヨコの飼い方」を合わせて紹介します。

こちらで紹介する自作孵卵器なら少し調整するだけでニワトリと烏骨鶏も孵化させることができますよ。

 

ウズラの孵卵(孵化)には手間がかかります

ウズラ 孵化 孵卵
ウズラの人工孵化に必要な日数は約17日。
37.8℃の温度と、50〜60%の湿度が必要になります。
4〜12時間に1度、90〜180度卵を回す「転卵」と言う作業も必要になります。
転卵は孵化する3日前までの14日間、3〜6時間毎に行います。
仕事の都合で転卵するのが無理な時間は家族に頼むか、自動の転卵機能が付いた孵卵器を利用するのが懸命です。

自作孵卵器を作るのは凄く簡単ですが、ウズラが孵化するまでは結構手間がかかるので注意して下さい。

 

自作孵卵器の作成に必要な物

自作孵卵器 ウズラ ニワトリ
●発泡スチロールの箱
●ペットヒーター(加温球/ヒヨコ電球)
●サーモスタット
●循環ファン
●温度計
●湿度計
●水入れ
●タオル

〈発泡スチロールの箱〉
自作孵卵器 作り方
私は45×20×20cmの発泡スチロール製の箱を利用しました。一度にウズラなら10〜20個、ニワトリで6〜8個の卵を孵化させる事が出来ます。
小さ過ぎる容器は保温球の余熱で熱くなりすぎたり、蓋を開けると直ぐに冷えてしまうなど、温度が不安定になり易いですよ。

発泡スチロールの箱は保温性も高く、カッターで簡単に加工できるので孵卵器の素材に最適です。

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〈ペットヒーター+サーモ〉
自作孵卵器 加温 保温
●保温電球 100w
孵卵器の加温にはヒヨコ電球やペットヒーターを使用します。孵卵器のサイズや気温に応じてワット数を選んで下さい。
内寸が40×30×30cmくらいの容器なら余裕を持って100wを選んでおけば大丈夫でしょう。

●サーモ
サーモは自作孵卵器の温度管理に最も重要な機材です。
サーモを使用しないと孵卵器内の温度が上がりすぎたり、孵卵器が外気温の影響をうけ、内部の温度が大きく変動してしまうため卵が上手く孵りません。
自作孵卵器には必ずサーモを使いましょう。

ヒヨコの飼育にも使うので2つ購入しておきます。ヒーター1つでは生まれたヒヨコを移す容器の分がありません。

同じ日に孵卵を始めても温度のムラなどの影響で、卵の孵化には1〜3日誤差が生じますが、その間ヒヨコと卵は一緒しておけません。
ヒヨコが卵を動かすと他の卵の孵化に悪影響を与えます。

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〈循環用のファン〉
自作孵卵器
自作孵化器では、この循環ファンが有ると無いとでは孵化率に雲泥の差がでますよ。
孵卵器内の温度差は卵の孵化に致命的な影響を与えます。近くは熱すぎ遠くは冷たいような内部温度にムラのある孵卵器では負荷率がかなり下がります。

そこで孵卵器内の空気を循環させるために、USBアダプターから電源を取れる小型ファンを利用します。
iPhoneの充電容器コンセントアダプターでコンセントから直接電源が取れるようになります。
余ってる充電アダプターが無ければダイソーでも販売していますよ。

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〈温度計・湿度計〉
自作孵卵器 作り方
ウズラの孵化には37〜38℃の温度と、50〜60%の湿度が必要になります。基本的は36.0〜38.5の間で孵卵器の 内の温度が推移するように設定出来れば大丈夫です。

卵は40℃以上、30℃以下の状態が少し続いただけで死滅してしまうため、複数の温度計で場所毎に保温にムラが無いか調べましょう。

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〈水入れ〉
水を入れる容器湿度を50〜60%に調整する為に、小さなビンやコップなどに水を入れて設置します。
蒸発量をコントロールして湿度を一定に保つには、容器の口をラップやなどで3分の1ほど蓋をして、湿度を確認しながら調整して下さい。

 

〈アクリル板〉
す〜さんは15×20cmくらいのアクリル板を蓋兼、覗き窓に利用しました。中が見えなくても良いのなら、厚みのある発泡の板でも大丈夫。
湿度計と温度計を確認するのでアクリル板がお勧めですよ。ヒヨコの孵化も上から観察できます。
厚みのある板の方が熱が逃げないので5mm厚のアクリル板を選びましょう。

〈タオル〉
自作孵卵器 作り方
卵を並べる際の敷き物として使用。2〜3枚重ねて敷いておくと良いとですね。床からの冷気対策にもなります。

〈レンガ、又は陶器の容器〉
保温球を陶器の台に乗せることで発泡スチロールに直接触れるのを防止します。保温球を針金で巻きつけ固定して置くと火災の心配が減るので安心ですね。

〈転卵棒〉
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松井棒ならぬ転卵棒。蓋を開ける際に起こる温度変化を最小限にする為の自作アイテム。
ハケの肢を伸張しただけの簡単な構造だけど、蓋の隙間から差し込んで、先についた刷毛で優しく卵を転がし孵卵器内の温度を変化を抑えます。

卵が沢山あるなら手のひらで撫でて大雑把に転卵した方が良いかもしれません。

 

自作孵化器の作り方

自作孵卵器 ウズラ ニワトリ
材料が揃ったら自作孵卵器を組み立てましょう。
スチロールの隅にカッターで縦に切り込みを入れ、コード類を通します。
ファンは壁に当たると煩いので、蓋に入れた切り込みから吊り下げます。切り込みに隙間が出来るようなら、薄く切った発泡の切れ端で埋めて下さい。

写真の様に各種機材を配置できたら、次は試運転をしてみましょう。

孵化器全体が満遍なく保温されるまでは2〜3時間程度かかりますから、1日試運転して何度も確認して温度を微調整をしてみましょう。
サーモのON.OFFで起きる温度差が、36.0〜38.5℃の間に調整出来ていれば大成功です。

 

有精卵の入手方法

ウズラ 有精卵 孵卵
ウズラ、ヒメウズラ、鶏、烏骨鶏の有精卵は通販やヤフオクで購入が可能です。私もヤフオクで並ウズラ、ヒメウズラの有精卵を購入しました。

有精卵ではない卵も3割ほど混じるので、余裕を持って数を揃えましょう。特に冬場は有精卵の割合が下がる傾向にありますね。
冬とは逆に春は有精卵の可能性が高くなる傾向にあります。

輸送中の寒さによるダメージも少なからず孵化率に影響するようです。

 

ウズラの孵卵を開始

ウズラ 孵卵 姫ウズラ
遂に孵化器に卵を入れる時が来ましたね❗️
加温して準備しておいた孵卵器に卵を優しく並べ、後はひたすら3〜6時間・最低12時間おきに転卵をする、転卵生活の始まりです(大変だっ!

●日常の管理
ウズラの転卵は可能な限り1日に4回以上は行いたいです。
可能なら3時間に1回転卵したいところですが、筆者は仕事で8時間は転卵しない時間帯があっても普通に孵化しましたよ。
転卵以外には、温度、湿度、湿度調整用の水の量を、小まめに確認しましょう。意外と日常の管理は少ないですね。
14日目に転卵を中止して、湿度を70%前後まで上げることを忘れないように!

●検卵
ウズラの卵に検卵は不要です。まずウズラの卵は色が付いていたりして解りにくい点と、小さなウズラの卵に掛かる温度変化による負担が大き過ぎます。

どーしてもしたい場合は、暗い部屋でLEDライトかiPhoneの懐中電灯を使い行います。検卵は7〜10日目だと卵内の変化が確実に解るので良いでしょう。
上手くいけば、血管や中で動く雛の姿が確認できます。

中が良く見えなくても、透き通る様なグリーンや黄色ぽい色か、赤っぽい濃い色になっていたり、黒く影になってい部分の有無で無精卵と判別が可能です。
孵化を始る前に全ての卵を検卵しておけば、変化がわかり易いので良いですね。

●ウズラの孵化
ウズラ 孵化
ウズラ、ヒメウズラが孵化するまでの日数は約17日ですが、孵卵器内の温度によっては16〜21日の間でウズラの雛が誕生する場合もあります。
14日目になったら、孵化器内の湿度を70%前後に上げます。

嘴打ちと呼ばれるヒヨコが卵に穴を開ける行動が観察できたら3〜6時間くらいでヒヨコが出てきます。
難儀している場合は1日以上掛かる事もありますよ。

ウズラは鳴き声も小さいので、まだかなーって思ってるうちに気がつくと孵化してるんですよね。嘴打ちすら気がつかないこともあります。

朝起きると孵化している事が多いので、孵化予定日の1日前から朝起きるのが楽しみです。

卵の殻にぐるっとほぼ一周切り込みが入ると孵化間近!
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ヒヨコは後ろ足で卵の内側を蹴って飛び出してきます!
ヒヨコの羽が乾いて歩き回るようになったら、孵卵器と同じ温度に調整した育成容器に雛を移動しましょう。

●ヒヨコの移動
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ヒヨコは自由に動き回れるので飼育容器はあったかい場所と涼しい場所があっても大丈夫。
卵とは違いヒヨコはその都度丁度良い温度の場所に自分で移動します。

ヒヨコの飼育に容器には汚れても交換しやすく、フンの水分を吸収するキッチンペーパーやペットシーツがおすすめです。
新聞はインクを飲み込むとウズラの体に良くないと言われています。
昔は普通に使用していたので個人的には余程新聞を千切って食べるようなウズラでなければ問題は無いとは思いますが。

●ヒヨコの餌

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ウズラのヒヨコは小さいので砂つぶみたいな餌しか食べれません。エクセルのウズラ餌なら粉状なのでヒヨコから成鳥のウズラまで与えられますよ。

エサは最初のうちかだけ床に落としパラパラと撒いて食べさせて、数日経って体力がつき元気に動き回るようになったら、高さ1cmくらいの瓶の蓋などを餌入れに使うと良いですね。

あとはウズラの成長に合わせて餌入れの大きさを調節して下さい。

●水入れ

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水入れは並ウズラのヒヨコなら最初から床に置くタイプの小鳥用給水器を使えます。
ヒヨコのうちはペットボトルの蓋を利用するのもおすすめ。ペットボトルの蓋を利用する場合は、蓋が倒れないように厚紙や段ボールを正方形に切った台座に接着します。

●日常管理
ウズラ 放し飼い 部屋 室内
エサと水の補充・交換、汚れた敷き材の交換が基本的なお世話になります。
温度に異常が無いかも毎日確認しましょう。季節の変わり目や急に暑くなった日も要注意。
とはいえ、サーモが有ればよっぽど部屋が暑すぎるか寒すぎる場合以外は気にならないとは思いますよ。

ヒヨコは孵化から1週間くらいで翼から羽が生え始めます。
孵化から1ヶ月もすると結構な高さジャンプ出来るようになるので注意が必要。
焼肉網などを蓋に使ってウズラの飛び出しを防ぎます。

ウズラ 懐く 飼育
直射日光をさけ、暑すぎる環境、寒すぎる環境にさえ注意すれば大丈夫。ウズラは丈夫な鳥ですよ。
接する時間が長いほどウズラは懐き、手や肩に乗ってくるようになります。

たぶん、鳥を飼育した事がない人は鳥がこんなに懐くのかと驚くでしょう。それくらいウズラは懐くんですよ。
寿命も3〜5年ほど生きますし、ご自身で孵化してペットに迎えてみてはいかがでしょうか。

孵卵器の自作に自信のない人は孵卵器を利用するのが一番。

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