ディスクコーラルの飼育方法|丈夫なサンゴ 種類 カラーパターン 株分け 接着

ディスクコーラル 飼育

ディスクコーラルはソフトコーラルと呼ばれるサンゴの一種で、イソギンチャクに近いサンゴとも言われており、自力で移動するなどイソギンチャクに見られるサンゴには珍しい生態が特徴です。

ディスクコーラルはその形態によって「バブルディスク」「ヘアリーディスク」「スポットディスク」などが存在し、そのカラーパターンや模様のバリエーションは無限であり、意外とコレクション性の高いサンゴでもあります。

今回は誰でも手軽に飼育が出来るサンゴ飼育の入門種、ディスクコーラルの飼育法、増殖方法を解説します。

 

ディスクコーラルの特徴と生態

ディスクコーラル 飼育
ディスクコーラル/Discosoma nammiforme
ディスクコーラルは、ソフトコーラルに分類されるサンゴ(無脊椎動物)ですが、イソギンチャクに近い仲間で、自力で移動することの可能な数少ないサンゴです。

円盤状の口板に短い柄のような胴体が付いており、柄の根元には物に付着するための吸盤があります。
形状は茎の短いキノコをイメージしてもらうと分かり易いですね。
しかし、イソギンチャクのようにすぐに付着する能力はなく、ライブロックから剥がれてしまうと付着までに1〜7日程度の日数を要します。

ディスクコーラルは世界各地に分布しており、大西洋やカリブ海、沖縄などの日本近海でも採取されています。

 

ディスクコーラルのバリエーション

ヘアリーディスク

ヘアリーディスク サンゴ
長い触手を持ったタイプ。先端に蛍光色を持つものが多く印象。ヘアリーよくエサを食べると言われているが、特に給餌しなくても問題ない。
カクレクマノミはイソギンチャクの代わりにヘアリーディスク入ることがある。

(サンゴ)ヘアリーディスクコーラル ミックス Sサイズ(1個)

 

バブルディスク

バブルディスク サンゴ
先端が膨らむ触手を持ったタイプのディスクコーラル。
中でもカリビアンバブルディスクはバブルの形状や色彩がハッキリとしており非常に人気が高い。
バブルの大きさや数も様々です。

(サンゴ)カリビアンバブルディスク ブルーグリーン(1個)

 

スポットディスク

ディスクコーラル
少し盛り上がった触手の部分に色のついたスポットを持つディスクコーラルです。
スポットにはブルー、レッド、ブラックなどのカラーパターンがあり、スポットの数も様々です。

 

ディスクコーラルの飼育法

ディスクコーラル

●水槽 / 45〜60cm水槽
●濾過方式/ 外掛け式・上部式・底面式・外部式・オーバーフロー・ベルリン式など特に拘らない
●照明/60cm水槽で蛍光灯1灯〜/LED12w〜

●比重/0.022〜0.028
●水温/24〜28℃
●PH/7.0〜8.5
●KH/6〜12
●アンモニア/不検出
●亜硝酸/不検出
●硝酸塩/25ppm以内
●水流/ 弱
●エサ/与えれば食べる

ディスクコーラルはサンゴの中でもかなりの強健種で、魚よりも飼育は遥かに簡単。魚が沢山泳ぐ過酷な環境でも生存可能なほどです。
それでも硝酸塩の少ない良質な環境で飼育すると綺麗な姿で楽しませてくれます。
硝酸塩やリン酸が多い水槽でディスクコーラルを飼育すると、色が茶色っぽくなってしまうことがあります。

ディスクコーラル選び方

ディスクコーラルはあまり水を汚さないので、魚を入れないなら水槽を立ち上げた後、1週間くらいから導入することができます。
サンゴ水槽立ち上げ最初に水槽に導入するスターティングコーラルにも最適ですね。

購入に際は色抜けや表面に傷が無く、口が開いていない物を選びましょう。傷がついて白い内臓が露出している個体は避けるのが無難です。

水槽立ち上げ初期だけは注意が必要で、立ち上げに使用したライブロックからは、輸送のダメージで死滅した微生物などからアンモニアと亜硝酸が発生する場合があります。
基本的にはライブサンドやライブロック自体の濾過能力でアンモニア→亜硝酸→硝酸塩に分解されるのですが、立ち上げ初期くらいはアンモニアと亜硝酸塩が蓄積されていないか試薬で調べておきたいですね。

硝酸塩の蓄積にはサンゴにしては耐性があるため、日頃の管理は、1〜2週に1度、1/2〜1/3の水換えをしていれば大丈夫。

(サンゴ)ディスクコーラル ミックス シングル(1個)

 

給餌

ディスクコーラル 給餌 餌
ディスクコーラルは褐虫藻の光合成でエネルギーを得ているため基本的に給餌は不要です。
月1くらいでクリルを小さく砕いた物を与えれば、成長速度が上がったり増殖し易くなる場合もあります。

与えるエサのサイズですが、ディスクコーラルの口の出っ張りより小さいサイズにしましょう。
大き過ぎるエサや過度な給餌は消化不良を起こし、ディスクコーラルの体調を崩しかねません。

ヘアリーディスクやバブルディスクのような触手が長いタイプのディスクはエサを与えると喜んで食べます。
ツルツルしたタイプや肉厚なディスクコーラルはエサを乗せても無反応な場合も。。

ディスクコーラルが死亡するケースの大半は、過度の水質悪化、水温の上昇、食害、剥がれての行方不明です。
定期的な水換えと水温管理、サンゴを食害しない魚の選択をすれば、まず元気な姿を楽しめるはずです。

 

照明


ディスクコーラルは光の必要度が低いため、蛍光灯1〜2灯で大丈夫。LEDは近年普及したバータイプの物で飼育は可能ですが、バータイプは水槽全体を照らせるよう100度以上の広角レンズを搭載しており、あまりサンゴの飼育にはあまり適していません。
近年は光量自体が増えて改善されている製品も増えています。

今回は省略しますが、安価なLEDライトにはサンゴの必要とするスペクトルが含まれない製品も存在します。

ディスクコーラルは蛍光色を持った個体が多く、LEDのブルー、シアン、UVなどでしか見ることのできない美しい姿を楽しめます。
出来るならグラッシーレディオなどサンゴの飼育に適したスペクトルが含まれるLEDライトを当ててあげたいですね。
スポットタイプのフルスペLEDなら6000〜15000円くらいで購入できますよ。

当然強めの照明の方が成長速度も上がり、増殖も早くなりますが、照明が強すぎると色が抜けて半透明になったり、嫌がって剥がれてしまう可能性があります。

 

ディスクコーラルの増殖・株分け方法

ディスクコーラル
ディスクコーラル飼育、楽しみの1つが増殖する点でしょう。ディスクコーラルは放っておくだけで、勝手に裂けるように増殖したり、親株の近くから小さなディスクが顔を出したりします。

ディスクコーラルは非常に増殖しやすいサンゴなのですが、なかには年単位の飼育でもサイズが大きくなるだけで増殖しない個体も存在するようです。

そんな個体には強制株分けで増やす荒技もありますよ。

ディスクコーラル 株分け
ディスクコーラルがイソギンチャクに近いサンゴといえども、そこはソフトコーラル。人工的にカットする事で強制的に増殖する事が可能です。

単体性に見えるディスクコーラルですが、真ん中から真っ二つにしても、だいたい1ヶ月で大体丸くなり口も再生されます。
2/3に分けた場合の口がない個体でも、ちゃんと口が再生されますよ。

●人工株分けの方法
まず、ディスクコーラルを岩からノミなどを使い岩の表面ごと剝ぎ取ります。多少傷が付いても大丈夫ですが、その場合は治るまで療養させましょう。

岩から剥がせたら、包丁や鋭い刃物をディスクコーラルの切りたい部分にあてがいハンマーで叩き割ります。

●人工的に付着させる場合
ディスクコーラルが付いているベースの岩ごと接着剤で他のライブロックに接着します。
切り分けたばかりだと粘液を出してなかなか接着できないので、数日置いて様子を見てからでも良いでしょう。

簡単な方法は2〜3mmのサンゴ粒を敷いた瓶や産卵箱に入れて管理します。この間に勝手にサンゴ粒に活着してくれると接着が用意になりますね。
サンゴ粒ごと接着剤でライブロックやプラグなどに接着さます。

再生し成長したディスクコーラルは敷いてあるサンゴ粒に付着するので、ディスクコーラルを逆さま置き、切りたい砂粒の隙間からカッターで切り分けます。

以後、この繰り返しで増やしていきますが、当然ながら回復期間は必要ですし、1cm未満のディスクコーラルは切り分けない方が良いでしょう。

●ディスクコーラルが剥がれた場合
ディスクコーラルが剥がれてしまった場合、なかなかライブロックに付着してくれません。
伸縮するディスクコーラルにはサンゴ用の接着剤もあまり効果がありませんし、なかなか人工的に接着するのは難しいです。

1番確実な方法は、流されないようサンゴ粒を敷いた瓶や隔離箱などに入れおく方法です。
2週間もすればディスクコーラルはサンゴ粒に自力で付着しますから、あとはサンゴ粒に接着剤を付けライブロックなどへ接着します。

他には輪ゴムで留める方法やピンで刺す方法がありますが、ディスクコーラルにダメージを与えるため自分は使わないので省略します。

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【まとめ】
超丈夫で魅力的なサンゴ、ディスクコーラルの飼育を是非楽しんでみてくださいね。

(サンゴ)沖縄産 ディスクコーラル ディープグリーン Mサイズ(1個)

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