堤防や磯の釣り場を有する江ノ島ではクロダイやイシダイ、青物からシロギス、ヒラメ、根魚まで色々な種類の魚を釣ることができます。
今回は江ノ島で釣れる魚50種類と釣れる釣り場を紹介します。リストはアイウエオ順になっています。
※一部江ノ島以外の場所で釣れた魚の参考画像も含まれます。
江ノ島の釣り場
江ノ島ので釣れる魚を紹介するまえに、釣れるポイントをイメージしやすいように、江ノ島の主な釣り場を紹介します。
●湘南大堤防
江ノ島で1番人気の釣り場は湘南大堤防で、江ノ島駐車場に隣接しているためアクセス抜群。初心者でも安全に釣りが楽しめるため、家族連れのファミリーフィッシングにおすすめ。
4〜5月頃からイワシや小サバが釣れるようになるので、釣り初心者はこの時期以降に行くと良い。
●表磯
表磯も江ノ島駐車場の右端から磯に降りられるので磯遊びや磯釣りに人気です。表磯は駐車場から5分以内で磯に到着しますし、広く釣り場にも困らないため磯釣り入門に最適な釣りスポットですよ。
●裏磯
裏磯は釣り場に行くために20〜30分の島超えが必要だが、青物の回遊が多い釣り場として非常に人気が高いスポット。
カゴ釣りやショアジギングで青物を釣るなら裏磯以外はあり得ない。
裏磯のボラ場/大平から右側、弁天橋方向は海底が砂地でシロギスやヒラメも釣る事ができる。
●オリンピック公園
江ノ島に渡ってすぐ左手にある公園の釣り場。
全体的に浅くちょい投げ釣りでシロギスやハゼを釣るのがメインになる。
●江ノ島の釣り場を更に詳しく知りたい人は、こちらをの江ノ島釣り場情報ご覧ください
江ノ島で釣れる魚50種類
アジ
レア度:★★★★☆
相模湾にはアジ自体は非常に多いが、アジが江ノ島で釣れるのは意外と珍しい。
筆者も裏磯のカゴ釣りで1匹釣ったくらいであるが、稀に湘南大堤防でもアジが釣れるようだ。
アイナメ
レア度:★★★★☆
高級な根魚として有名なアイナメも江ノ島の表磯・裏磯で釣ることができる。
狙って釣れる魚ではなく、カサゴを狙っていてまぐれで釣れるくらいレアな魚である。
アイナメによく似たクジメは晩冬〜初春に釣れている。
アカエイ
レア度:★★☆☆☆
アカエイは春になると沖が砂地の裏磯に大軍で押し寄せてくる。
ちょうど境川からの流れ込みの先に裏磯があるため、出産前のアカエイが好む環境なのだろう。
江ノ島で釣れるアカエイは全長80〜160cm大きく、やわなタックルでは釣り上げるのに苦労する。
ルアー釣りでもヒラメやシーバス狙いでボトムをトレースしていると引っかかってしまうので厄介だ。
アオリイカ
レア度:★★★☆☆
知らない人も多いのだが、江ノ島はアオリイカが釣れるエギングスポットでもある。
春と秋に湘南大堤防や裏磯で釣れるので、興味のある人は試してみてください。
赤ナマコ
赤ナマコは水中の岩や堤防の護岸に張り付いているため、うっかり針に引っかかって釣れる事がある。釣れる以外には磯の潮溜まりにもたまにいる。
珍味として酒のつまみに人気の高級食材だ。
アメフラシ
レア度:★★☆☆☆
釣ろうとすると難しいが、夏場に裏磯や表磯で波が穏やかな場所を岩場よく見ると、水中の岩に張り付くアメフラシの姿が見られる。
アメフラシは一応食べる地域もあるようだが、筆者はまず食べる事はない。
イナダ

出展https://blogs.yahoo.co.jp/rockfishinggame/37936913.html
レア度:★★★☆☆
イナダはシーズンにもよるが9〜10月頃に江ノ島の裏磯に回遊してくる大人気ターゲット。
カゴ釣りやショアジギングで釣るのが人気で、イナダの回遊が始まると朝一で釣り場が埋まってしまうほど大量の釣り人が訪れる。
イシダイ

出展https://blogs.yahoo.co.jp/kenji552355235523/14784120.html
レア度:★★★★☆
イシダイは磯の王者とも呼ばれる岩礁帯に生息する魚。非常に強靭な顎をもち、サザエやウニもバリバリ噛み砕いて食べる。
40cmを超えるような良型のイシダイも釣れており、湘南大堤防の先端や表磯・裏磯で釣ることができる。
江ノ島ではイシダイの子供であるサンバソウも良く釣れる。
イシモチ
レア度:★★★☆☆
過去に裏磯で大量に発生したことがあるが、近年はシロギス共々数が少なくなってしまった。オリンピック公園からの投げ釣りでも釣れる。
ウツボ
レア度:★★★☆☆
ウツボは磯など岩礁帯に生息する獰猛な肉食。
江ノ島では裏磯にウツボが多く、魚の身餌を付けた「ブッコミ釣り」で足元付近に軽く投げて仕掛けをブッ込んでおくとウツボが釣れる。
ウミタナゴ

出展https://blogs.yahoo.co.jp/coleonyx873/14226818.html
レア度:★★☆☆☆
ウミタナゴは裏磯で磯際をサビキ釣りかオキアミを付けた胴突き仕掛けで狙うと釣れる。
江ノ島に生息するウミタナゴの数はそれほど多くはないようだ。
ウマズラハギ
レア度:★★★★★
馬のような顔が特徴的なカワハギの仲間。
江ノ島でカワハギを釣っていると稀にウマズラハギが釣れる。
岸から釣れる事は非常に珍しく釣れたらラッキーである。
エソ
レア度:★★★★☆
エソはヒラメなどと同じく海底で獲物を待ち構えている。
裏磯でヒラメやマゴチを狙っているとたまに釣れるし、湘南大堤防でも根魚を狙っていると稀に釣れることがある。
オハグロベラ
オハグロベラは体高のあるベラの仲間で、繁殖期には婚姻色を発色し美しい姿になる。
可食部も多めで食べても美味しい白身魚である。
オヤビッチャ
レア度:★★★☆☆
独特な名前のオヤビッチャは南洋から黒潮に乗ってきた熱帯性の魚で、夏から秋にかけて江ノ島の磯や堤防際でもその姿が見られる。
綺麗なためペットとして飼育する人もいる。
カタクチイワシ
レア度:★☆☆☆☆
江ノ島の周辺には毎年5〜6月頃からカタクチが回遊してくる。
サビキ釣りやカゴ釣りで手軽に数釣りが楽しめるため、初心者や子供連れでの釣り物に最適だ。
カレイ
レア度:★★★★☆
江ノ島では数が少ないものの投げ釣りでカレイも釣れる。
冬から春にかけて裏磯の大平・ボラ場、大黒の鼻から投げ釣りで釣れる。
シロギス共々数が少なくなっているようだ。
カサゴ
レア度:★☆☆☆☆
カサゴは江ノ島の磯でよく釣れる根魚で、カサゴマンションと呼ばれるカサゴの住処さえ見つければ毎回同じ場所で入れ食いになる。
胴突き仕掛けで垂直に切り立った磯の足元を探って釣ろう。
筆者がカサゴを釣る場合は大抵は裏磯で釣っている。カサゴが減っているので15cm未満の小さいカサゴはリリースしてあげよう。
カワハギ

出展https://blogs.yahoo.co.jp/rockfishinggame/37936913.html
レア度:★☆☆☆☆
おちょぼ口がかわいいカワハギはエサ取りとも呼ばれ、餌ばかり食われてしまいなかなか釣るのが難しい魚。
江ノ島では湘南大堤防の先端が磯より根掛かりが少ないので釣りやすく、時には30cmを超える良型のカワハギも釣れている。
カマス
レア度:★★☆☆☆
江ノ島の周りには意外と沢山のカマスが回遊してくる。サイズは小ぶりな鉛筆カマスが多いため、実は回遊していても釣られていないだけだったりする。大きなカマスは滅多に釣れない。
10g以下の小さなメタルジグやジギングサビキで中層から表層を引いてくると釣れる。
カゴカキダイ
レア度:★★★★★
黒潮に乗ってやってくるカゴカキダイはイシダイに近い仲間であり南の海の魚である。
見た目が派手で食欲は湧かないかもしれないが問題なく食べられるし、非常に綺麗なので水槽で飼育するのも良い。
キュウセン(ベラ)
関東ではベラと言えばこのキュウセンが一般的だろう。
キュウセンは小型のうちは皆んなメスで体色が赤いが、大きくなった個体はオスに性転換し体色が青くなる。
つまりキュウセンの大型個体はオスばかりになるとのこと。
キヌバリ
レア度:★★★☆☆
キヌバリは縞模様が特徴のハゼの仲間。
主に磯際を胴突き仕掛けで探っていると釣れる魚だ。
ギンポ
レア度:★★★☆☆
ギンポは見た目がニョロニョロしていてイマイチだが、実は非常に美味しい魚でもある。
磯や堤防の足元に生息しており、胴突き仕掛けやブラクリ仕掛けで釣ることが出来る。
キタマクラ
レア度:★☆☆☆☆
キタマクラはカワハギなどを胴突き仕掛けで狙っていると釣れる外道。フグの仲間で毒があるので絶対に食べてはいけない。
食べると名前の通り北枕で寝ることになる。(北枕は死人を寝かせる方角)
キジハタ
レア度:★★★★★
キジハタは近年非常に珍しくなった根魚の代表格。
元々キジハタは江ノ島では珍しい魚だったが、最近はめっきり見かけなくなってしまった。
江ノ島でキジハタの姿を見られたならかなり強運の持ち主だろう。
クロダイ
レア度:★★★☆☆
江ノ島にはクロダイが多く、クロダイを狙う磯釣り師も多く訪れる。
駐車場から近いクロダイ釣りのポイントは、表磯に降りるスロープからすぐ左にあるテトラ付近だ。
磯だけでなく湘南大堤防でも小型のクロダイが釣れている。
クジメ
レア度:★★★☆☆
クジメはアイナメの仲間であり、冬から春先にかけて磯の足元を狙うとよく釣れる魚だ。
釣り方は胴突き仕掛けかブラクリ仕掛けに、塩で締めたサバかサンマの身餌を短冊に切った物を付けて釣ると良い。
クサフグ
レア度:★☆☆☆☆
クサフグは湘南大堤防でサビキ釣りでやエサ釣りをしているとよく釣れる。毒があるため食べられない。
残念なことにリリースせず堤防上に放置して日干にするマナーの悪い釣り人もいる。
コノシロ
レア度:★★★☆☆
回遊に左右されるが江ノ島でもコノシロが釣れる事がある。
江ノ島でコノシロが釣れるのは比較的珍しいかもしれない。
ゴシキハゼ
レア度:★★★☆☆
ゴシキハゼはオレンジにブルーのラインが入った非常に鮮やかな体色が特徴のハゼ。主に磯や岩礁帯に生息している。
磯付近に多いので、ちょい投げ釣りや胴突き仕掛けでの釣りで釣ることが出来る。
ゴンズイ
レア度:★☆☆☆☆
夏に湘南大堤防で釣りをしているとゴンズイの稚魚が丸い球状の群れになったゴンズイ玉を見かける。
ゴンズイ玉が向かってきたら通り過ぎるまで海から仕掛けを上げておこう。
ゴンズイは毒魚であり胸ビレと背びれには毒の棘がある。刺されると晴れ上がり強い痛みに見舞われる。
ダツ
レア度:★★★★★
ダツは裏磯でショアジギングをしていると稀に釣れる事がある。特に水温が高い年はダツが回遊してくる割合が多くなるようだ。
口先は硬く鋭いので暴れた際に刺さらないように注意しよう。
タコ
江ノ島はタコ釣りの人気スポットであり湘南大堤防と江ノ島の磯全体でタコを釣ることが出来る。
磯はイイダコサイズがよく釣れるが、湘南大堤防は数が釣れない代わりにタコ大きな個体が多いようだ。
サバ
レア度:★☆☆☆☆
江ノ島で釣れるサバは何故か40cm未満の小サバが多い。
湘南大堤防では5〜6月頃から10cmに満たない小サバの回遊がが始まる。
裏磯でも同時期に小サバが釣れるし、少し育った20〜30cmくらいのサバが8〜11月に釣れている。
江ノ島の沖にはサバが沢山居るのだが、40cm以上の大サバはあまり釣れない。
サヨリ
レア度:★★★☆☆
夏から秋にかけての江ノ島はサヨリの回遊が多く、40cm近い良型のサヨリも釣れる。
サヨリは湘南大堤防での釣果が非常に良い。
シーバス(スズキ)
レア度:★★★☆☆
シーバスは江ノ島全体で釣ることができ、釣れるシーバスは釣れれば良型が多いが、プレッシャーが強くタフなシーバスが多いため釣るのはやや難しい。
早朝にボイルはよく目にするが、毎日沢山の釣り人が来るため、ルアーにスレてしまっている個体が多いようだ。
2kg以上の魚を釣ると「井上釣りえさ店」が無料で魚拓を作成してくれるので記念に利用したい。
シロギス
レア度:★★☆☆☆
江ノ島の裏磯はシロギス釣りの人気釣りポイントです。
水深が深い裏磯は釣れるシロギスのサイズも大きく、尺ギスや落ちギス狙いにもおすすめです。
ポイントは大平・ボラ場、大黒の鼻から弁天橋方向。
シタビラメ
レア度:★★★☆☆
シタビラメは江ノ島の近くを流れる境川の河口周辺での釣果が良く、裏磯の弁天橋方面で投げ釣りをすると釣れる。
しかし、シタビラメ狙いなら江ノ島の手前にある片瀬漁港や境川河口の護岸がおすすめです。
少し変わった見た目の魚ですが、シタビラメは美味なのムニエルは絶品ですよ。
シイラ
レア度:★★★★☆
数は少ないが江ノ島の裏磯にはシイラが回遊してくる。
釣れるサイズは30〜40cmのペンペンシイラがほとんど。
ショゴ
レア度:★★★☆☆
ショゴはカンパチの幼魚で、江ノ島では15〜30cmのショゴが裏磯によく回遊してきます。
回遊数はワカシやサバより少なく釣れたらラッキーである。
江ノ島で釣れるショゴは小型の個体が多いので、30g以下のメタルジグやサビキ仕掛け、小型のワームが使いやすい。
スズメダイ
レア度:★★☆☆☆
スズメダイは江ノ島全体で釣れる魚であるが、特に磯に多い魚である。
オキアミやアミエビを好んで食べるためエサ釣りやサビキで釣ることができる。
ソウダガツオ
レア度:★★★☆☆
江ノ島の裏磯では8〜9月頃からソウダガツオの回遊が始まる。
いざソウダガツオが釣れ始めるとカゴ釣りや弓角での釣果が良く、この時期になると沢山の釣り人が裏磯に訪れる。
ヒラメ
レア度:★★★★☆
ヒラメは裏磯のボラ場・大平から弁天場所までのエリアで釣ることが出来る。
サビキにイワシを掛けて沈めておくと手軽に釣れるが、ワームやバイブレーションプラグを使用したルアーフィッシングでも釣れている。
春の泳がせ釣りではアカエイが高確率でヒットするため注意が必要だ。
ヒイラギ
レア度:★☆☆☆☆
湘南の沿岸に多いヒイラギは江ノ島の湘南大堤防や裏磯の弁天橋方向で投げ釣り、ウキ釣りをしているとよく釣れる。
マゴチ
レア度:★★★★☆
マゴチもヒラメと同じく海底が砂地となる裏磯のボラ場・大平から弁天橋までの間で釣れる。
カタクチイワシの回遊が始まる4〜6月頃が釣りやすい。
メジナ
メジナは磯釣りでは定番の魚であり、江ノ島でも磯全体で釣る事ができる他、湘南大堤防では木端メジナと呼ばれる子メジナが大量に湧く。
子メジナはあまりサビキ針に食いつかないため、釣りたいなら小針にオキアミを小さく千切って付けて釣ると良い。
メゴチ
レア度:★★☆☆☆
メゴチはシロギスやハゼ投げ釣りをしていると釣れる魚。
ヌルッとしたヌメリのある体表をしているので、他の魚と一緒にクーラーボックスに仕舞うと全てがヌルヌルになる。
滑りやすいメゴチを掴むためのメゴチ挟みと言う道具もあるほどだ。
ヌタウナギ
レア度:★★★★★
ヌタウナギは江ノ島の磯に生息しているが、夜行性で口が小さいため釣る事は難しい。
朝早くに磯に行くと潮溜まりに取り残されている姿を見かける。
ワラサ
レア度:★★★★★
ワラサはイナダが成長し名前が変わった魚で、関東ではブリの一つ手前となる60〜79cmのサイズを差す。
非常に回遊数が少なく江ノ島では冬から春先に裏磯で釣れる事がある。
この時期にショアジギングをしている人は少なく、イワシなどベイトもいないので、大抵はカゴ釣りのオキアミ餌でヒットする事が多い。