TBSの人気番組「クレイジージャーニー」で爬虫類ハンターこと「加藤英明」さんがメキシコに生息する爬虫類をハントしに行く企画にて悪質なヤラセが発覚し、TBSはクレイジージャーニーの放送休止を決めた。
加藤英明さんは、この爬虫類ハンターの企画で過去に「第44回放送文化基金賞」の出演者賞も受賞している。
TBSは8月14日放送の人気番組「クレイジージャーニー」2時間スペシャルと同日放送のレギュラー枠にて、爬虫類ハンターこと加藤英明さんがメキシコに生息するレアな爬虫類を探す企画を放送したが、9月11日にTBSのHPと夕方のニュース番組「Nスタ」にて番組内でヤラセがあった事を報告謝罪した。
TBSの報告を読むと爬虫類ハンターこと加藤英明(かとうひであき)さんはヤラセを知らなかったとのことですが、下記で紹介するTBSの報告では「加藤英明さんがヤラセを知らなかったは無理があるのでは?」と疑問に思う部分があります。

概要は以下の通りである。
TBS「クレイジージャーニー」からのご報告とお詫び
『8月14日放送の「クレイジージャーニー」2時間スペシャルと、その日の深夜のレギュラー枠で、爬虫類ハンターがメキシコに生息する珍しい生物を探し捕獲する旅に同行取材する企画を放送しました。
放送で紹介した生物は6種類ですが、このうち4種類は、番組スタッフが現地の取材協力者に依頼し、ロケの前に準備していた生物を使って撮影していたことが放送後の調査でわかりました。
準備していたものを、あたかもその場で発見したかのように描いた今回の手法については、事実に依拠した番組で事実を歪めたことになり、あってはならないものと考えています。
視聴者の皆様、当企画にご出演いただいた加藤英明さん、また、番組にご出演いただいた方々および関係者の方々に深くお詫び申し上げます。
メキシコロケは7月2日から5日にかけて4日間行われました。現場ロケを担当した番組スタッフは、狙った生物を捜索しても発見できない場合を想定して、あらかじめ狙った生物を準備しておこうと考え、現地の協力者に依頼していました。
そしてロケでは、放送で紹介した6種類のうち4種類について、生息域を捜索したものの発見できなかったことから、事前に準備していた生物を放ち、撮影しました。
メキシコロケで事前に準備した4種類の生物と撮影時の状況は以下の通りです。
1.メキシコサラマンダー
現地協力者が湖で事前に捕獲した個体をネットの籠に入れ、同じ湖に放ちました。
2.アリゲータートカゲ
地面に数センチの穴を掘って、事前に捕獲した個体を放ちました。
3.メキシコドクトカゲ
現地協力者が個体を岩の下に放ちました。
4.ヘルメットイグアナ
取材した大学にお借りし、大学施設内の生息可能性のある場所に放ちました。
この爬虫類ハンター企画について過去にも同様の手法がなかったかどうか調査をすすめております。
過去10回の放送で捕獲した生物のうち、26種類は捜索中に実際に発見し捕獲したものですが、11種類は事前に準備していたものであることが現時点で判明しています。
過去10回の放送分は全て、今回のメキシコロケを担当した番組スタッフとは別のスタッフが担当していました。このスタッフによりますと、加藤さんには事前に準備していたことをお伝えしていなかったということです。
また番組スタッフは、現地の協力者が個体を捕まえた場所に、ロケ当日か前日に個体を戻してもらうことを依頼し、ロケ本番時その場所で捜索、捕獲していたということです。
今回の事態を私どもは重く受け止め、当番組は調査が完了するまで休止します。 番組を御覧いただいている視聴者の皆様に重ねてお詫び申し上げます。
過去10回の放送で、事前に準備した11種類の生物は以下の通りです。
2017年 2月9日 マダガスカル前半・ヘサキリクガメ
2017年 2月16日 マダガスカル後半・ラボードカメレオン
2017年 8月16日 カメルーン(ゴールデンSP)・ゴライアスガエル・ニシアフリカコビトワニ
2018年8月8日 キューバ(ゴールデンSP/同日レギュラー枠)・ヒメボア・キューバボア・フトヒゲカメレオンモドキ
2019年2月6日 南アフリカ前半・アフリカウシガエル・タマゴヘビ・パフアダー
2019年2月13日 南アフリカ後半・ノドジロオオトカゲ計11種類』
出展TBS
加藤英明さんはヤラセを知らなかった?
TBSの説明では「加藤さんには事前に準備していた事をお伝えしていなかったと言うことです。」と記載されていますが、メキシコロケでの撮影時の状況を考慮するとかなり疑問が残りますし、2017年から何度もヤラセロケが行われているため、加藤さんはヤラセに気が付いていながら次のロケにも参加していたのではと疑われます。
メキシコサラマンダーはネットに入っていた
メキシコサラマンダーは現地の協力者が事前に捕獲してネットに入れいたそうです。
筆者も放送を見ていましたが、加藤さんは手当たり次第に岸際の水中手を入れ、穴の中に隠れているなどと説明しながら探していたと思います。
そしてメキシコサラマンダーが見つかると、それは大喜びで「絶滅する前に実際に目にできて嬉しい」的な話をしていました。
しかし、TBSの説明だと実際にはネットに入っていたメキシコサラマンダーを取り出し、喜んで見せていたことになりますよね。
まさか水中だったからネットに入っていたとは知らなかたなんて事はないでしょう。
しかも、何も知らずにあの広い池でネットが設置された場所を探しだすのは困難じゃないのか。
メキシコサラマンダーが見つかってあんなに嬉しそうだったのに、本当にただネットから取り出してただけならショックです。
放した生き物が都合良く見つかるのか
はたして事前に対象の生き物を捕まえて放したとして、加藤さんがその生き物を都合よく見つけ出せるでしょうか?
放った生き物の中には大学からの借り物も存在しますし、まさか放して全員がその場を離れていたとは考えにくいですよね。
誰か監視する人が見つけた場所に居たんじゃないかと思ってしまいますし、隠したポイントを知らずに見つけるのは無理なんじゃないか?さすがに逃げるでしょ?
メキシコサラマンダーの例もありますし、探すおおよそ場所は加藤さんも指示れていたんじゃないのかな?
あの人がいる辺りでよく見つかりますよ的な?
加藤英明さんとは?
加藤英明さんと言えばテレビ東京の「池の水全部抜く」や、鉄腕DASHの「グルメ厄介」で全国的に脚光を浴びたのは言うまでもないが、多数のメディア露出以外にも、外来生物や爬虫類など生き物に関する多数の著書を主筆したりと多方面で活躍している。
静岡大学教育学部講師やNPO法人静岡県カメ自然研究センターの代表にもなっている。
加藤英明さんの名言に「噛まれたらチャンス!」と言うものがあり、これはわざと自身に噛みつかせることで相手の動きを封じる諸刃の剣である。
ちなみに、ハブなど噛まれたら危険な生き物の場合は「噛まれたらアウト!」と言うが、いつも鉄腕DASHにて「噛まれたらチャンス!」を使っており、同番組にのハブを捕まえるロケにて、出演者に「これは噛まれたら?」と聞かれた際に「これは…噛まれてたらアウト!」と言った具合に派生で生まれものである。
【とにかく残念です】
クレイジージャーニーは爬虫類ハンターやプラントハンターなどの生き物ハンター系や、死体農場などパンチの効いた企画で好きだったんですが、まさか爬虫類ハンターでヤラセがあったなんて。
確かによく見つかるなとは思っていましたよ、でも「流石は加藤先生、もってるなー」くらいにしか思っていませんでした。
加藤さんには早く真実を公表してほしいものです。
加藤さんは鉄腕DASHの「グルメ厄介」にも出演していて、家族で楽しく観ていたのに。。。
名言とも言える「噛まれたらチャンス!」はもう見れなくなってしまうのでしょうかね?
ヤラセは…アウト!!
