プロテインスキマーの必要性と特徴|種類・性能・選び方・おすすめのスキマー6選

プロテインスキマーはサンゴと海水魚の飼育で情報される機材で、水中のプロテイン(タンパク質)を取り除き、水槽内に蓄積する硝酸塩を減らすといった、通常の熱帯魚フィルターとは少し違う役割があります。

こちらではプロテインスキマーの特徴や種類と、おすすめのプロテインスキマーを紹介します。

プロテインスキマーの特徴

出展https://blogs.yahoo.co.jp/ddj115/37640774.html


プロテインスキマーとはポンプで水と空気を本体内部に取り込み、細かい泡を発生させて水中のタンパク質を取り除く装置のこと。
餌やフンから発生するタンパク質はバクテリアによる分解を経て最終的に硝酸塩になりますが、プロテインスキマーを使用する事で、バクテリアがタンパク質を分解する前に取り除き、硝酸塩の蓄積を抑えることが出来るわけです。

プロテインスキマーはあくまで硝酸塩の蓄積量を減らせる装置と考えてください。スキマーには溶存酸素量を増やすエアレーション効果もありますね。


細かい泡により分離された汚れは泡により押し上げられ上部に付いた汚水カップに濃縮されて集まります。
スキマーの汚水が薄いなら少し泡の量が多いか、本体内部の水位が高い可能性があります。

プロテインスキマーとフィルターの違い


熱帯魚のフィルターとプロテインスキマーが大きく違う点は、プロテインスキマーだけでは水を「濾過」出来ずサンゴや魚は飼育出来ないこと。
プロテインスキマー単体では生物濾過が出来ず、アンモニアや亜硝酸塩を分解する濾過サイクルが機能しないため、必ずバクテリアが繁殖したライブロックや濾材と一緒に使用する必要があります。

通常の熱帯魚フィルターはフィルター内の濾材に住み着いたバクテリアの作用により、フンや餌の食べカス・タンパク質を「アンモニア→亜硝酸塩→硝酸塩」へと濾過しますが、プロテインスキマーはあくまでアンモニアに分解される前のタンパク質や細かいフン、餌のカスを除去する補助的な装置のため、アンモニアや亜硝酸塩と言った有害物質は取り除くことが出来ません。

SPSなどサンゴ飼育でよく使われるベルリンシステムと呼ばれる飼育方法では濾材自体は濾過槽に入れませんが、濾過槽(サンプ)に濾材を入れない代わりに水槽には沢山ライブロックが入っており、このライブロックに繁殖したバクテリアの作用でプロテインスキマーが除去しきれないアンモニアを濾過しています。

 

プロテインスキマーの駆動方式

ベンチュリー式


ベンチュリー式はポンプで水と空気を同時に吸い込み、特殊なインペラーで撹拌し細かい泡を発生させる方式で、今や定番の構造でありリーズナブルなプロテインスキマーにも多く採用されている。

ダウンドラフト式

ダウンドラフト式は水流の勢いで空気を吸い込み特殊なノズルが細かい気泡を作り出すシステム。構造はディフューザーに似ています。
近年安価なベンチュリースキマーが増えたので少なくなりましたが、リーズナブルなスキマーにはこのタイプも未だにあります。

ベケットヘッド式

ベケットヘッドと呼ばれる特殊なヘッドにポンプから水流を空気を送り込み微細な泡を作り出す方式。
水槽の横に設置する様なかなり大型のスキマーが多く、ポンプもパワーの強いマグネットポンプを使ったりと大型の水槽向き。
コストも非常に高くなるし配管も必要となる。

エアーリフト式

エアーリフト式のプロテインスキマーはエアーポンプからスキマー内部のウッドストーンにエアーを送って作動する。能力は最低限で基本的には小型水槽向けのスキマーとなりますね。

エアーリフト式スキマーはエアーの発生にウッドストーンを使用するのですが、このウッドストーンは腐食してしまうので、泡が大きくなってきたら時々交換する必要があります。

 

プロテインスキマーのポンプの種類

DCポンプ式

DCポンプはデジタルコントロールポンプのことで、ポンプには出力を調節できるコントローラーが付いていて、非常に静かで流量の調整も用意なことから近年ではDCスキマーが主流となっています。
DCポンプはコンパクトで熱をあまり発しないのも特徴ですね。

ACポンプ式
昔はACポンプとはフィルターなどに付いているごく普通のポンプのこと。ひと昔前まではACポンプのプロテインスキマーが主流でした。
ACポンプ搭載のスキマーは作動音や振動が大きく、近年は静かなDCポンプに入れ替わりつつある。

プロテインスキマーの形状

コーン型
近年種類のDCスキマーはコーン型が多くなっている。
本体がカップに向かって細くなっており、泡の対流も良く水中の汚れを効率よく除去してくれる定番の形状となった。
コーン型には本体下部にポンプを内蔵し泡戻り防止プレートなどの機能が組み込まれた製品も多い。

ポンプが内臓されたコーン型スキマーはコンパクトで、インサンサンプでの使用でも設置しやすい。

円筒形
昔は製造がハンドメイドだったこともあり、製造にアクリルや樹脂パイプを使った円筒形スキマーが多かった。
加工の自由度が増したためか中型スキマーまではコーン型などが増えたが、現在でも大型スキマーはアクリルパイプを加工して作られている。

ボックス型
四角や正方形など外部式フィルターのような形状のスキマーで、主にハングオンタイプのプロテインスキマーに見られる形状です。

 

プロテインスキマーの設置方法

インサンプ型/水中式


インサンプ型スキマーはサンプや濾過槽に入れて使うならタイプのプロテインスキマーで、構造がシンプルでリーズナブルなスキマーが多く、万が一オーバースキムでカップから水が溢れても何とかなる。

エアーリフト式スキマーも水槽内にキスゴムなどで設置するので内部式や水中式と呼ばれる。

ハングオンスキマー


ハングオンスキマーは水槽の縁に外掛け式フィルターの様に引っ掛けて使う。オーバースキミングにり水が溢れるトラブルに注意が必要。
オーバースキミングの対策されているハングオンスキマーもあり、カップから排水チューブが本体に内に伸びていて、汚水が溢れる前に水槽に戻るようになっている。

スペースの関係上、水槽の左右に設置する場合が多くやるので、やや観賞面を損なうかもしれない。

外部設置型


ベケットヘッド式などハイパワーな大型プロテインスキマーに多い方式。
ポンプや配管が必要で、濾過槽と高さを合わせるための台が必要になることもある。
90cm以上の大型水槽で大型スキマーが水槽台の下に収まらない場合に選択される。

外部設置ベケットヘッド式のバレット2などが有名。

 

プロテインスキマーの注意点

オーバースキミング


プロテインスキマーで1番怖いトラブルが、汚水カップから水や泡が溢れるオーバースキミング・オーバースキムと呼ばれる現象で、オーバースキミングは生体の死亡や初期設置の調整ミス、サンプの水位変動で起こります。

特に生体が死亡した場合は泡が大量に発生するので、インサンプにしていても泡が外まで溢れやすい。死亡した生体からは大量のタンパク質が出るため、カップの蓄積量を超えて大量の泡が吹き出してしまうので要注意です。

オーバースキミングはハングオンスキマーでは致命的なトラブルで、水槽の水がかなり溢れてしまうので被害が大きくなりがち。

作動音

昔のプロテインスキマーにはミキサーと称されるほど作動音が煩い製品が沢山ありました。。最近はDCポンプの登場でスキマーの作動音が大分静かになりましたね。吸気音の方が気になるくらいです。
出来るだけ静かなプロテインスキマーを探しているなら、必ずDCスキマーを選びましょう。

泡戻り

プロテインスキマーの排水には多かれ少なかれ泡が含まれており、質の悪いスキマーやエアー量の調整が悪いと水槽内に細かな泡が混入してしまう。
泡戻りは観賞面だけでなくサンゴの状態も左右するので、泡戻りするとレビューの多いスキマーは要注意だ。

一応スキマーの排水口に目の細かいネットを付けたり、ポンプの周りにスポンジで壁を作るなどの対策は可能です。

塩ダレ

スキマーによっては排水の水飛沫で塩ダレが発生するが、これは時々掃除すれば済むレベルなのであまり気にする必要はない。

微量元素も除去される

ごく僅かですがプロテインスキマーにはヨウ素など微量元素も除去してしまう。
ただしサンゴの消費量から見たら誤差レベルなので、スキマーの能力は余裕をもって選ぶのがベストでしょう。

【安いスキマーを探しているなら】
リーズナブルなスキマーを探しているなら、エアーリフト式が最安値。モーター駆動ならベンチュリー式のスキマーで、インサンプかハングオンタイプに安いスキマーが多いですね。

 

プロテインスキマーは必要なのか?


プロテインスキマーについて解説しましたが、結局のところプロテインスキマーって必要なんでしょうか?

結論から言うと、一部のサンゴを除いて海水魚やサンゴの飼育にプロテインスキマーは必要ありません。通常濾過のフィルターでSPSを除く大抵のサンゴが飼育出来ます。

ただし、プロテインスキマーが有るだけで魚とサンゴの飼育がかなり楽になるのは間違いありませんし、サンゴ水槽で飼育できる魚の数も増やせますよ。

SPSと呼ばれるミドリイシやコモンサンゴみたいな飼育の難しいサンゴで用意られる「ベルリンシステム」の様に、必ずプロテインスキマーを使用する飼育システムでは当然必要なアイテムです。

 

おすすめのプロテインスキマー6選

カミハタ 海道達磨(かいどうだるま)

海道達磨 スキマー

出展charm

海道達磨(かいどうまるま)はカミハタのハングオン&インサンプ併用スキマーで、90cm水槽まで対応のプロテインスキマーでは価格もリーズナブルで圧倒的な人気を誇るプロテインスキマーですね。
海道達磨は60cm水槽以上の水槽向きで、オーバーフロー水槽でインサンプスキマーとして使うなら最安値のスキマーとなります。

筆者も昔使用していましたが、ACスキマーとしては作動音も比較的静かな方です。
海道達磨はオーバースキミングを防止する機能やインサンプ対応など使いやすいおすすめのスキマーですよ。

海道達磨

出展charm

デメリットはハングオンユニット本体が非常に大きく、ガラスが薄い水槽では台に乗せないと少し心配なとと、達磨型の本体が分解出来ず洗い難い点。
あと蓋が振動して音が出るくらいですかね。蓋の上に小さな保冷剤をテープで貼りつけて使ってました。

カミハタ 海道達磨 プロテインスキマー 沖縄別途送料 関東当日便

Amazonでカミハタ 海道達磨の価格を調べるならコチラ

アクアエクセル EC15!/EC20!

アクアエクセル プロテインスキマー EC15
AQUAEXCEL(アクアエクセル)のECシリーズはリーズナブルで性能も良く、とても静かなインサンプ型のDCプロテインスキマーとして人気のモデルです。
とにかく静音性に優れており、夜間でも動いているかわからないほど静かです。
アクアエクセルはDCモーターにより細かい調整も効きますし、サンプの水量が少なめでも使えるのが嬉しいですね。

正直インサンプスキマーはAQUAエクセルのクラスで十分でしょう。余程沢山の魚を入れないならミドリイシでも普通に飼育できる水質に保てますよ。

【送料無料】プロテインスキマー AQUA EXCEL EC15!

【送料無料】プロテインスキマー AQUA EXCEL EC20!

 

スキム2.0 400

スキム2.0 プロテインスキマー
●従来のスキムに比べ、スキミング部は上部が細くなる形状になり、細かくなった気泡を効率よく上部カップに取り込みやすくなりました。
●スキム2.0専用に開発されたハイパワーポンプで安定したスキミングを実現。
●ポンプにチタンローター採用でスキミング効果を増大。
●水位調整ダイヤルでスキミング量の微調整が可能。
●スキム2.0は水槽に掛けるハングオン使用可能で、濾過槽内にも設置可能です。水槽枠の幅は、最大28mmです。
●空気の取り込みは、ポンプのベンチェリーシステムから空気と水を効率的に混合するニードルタービンを備えました。

【仕様】
・最大対応水量:400L
・サイズW165×D190×H455mm
・設置可能な場所:水槽掛け○/ろ過槽内○ ※水槽及びろ過槽に掛けての使用も可能です。
・ポンプ流量:1200/h
・ポンプ消費電力:7.5W(50Hz)5.5W(60Hz)
・接続ホース:内径15~16mm

ナプコリミテッドのスキム2.0はリーズナブルなハングオンスキマーで、最近インペラー形状などを微妙に変えて2.0としてリニューアルされました。

ナプコ インスタントオーシャン プロテインスキマー スキム2.0 S400 海水専用 50/60Hz共用

Amazonでナプコ アクアリウム システムズ スキム2.0 S400の価格を調べるならコチラ

 

海道河童(かいどうかっぱ)フィルター

海道河童 プロテインスキマー
海道河童は外掛け式フィルターとエアーリフト式のプロテインスキマーを合わせた小型水槽用のプロテインスキマーで、普通のフィルターカートリッジも付いているので水質を安定させやすく海水飼育が初心者でも使いやすい。
海道河童 プロテインスキマー
海道河童は30〜45cm水槽くらいに最適で、魚水槽で濾過な補助になりますし、魚を少数に抑えればサンゴメインの水槽にも充分使えます。
エアーリフト式ながら水の循環はフィルターのポンプを利用しているので、かなり汚れがよく取れので驚きますよ。

汚水カップにはエアチューブが接続できるので、万が一のオーバースキミング対策もされていますよ。

デメリットは付属のエアーポンプの音が煩いことくらいですかね。エアーリフト式では非常に効率よく汚れを除去してくれる小型水槽には良いスキマーですよ。

カミハタ 海道河童 フィルター(大) 水槽用外掛式フィルター 関東当日便

Amazonでカミハタ 海道河童 大の価格を調べるならコチラ

 

ヨウ素殺菌プロテインスキマー

ヨウ素殺菌プロテインスキマー

出展charm

殺菌で病気を防止! ヨウ素殺菌ろ材を用いたプロテインスキマーです。水質悪化を招くプロテインを取り除くスキマー本来の性質に併せ、病原菌を死滅させる効果も持ち、水槽内の魚の健康を強力サポートします。
作動のためのエアーポンプ、排水用にペットボトルをご用意いただければ手軽に使うことができ、ペットボトルに溜まった排水は一杯になっても溢れ出ないため、安心してお使いいただけます。
適応水槽 海水水槽※フレームレス水槽での使用推奨です。枠有り水槽では水位を下げて使用してください。 特長

●プロティン除去効果
水質悪化の原因になる有害なプロティン、老廃物を水槽内から取り除きより良い飼育環境を作ります。
●魚病を予防
ヨウ素殺菌ろ材が病原菌を死滅させ、魚を病気から守ります。※魚、無脊椎、海藻には無害です。
●溶存酸素を確保
ウッドストーンがきめ細かい泡を作り出し、魚、ろ過バクテリアにとって必要な溶存酸素を確保します。
●塩ダレ防止
外部へ気泡が発散しない構造のため、塩ダレが起きません。

適応菌例 白点菌、リムフォシステイス菌、ビブリオ菌、トリコディナ菌、尾グサレ菌、グッピーハリ病菌、松カサ菌、ワタカブリ菌、エラ病菌、マウスファンガス菌 メカニズム この殺菌ろ材を使用することにより菌を吸着し死滅させます。菌が通る時だけヨウ素を出して死滅させるのです。
従って濾材の中を菌が通らなければ濾材は消耗いたしません。この殺菌濾材は病気を治すのではなく、菌を水槽内からなくす役目をするのです。

アクア工房 ヨウ素殺菌 プロテインスキマー 関東当日便

Amazonでアクア工房 殺菌プロテインスキマーの価格を調べるならコチラ

 

エターナルナノスキマーQQ1 キューキューワン

 

エターナルナノスキマーQQ1

出展charm

QQ1 エターナルナノスキマ

出展charm

サイズを超えた本格派の外掛け式プロテインスキマー! ゼンスイ エターナルナノスキマー QQ1 対象 対応水量:100L水槽サイズ目安:小型~60cm水槽(ガラス厚14mmまでの縁に設置可能です。)海水専用

【特長】
●コンパクトデザインながら、本格派の処理能力を誇る外掛け式プロテインスキマーです。●水槽の縁に掛けるだけで簡単に設置が可能です。●初心者からプロまでおすすめできる安定した性能です。
●メンテナンスしやすい、イージースタート機能です。
●小型ながら、ベンチュリー方式を採用したスキマーです。
●本格的な省エネタイプであり、しかもDCポンプなので静音性にも優れます。
●ニードルホイールは空気と飼育水を強力にスキミングし、これにより小型機とは思えない微細な泡沫を作り出します。
●セラミックシャフト採用により、耐久性と静粛性を実現しました。
●小型機宿命の泡戻りを防ぐスポンジ付きです。
●吸気音を抑えるサイレンサーが付いています。
●汚水の濃度が調節でき、溜まった汚水は簡単に廃棄できます。

エターナルナノスキマーは比較的最近登場したプロテインスキマーで、サンゴメインやベルリンシステムなら60cm水槽に最適なプロテインスキマーですね。

ゼンスイ エターナルナノスキマー QQ1 外掛式プロテインスキマー 沖縄別途送料 関東当日便

Amazonでゼスト (ZEST) 外掛式プロテインスキマー QQ1(キューキューワン)の価格を調べるならコチラ

 

こちらの記事もおすすめ
●ベルリンシステムの特徴と必要な機材|硝酸塩が溜まらないサンゴの飼育システム!