水草水槽で使う敷砂の選び方|種類・特徴・ソイル・大磯砂・田砂・川砂・セラミックサンド


水草水槽の敷砂は水草の肥料の吸収や根張り、水質、レイアウトの見た目にも影響を与えるため、水草水槽の砂は照明と同じくらい重要です。
今回は水草水槽で使える敷砂と、各種敷砂の特徴を解説します。

 

水草レイアウト水槽での砂の役割・使い方


水草レイアウト水槽での敷砂の役割は、水草の育成とレイアウト演出の2つ。

化粧砂


化粧砂は水草を植えない露出する部分に敷いて見栄えを良くしたり、好みの水景を作るための砂で、主に前景に使用される事が多い。

ソイルが水草の育成に絶大な効果を発揮するのは言うまでもないが、ソイルは見た目が人工的だし、水景が短調になりがち、色が気に入らない人もいるでしょう。
そんな人はソイルが露出する部分に川砂など好きな色の砂を敷くと良い。

 

ソイル


ソイルは水草の育成を容易にしてくれた革新的な敷砂で、今や水草レイアウト水槽にソイルは無くてはならない存在となっています。水草初心者ならソイルを選べば間違いありません。

ソイルは土を焼き固めて作られた人工の砂で、柔らかく水草の細かい根(根毛)も粒に入り込むので、根張り良く肥料分も練り込めます。

ソイルのデメリットは粒が崩れてしまうため、6ヶ月からは1年くらいでリセットが必要になる。
とは言えソイルの価格は高くないので、数多くのメリット考えればリセットのコストは安い物でしょう。
カラーもブラックからブラウン系まであります。

ソイルは水質を軟水に近づける物と、あまり水質には影響を与えない物があります。水質を軟水に帰るソイルを使うとホシクサなど軟水を好む水草の育成も容易になります。

ソイルは水草の育成だけでなく、アピストやビーシュリンプなどの飼育にも使用されています。吸着系ソイルは底面フィルターとの相性も良く、高い濾過能力を発揮します。

●ソイルは注水して直ぐ水草を植えない方が良い

ソイルは水を入れると細かいカスが舞い濁りがでる。直ぐに水草を植えてしまうとソイルのカスが葉に積もってコケの発生を招きやすい。

また、ソイルの内部は細かい空洞があり、注水すると泡が出てくるが、中の空気が抜け切らないとソイル自体に浮力があるため、植えた水草が浮き上がりやすい。
ソイルに水草の植え付けるのは注水から1〜2日間くらい間をおくのがおすすめです。

【粒のサイズ】
ソイル 粒のサイズ 水草レイアウト水槽
ソイルには2〜4mmくらいの粒状とパウダー系がありますが、育成用は粒状ソイルをしようし、パウダー系は化粧砂的に表面に敷く事が多いですね。
パウダーソイルを栄養系の粒状ソイルの上に敷くと、余分な肥料分の放出を防げますよ。

【栄養系と吸収系のソイル】
ソイルには肥料分を含んだ栄養系と、水中のリンや硝酸塩を吸収できる効果を持った吸着系があります。

●栄養系のソイル
栄養系のソイルは有茎草のように肥料の吸収が早い水草で水草レイアウト水槽を作る場合に使用される事が多いタイプです。
肥料を含んだソイルを使用することで、度重なるトリミングにも耐えてボリュームのある茂みを作れるようになります。

デメリットとして光量不足やCO2が無く水草の成長が悪いと、肥料が吸収仕切れずにコケの大量発生を招く事があります。

栄養系のソイルにも含まれる肥料の量に差はありますが、必ずコケのリスクはあるので、ある程度水草の育成に慣れた人向けのソイルと言えますね。

●吸着系のソイル
吸着系のソイルは水中のリン酸塩、窒素、硝酸塩を吸着してくれる便利なソイル。栄養系のソイルには粒が硬い物もあり、底面フィルターでも使用できるし長持ちする。

【ソイルの硬さ】
ソイルの硬さには差があり、指で強く摘むと潰れてる物から、指では潰れない硬めのソイルまであります。
柔らかいソイルは根張りを重視しているので栄養系に多い。
硬いソイルは栄養系に多く、底面フィルターでも長期間使えるように硬く作られていたりします。

水草一番サンドは10年以上前から販売されている大人気ソイル。栄養系ながら水草を普通の密度で植えていればコケもあまり生えませんし、結構長持ちしますよ。

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プラチナソイルはソイルの中でも人気ナンバーワン。安くて持ちも悪くないのでリピーターが多いソイルだ。

●水草水槽におすすめのソイルを紹介|人気・評判・評価

 

セラミックサンド


セラミックサンドはソイルより更に硬く焼き固めて作られた人工砂で、かなり硬いため砂の粒が崩れにくく年単位で使用できる。
セラミックサンドにも色々な種類があるが、多孔質なセラミックサンドは濾過能力も非常に高く、底面フィルターでの使用にも最適です。

セラミックサンドは色もブラウンや肌色、黒、ピンクなど色々選べる。

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大磯砂


大磯砂は古くから熱帯魚飼育や水草水槽で使用されてきた敷砂で、3〜5mm程の黒や灰色など様々な色の砂粒が混ざったています。
大磯砂の粒のサイズにはかなり種類があり、1mm程度の細かい物もあります。

大磯砂はソイルのように砕けたりせず、半永久的に使用ができます。中には大磯砂で何年もリセットせずに追肥とクリーニングだけでレイアウトを維持している水草水槽もありますよ。

大磯砂には肥料分が含まれないため、根からの肥料吸収が盛んなエキノドルスやクリプトコリネの育成には固形肥料の添加が必要となります。

●大磯砂のデメリット

大磯砂のデメリットは海由来の砂のため、細かい貝殻を含んでおりPHとKHを上げてしまうこと。ショップでよく見かける一般種の水草は大磯砂でも問題なく育ちますが、一部の軟水を好む水草には適しません。

大磯砂には「酸処理済み」の貝殻などアルカリ成分を予め酸で除去した物も販売されています。価格は上がりますが大磯砂で水草水槽を立ち上げたいなら利用しても良いでしょう。

 

川砂


川砂と呼ばれる砂にも色々な種類があるが、基本的に明るい色合いで、粒の細かい2mm以下のサラサラとした砂が多い。
根張りも良いが長く使用していると硬く締まりやすく、時々サンドクリーナーや串で掻き混ぜで解す必要がある。

川砂はPHをあまり上げない物が多いので水草水槽にも向いている。通水性は良くないので時々クリーナーで掃除しよう。
水草水槽では化粧砂として使用すると明るく爽やかな印象になる。

川砂はコリドラスなど底物の生体にも優しい敷砂として人気です。

 

田砂


田砂は粒のサイズ1mmくらいの細かい敷砂で、黒っぽい砂粒が多い。若干の硬度を上げることはあるが、あまり水質に影響を与えないので使いやすい。
丸みを帯びた粒なので水草の根にも優しく、コリドラスのなど低層魚の飼育にもおすすめ。

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ベースサンド


ベースサンドは水槽の1番底に敷いて使う粗めの敷砂で、肥料分を含んだ砂利や軽石のような質感の人工的な敷砂。
使用しなくても問題なく育ちますが、ベースサンドを敷くことで肥料分の供給や通水性を確保できるため、水草がより勢いよく育つようになる。

特に根張りの良いエキノドルスやクリプトコリネなど長期間植え替えしない水草には大きな効果が得られる。

水草を引き抜くと上に出てくるので、鉢底に敷くメッシュ状のネットをベースサンドの上に敷いてからスナを被せると良い。

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