プロトプテルス・アネクテンスの飼い方|水槽サイズ・寿命・混泳・餌・水温

肺魚 プロトプテルス・アネクテンス

肺魚 プロトプテルス・アネクテンス
プロトプテルス・アネクテンスは肺魚と呼ばれるアフリカの熱帯魚で、乾季になると泥に潜って「夏眠(かんみん)」する不思議な魚です。
プロトプテルス属の肺魚は非常に丈夫で、アネクテンスも水質の悪化に強いため、肺魚特有の火傷や脱走に注意すれば飼育は簡単。

プロトプテルス・アネクテンスは寿命も長く10年以上生きる長寿な魚なので、長く付き合えるペットフィッシュとして飼育ができます。

今回はプロトプテルス・アネクテンスの特徴や飼い方、飼育する上での注意点を紹介します。

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プロトプテルス・アネクテンスの特徴

肺魚 プロトプテルス・アネクテンス
分布:西アフリカ〜中央アフリカ
全長:80cm
寿命:8〜10年以上
性格:気が強い/凶暴
水槽:90〜120cm
水温:20〜30℃
水質:5.5〜7.5PH
混泳:不可

プロトプテルス・アネクテンスはアフリカの池や湖に生息する肺魚と呼ばれる魚です。
アフリカに生息する肺魚はプロトプテルス属に分類され「夏眠(かんみん)」と呼ばれる、生息地の水が干上がっても生き抜く独特の生態も特徴です。

夏眠とは水が干上がる乾季を乗り切る肺魚独自の生態で、乾季になり水が無くなり湖底の泥が露出しはじめると、プロトプテルス・アネクテンスは泥の中に30〜60cmほど潜り、体から粘液を出して繭を作ります。
繭は周りの泥が乾いても繭は内部の水分を逃さず、肺魚は休眠状態のまま半年から1年近く耐えることができます。

肺魚 アネクテンス
アネクテンスは長く太い体付きをしており、顔も丸っこく可愛らしい。
アネクテンスは外鰓(がいさい)と呼ばれる細長いエラが胸鰭の上から左右2本づつ伸びており、ウーパールーパーのようにも見えるし、長い個体は髪みたいで可愛らしい。
外鰓の長さは個体差や水質にも左右されると言われている。

体長は水槽内で70cm弱くらいまで成長する。10cmの幼魚も1年で40cm、2年で60cm近いサイズまで成長します。
90×45×45cm水槽なら2年弱は飼育出来るでしょう。

●体色
アネクテンスの体色は灰褐色色か黒褐色、灰色で所々に斑状の模様が入る。斑状の模様は個体差が大きいので、お気に入りの個体を探してみるのも良いですね。
黄色からクリーム色の体色をした目が赤いアルビノ個体も稀に輸入されて来ます。

アルビノ
アネクテンスのアルビノは真っ白よりクリーム色をした個体が多く、アネクテンス特有の斑点模様が残っている個体も見られる。

肺魚呼吸

肺魚 プロトプテルス・アネクテンス
アネクテンスは肺魚と言う名前の通り、浮き袋が変化した肺状の気管で空気中の酸素を取り込み呼吸する。
選は退化しており肺呼吸ができないと窒息してしまう。そう、肺魚は魚なのに溺れてしまうのだ。
呼吸の間隔は幼魚ほど短いが、成魚のアネクテンスなら10〜15分は呼吸しないこともある。

肺魚の飼育では蓋いっぱいまで水を入れず、蓋と水面の間に呼吸に必要なスペースを5cmくらいは確保してあげよう。
水深がある水槽だと呼吸した後に脱力して沈んでいく面白い姿が見られる。

 

プロトプテルス・アネクテンスの飼い方

肺魚 プロトプテルス・アネクテンス
プロトプテルス・アネクテンスはサイズが大きい以外、肺魚特有の注意点さえ覚えておけば飼育は簡単です。

アネクテンス飼育の注意点
肺魚はヒーターに接触して火傷したり、ヒーターを噛み砕くことがあるので必ずヒーターカバーを取り付けましょう。

肺魚は丸っこい顔とは裏腹に歯が鋭く顎の力が非常に強いので、手を噛まれないように注意して下さい。顔の前に急に手を出すのは勿論、動体の横でも急にクルッと頭を曲げて噛みつく事もあります。
出来るだけ水中に素手を入れないようにメンテナンスするようにしたいですね。

脱走防止に蓋には重しを乗せ隙間は塞いでおきましょう。

水槽

プロトプテルス・アネクテンスは飼育下で全長70〜80cmほどに成長しますが体が柔らかいので、水槽の大きさは120×45×45cmの水槽があれば終生飼育が可能です。
アネクテンスの成長に合わせて水槽サイズを大きくしていくのがベストで、20cm未満の幼魚なら45〜60cm水槽、30〜50cmなら90×45×45cm水槽で飼育できる。

アネクテンスのど肺魚の飼育に水深はあまり必要ないのですが、脱走防止を考えると水槽の高さを45cm、水深を30〜35cmと低くするのがおすすめです。
水深を20〜30cmほどに低くしておいた方が肺魚も呼吸もしやすいようです。

 

濾過フィルター


アネクテンスなど肺魚の飼育には濾過能力が高い濾過フィルターが必要です。
アネクテンスの個体差にもよりますが、肺魚は餌を食べる際にモグモグと咀嚼するため餌のカスが舞いやすい。たまに自分のフンを食べて吐き出す個体もいるので肺魚は水はかなり汚す魚です。

水位を低くするなら大型の外部フィルターを使用するのもありですね。
フィルターサイズは余裕を持たせた大きなサイズを選ぶか、サブフィルターを繋ぐのもおすすめです。
上部フィルターと外部フィルターを合わせて使うのもおすすめ。

ろ材にはPH・ペーパーの定価防止に大粒のサンゴ砂を少量加えておくと良い。

 

プロトプテルス・アネクテンス
肺魚は雑食性でアネクテンスも肉食魚用の人工飼料、プレコタブレット、生き餌、水草など色々な餌を食べる。基本的はキャットのような沈下性の肉食魚用のタブレットを与えれば問題ない。
肺魚は人間のように餌をモグモグと咀嚼するユニークな食べ方をする。

咀嚼する際に餌を少し吐き出したり吸ったりしてするので、金魚を与えるとミンチ状態の金魚を見ることになるので要注意。
更に肺魚は餌を綺麗に食べず食べ散らかすこともあり、生き餌が食い散らかされると、正に地獄絵図と化すので注意しよう。

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肺魚は呼吸するときに足で踏んばって立ち上がるため、砂が敷いてあるとツルツルと滑らず踏ん張りが効いて呼吸も楽なようだ。

肺魚は餌を探す動作なのか砂を吸って吐いたりする。ストレス解消にもなる様だし、細かい粒の砂を浅く敷いてあげるのがおすすめです。

砂は水換えの度にサンドクリーナーでゴミを掃除してあげましょう。

混泳レピドシレン アネクテンス アネクテンスは気が強く凶暴と言えるレベルなので混泳は難しい。しかし、筆者のアネクテンスは生き餌として入れた金魚と半年以上混泳していたので不可能ではないようです。
それでも急に齧られてしまう事故が起こりますし、基本的には食べられても仕方ないと思える魚を入れるのがおすすめ。

水面を泳ぐメダカなんかは混泳させやすい。60cmくらいのアネクテンスにたいして、2〜3cmのテトラのような小魚だと無関心で混泳させても大丈夫だったりする。
小魚の注意点として、ライトの消灯で驚き肺魚の口元に近づいて食べられてしまったり、動きの遅い夜に食べることもある。
逆に小魚がアネクテンスを突いてストレスになる事もあるようです。

プロトプテルス同士の混泳は不可能と言われますが、非常に広い池のような環境だと、小競り合いがあっても逃げられるので、自然下と同様に混泳できるそうです。
他魚との混泳は自己責任で試してみて下さい。

 

病気

アネクテンスはあまり病気にかからない魚ですが、水質が悪いと水カビ病や肌荒れを起こすこともあります。
細かいゴミが積もったりしない様に水流を作りゴミを吸い出して掃除をしっかりしましょう。
基本的は水質を綺麗に保てば病気は自然と感知します。

注意点として肺魚を含む古代魚は薬剤に対する耐性がないため魚病薬が使えません。
肺魚は再生能力も高いので、傷付いたり水カビが発生したら大量の水換えと、薬の代わりに塩を入れてあげると良いでしょう。

 

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