ブラインシュリンプの孵化方法|孵化器・水質・塩分濃度・水温・餌・飼い方・飼育

ブラインシュリンプ アルテミア

ブラインシュリンプ アルテミア
ブラインシュリンプはアルテミアと呼ばれる動物プランクトンの一種で、乾燥した卵を適した水質の水に戻すと孵化します。

ブラインシュリンプは栄養価が高く、生きていて動くため食い付きも非常に良い。熱帯魚のブリーディングに欠かせない餌で、孵化したばかりの稚魚用の餌として古くから利用されています。

特に卵から孵化する熱帯魚の稚魚にはブラインシュリンプが適しており、粉末状の人工飼料よりもブラインシュリンプを餌として与えると生存率が高くなり、稚魚の成長も明らかに早いですね。

ちなみにブラインシュリンプは昔「シーモンキー」と言う名前で飼育観察セットが販売されていました。

 

ブラインシュリンプとは?

ブラインシュリンプ
ブラインシュリンプはアメリカや中国の塩水湖に生息する動物プランクトンで、学名をアルテミアと言います。
ブラインシュリンプの卵は乾燥に耐えられる構造をしており、熱帯魚「ブラインシュリンプエッグ」として乾燥状態で販売されており、27〜28℃の塩水に付けると18時間〜24時間で孵化します。
30℃以上の水温では孵化率が極端に下がるそうなので、真夏の孵化やライトに乗せて加温するなら注意が必要です。

植物プランクトンやパン酵母を餌とし最大で2cm程度まで成長するため、与える魚のサイズに合わせて大きさの調整も可能です。

下記で紹介していますが、飼育や繁殖もできるので夏の自由研究にも活用できますよ。
昭和の時代にはシーモンキーなる謎の名前を付けられて孵化・飼育セットが販売されていました。どこがモンキー(猿)なのかは謎です。

 

ブラインシュリンプの孵化方法

ブラインシュリンプ 孵化

Processed with MOLDIV

ブラインシュリンプの孵化には市販のブラインシュリンプエッグと、食塩、水、容器、エアーポンプ、エアーチューブ、流量調整コック、エアストーン、ブラインシュリンプを掬うネットが必要です。

ちょっと必要な物が多いですが、専用のブラインシュリンプ孵化容器を使えば少しだけ必要な物が減りますよ。
あと、ブラインシュリンプの孵化に必要な温度は28℃なので、冬場はライトの上に乗せるかパネルヒーターを使う、水槽内に容器の一部を漬けるなどの加温、対策が必要です。

【ブラインシュリンプの孵化に必要な道具】
ブラインシュリンプの卵
食塩

容器
エアーポンプ
エアーチューブ
エアーストーン
流量調整コック
加温用の道具(有ると便利)

●市販の孵化器が便利

ブラインシュリンプ 孵化器

出展charm

ブラインシュリンプの孵化器を作るのが面倒なら便利なブラインシュリンプ孵化器が販売されています。
水槽内に設置できるキスゴムやエアレーションも付いているのでおすすめですよ。
水槽内には設置できますが、パネルヒーターやライトの熱を使えないのだけ難点でしょうか。あとはブラインシュリンプを量を大量に孵化させる人は自作容器になりますね。

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ブラインシュリンプ孵化器の作り方

 

ブラインシュリンプ 孵化

Processed with MOLDIV

ブラインシュリンプの孵化にはまず市販の孵化器を購入するか、孵化器を作る必要があります。
孵化容器は瓶や加工が簡単なペットボトル、タッパーなど色々な容器が使えます。

エアーを入れるので水が外に跳ねて飛び散らない、ある程度の深さが必要です。瓶やタッパーなら空気穴とエアーチューブを通す穴を開けた蓋をすれば水跳ね防止になりますよ。

エアーストーンは容器の底に位置するように配置して、エアーポンプとの間にエアーの流量を調整するコックを取り付けます。
エアーポンプは1番小さい流量のタイプを選ぶべば良いと思います。エアーを供給するのもありますが、水を撹拌する役割も大きいです。

 

孵化

ブラインシュリンプ

ブラインシュリンプ

ブラインシュリンプの孵化には、ブラインシュリンプエッグを1gに対して1リットルの水に食塩20グラムを入れ、エアレーションを施して28℃前後の水温を維持すれば16時間〜24時間で孵化します。
上記の量は目安なので、塩水の作り方は各種ブラインシュリンプエッグの表記を確認して下さい。

孵化率は孵化する環境やブラインシュリンプエッグの品質によって異なります。

夏場は室温で孵化しますが、効率よく沢山孵化させるなら温度が安定している水槽内に孵化器を浸しましょう。紐や針金、キスゴムで容器が落ちないようにしっかり固定します。

エアチューブ用のキスゴムの穴に紐を通し、容器に2〜3箇所取り付けると良い。
手頃な固定場所がないなら壁に画鋲かフックを付けて紐でぶら下げる形にしても良いですね。

孵化したら

ブラインシュリンプ
ブラインシュリンプが孵化したら目の細かいネットで濾し取って、真水で塩分を洗い流して稚魚に与えます。
真水で洗うのは塩分や孵化させた水が稚魚の水槽に入ると、塩分による影響や水の汚れが心配だからです。

ブラインシュリンプは真水で洗っても直ぐには死にませんが、一度真水につけるとやがて死滅するので使い切らないといけません。

ブラインシュリンプの捕獲はエアーチューブで吸い出すか、スポイトで吸う、網で掬うなどやり方は色々あります。
ブラインシュリンプは光に集まる習性があり、暗い場所でスマホのLEDライトを当てると光りに集まってくるので、集まってきたら適量をエアチューブで吸い出すと楽に沢山捕獲できますよ。

稚魚への与え方

卵から孵化したばかりの魚の稚魚には、孵化したてのブラインシュリンプを直ぐに与えますが、稚魚のサイズが大きいなら少し成長させたブラインシュリンプを与えても良いですね。

孵化から1mmまでは成長が速く、孵化から2〜3日経つと魚の稚魚には大きくて食べれない場合もあります。
もしブラインシュリンプが余ったら全て濾し取って冷凍しても良いでしょう。
食い付き生きているものより落ちてしまいますが、栄養価が高いので稚魚が食べないなら親魚の餌にしてしまっても構いません。

熱帯魚のブリーダーさんは孵化容器を3個ほど並べて、1日おきに時間差でブラインシュリンプを孵化させ、常に孵化したばかりのブラインシュリンプが供給できるようにしている人も多いですよ。

 

ブラインシュリンプの飼育方法

ブラインシュリンプは給餌と水質管理さえ出来れば成長させて産卵・繁殖まで観察できます。
ブラインシュリンプを飼育するなら、孵化した幼生を同じ塩分濃度と水温を入れた飼育用の水槽やプラケースに移し、餌にはパン酵母や粉末にした熱帯魚の餌を与えます。

基本的には毎日塩水を作り水換えを行いますが、もし濾過器を利用するならブラインシュリンプを吸い込まないスポンジフィルターを使うのが良いでしょう。

ブラインシュリンプの繁殖

約1ヶ月で1cm以上に成長し、ブラインシュリンプが2匹が繋がって交尾する様子も確認でき、一応飼育下でも繁殖させて増やすことは可能。現実的に数を増やし続ける事は難しいので、あくまでブラインシュリンプの生態観察として試してみると良いですね。

 

おすすめのブラインシュリンプ

テトラブラインシュリンプエッグ

テトラ ブラインシュリンプ エッグス
テトラのブラインシュリンプエッグスは筆者も良く使用していたブラインシュリンプで、孵化率もよく小分けにパッキングされているので、残った卵の湿度による劣化も心配ない。
メーカーによると冷蔵庫など涼しい場所で保管すると長持ちするそうです。

【評判・評価】
ごちそうではある

2019年9月7日Amazonで購入
魚たちにとっては相当なごちそうなのか、目の色を変えて食いついている。また、元気のなくなった魚も数日与え続けると元気になる。
適当な空ペットボトルに濃度調整した塩水を入れ、スプーン1杯のブラインシュリンプ、酸素用のぶくぶくを入れ、水槽に放置しておくと翌日には水がオレンジ色になるくらい羽化する。
それをシリンジやスポイトで吸い与えている。手間を惜しまないor塩分はどうしても与えたくない人は濾過するといい。やはり、作成から与えるまで、準備、終わった後の洗浄が面倒ではある。
Amazonレビューより

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ニチドウ 殻無ブラインシュリンプ

ニチドウのブラインシュリンプは孵化率が良いことで有名。殻なしで水も汚しにくいし、殻とブラインシュリンプの仕分けも無く楽に給餌が可能。
長年愛用されている信頼できるメーカーの製品ですよ。

【評判・評価】
とても良い

2017年9月4日Amazonで購入サイズ: 20g
良い商品なのでおすすめです。孵化率が高く、エアレーションなしで塩水だけで孵化させていますが、孵らない卵はほとんど無いです。又、塩水に投入してからそのまま放っておいても1日は余裕で元気に泳いでいます。
保管に関しては、スプーン入りの袋のままだと使いづらいので、空き瓶に移しかえて冷凍庫で保存して、使う分だけ解凍しています。すぐになくなるので長期保存する事は無いですが、冷蔵庫での保存より品質の劣化が防げるような気がします。
Amazonレビューより

日本動物薬品 ニチドウ 殻無ブラインシュリンプ アルテミア 100(25g) 関東当日便