ハナガササンゴの長期飼育に必要な条件とは? 水質、光・照明、餌、水流、飼い方

ハナガササンゴ

ハナガササンゴ
ハナガササンゴは胴が長く伸びたイソギンチャクのようなポリプが特徴的なLPS・ハードコーラルです。
外見はアワサンゴに似ていますが、ハナガササンゴは長期間の飼育が難しいサンゴとされており、年単位で状態よく飼育するには餌や水質など色々な要素が必要。

ハナガササンゴは普通のLPSが状態良く飼育できている水槽でも、1〜2ヵ月は状態良く飼育できる割に、何故が数ヶ月経つと部分的にポリプが開かなくなり、ポリプが剥げて減っていく事が多い。
なかなか長期飼育が難しいサンゴとして昔からマリンアクアリストを悩ませています。

近年は数年単位でハナガササンゴを飼育できる方法・条件が見つかっており、長期間の飼育は可能になりつつあります。

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ハナガササンゴの飼育方法

ハナガササンゴ
●学名:Genus Goniopora
●照明:中
●水流:弱〜中
●水質:硝酸塩が10ppm以内
●水温:23〜26°C
●PH: 7.5〜8.5
●KH:8〜14
●濾過方式:特にこだわらない

ハナガササンゴは丸みを帯びた骨格から複数の長いポリプを伸ばす美しくボリュームのあるLPS・ハードコーラルです。
何故か初心者向けのサンゴとして売られている事も多いサンゴで、確かに丈夫で数ヶ月は状態良く飼育できるものの、半年〜年単位での飼育は大抵ポリプが一部開かなくなり、だんだんと歯抜けになって溶けてしまう長期飼育が難しいサンゴです。

ハナガササンゴのカラーはグリーン系とレッド系があり、レッドのハナガササンゴは強い照明が確保できるなら、LPSが飼育できる通常の水槽環境で長期間の飼育が可能とされています。
特別な飼育環境を用意できないなら、強い照明があれば良いレッドのハナガササンゴを購入するのが良いですね。

ハナガササンゴには幾つかの種類が流通しており、ポリプの形状や骨格が枝分かれするブランチなど、意外と種類が多い。コモチハナガサやニホンハナガサなどは流通量も多い。

この事から種類別に飼育難易度も違うのは容易に想像でき、実際に昔筆者が働いていたショップでキープしているハナガササンゴも、入荷するロットによって長生きする物と短命な物がいた。
入荷から長期間元気なハナガササンゴを選ぶのも飼育しやすい個体を選ぶコツですよ。

水流は弱〜中くらいで良く、ポリプが折れてしまうような強い水流は適していない。ほどよくポリプがフワフワと揺れる程度の水流が適している。

ポリプを長く伸ばすためか、何度もポリプが萎縮する刺激を受けると明らかに弱ってしまう。他のサンゴや魚と貝の接触、強い水流、配置場所が不安な事によるグラつきには十分に注意しよう。

近年は長期飼育の方法が確立?

ハナガササンゴ
ハナガササンゴは自然下では濁りが入るようなプランクトンの豊富な環境に生息している。更によく水を吸い膨らむことから、餌の要求度が高いサンゴである。
特にグリーンやベージュのハナガササンゴは隠日性サンゴに近い給餌が必要です。

ハナガササンゴは非常に細かいワムシなどプランクトン状の餌が有効で、微細な水中の微生物を水と一緒に吸い込み摂取しているようだ。
大きなリフジウムがあり、プロテインスキマーや強制濾過の付いていない、ナチュラルシステムの水槽が飼育に適しています。

ハナガササンゴに理想的な飼育設備は、リフジウム付きで、微生物を濾し取らない底面フィルターを使用した水槽です。なんならリフジウムの空いているスペースに入れた方が良いくらい。

リフジウムが無理ならワムシや隠日性サンゴ用の液体フード、ブラインシュリンプも餌になります。ただし、やはり好きな時に餌が摂取できるリフジウムがある方がハナガササンゴは長生きします。

好日性サンゴながらしっかり微細な餌の給餌が必要なのも難しいポイントの1つですね。

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水質

ハナガササンゴ 飼育
ハナガササンゴは意外と水質の低下に耐えられるサンゴで、実際にクリアな水のサンゴ礁より川の河口に近い、やや濁った富栄養なエリアに多い。
硝酸塩も10ppm以内にら問題なく、リン酸塩の蓄積もシビアではない。とは言え、栄養栄は少ない正常な水質の方が長期飼育には適している。

リフジウムなら問題ないが、ワムシなど餌を給餌するなら水は汚れやすいので定期的な水換えは必要です。
水換え自体の頻度は通常のLPSと同様で構いませんし、リフジウムが付いてるなら水換えの頻度を減らして、微量元素を総合添加剤で補いながら飼育することも可能。

ハナガササンゴに水中に僅かにフッ素が必要と言われた時期もあり、実際にフッ素が必要なのかは真偽不明です。
リフジウムが有れば総合添加剤のみで、あまり水換えしなくても飼育できるため噂程度だと思いますが。

照明


グリーン系のハナガササンゴは60cm水槽のメタハラ150wやハイパワーなLEDが必要です。
レッド系のハナガササンゴは強くてもブルー系のメタハラ150w。LEDなら2灯、蛍光灯3灯程度で飼育が可能。

 

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