SPS・ミドリイシの飼育方法|設備・環境、光・照明、水質、水流

ミドリイシ サンゴ 飼育

ミドリイシ サンゴ 飼育
ミドリイシはSPSを代表する定番のサンゴで、自然界ではサンゴ礁を形成する重要なハードコーラルです。
ミドリイシは非常にデリケートなサンゴで、飼育には硝酸塩やリン酸塩が検出されない限りなく正常な水質と、強力な照明、高いKH・カルシウムに豊富な微量元素も必要。

ミドリイシの飼育に適した栄養塩の無い環境を作るにはベルリンシステムが最も簡単かと思いますが、オーバーフロー水槽や照明設備、高性能なプロテインスキマー、カルシウムリアクター、RO浄水器と高額な飼育設備が複数必要で、サンゴ飼育では最高クラスと言える飼育環境を用意しないと長期飼育は難しいサンゴです。

とは言え、専用水槽じゃなくても1〜2個のミドリイシだけならサンゴ水槽に強力な照明を付けるだけで飼育出来ている人もいますよ。

ミドリイシの飼育に必要な飼育設備

ミドリイシ 飼育
ミドリイシは好日性サンゴの中でも特に飼育難易度が高く、栄養塩が検出されない清浄な水質と、安定しますKH・カルシウム、微量元素の供給が必要になります。

このような飼育環境を初心者が簡単に確保出来るのがベルリンシステムと呼ばれる濾過方式ですが、ベルリンシステムを成立させるためには高性能なプロテインスキマーや照明器材、カルシウムリアクターなどの設置が必要不可欠、機材の設置スペースや水質の安定も考えると90cmのオーバーフロー水槽がおすすめ。

この他に水道水に含まれるケイ酸塩や重金属を除去できるRO浄水器や、夏場は水槽用クーラーも必要となります。
ミドリイシを飼育する設備の総額は30万円以上になり、かなり高額な初期費用がかかりますし、維持費もそれなりの金額になります。

【最低限必要な飼育設備】
オーバーフロー水槽セット・90cmが理想的/7〜15万円
ハイパワーLED・メタハラ250w/8〜12万円
ライトスタンド/8000円
プロテインスキマー/6〜8万円
カルシウムリアクター+co2添加セット/8〜10万円
RO浄水器/3〜7万円
水槽用クーラー/8〜10万円
ヒーター/5000円
水流ポンプ

人工海水 500リットル分/6000〜8000円
ライブサンド16kg/6000〜15000円
ライブロック15kg程度/15000〜30000円

比重計
水温計

オーバーフロー水槽

サンゴ水槽 立ち上げ

ミドリイシの飼育では水量と機材の設置スペースが確保出来るオーバーフロー水槽を選択するのがベター。
ミドリイシを飼育するなら総水量は150リットル以上欲しいので、最低でも60×45×45cmか90×45×45cmのどちらかを選択します。

初心者ならオーバーフロー水槽セットと言うアクアショップや水槽屋さんが販売している水槽セットを購入するのが1番ですよ。

既にオーバーフロー水槽をお持ちで慣れた人なら自分で機材を個別に揃えたり、水槽に穴を開けて配管したりする事もありますね。
筆者もガラス水槽に穴を開けてOF加工したものですが、必ずしもセットより安上がりとは限りません。今はだいぶオーバーフロー水槽のセットも安く手に入るようになりました。

濾過槽・サンプ

出展https://blogs.yahoo.co.jp/ddj115/37640774.html

濾過槽にはプロテインスキマーやカルシウムリアクターを設置するので、仕切りがないサンプと呼ばれる箱型の濾過槽を使用することが多い。
サンプはガラス水槽を流用しても良いので、この辺はコストをカット出来るのではないでしょうか。

循環ポンプ

ミドリイシなどSPSの飼育では通常のサンゴ水槽より循環水量が多いポンプを選んだ方が良い。
流量調節が可能で省エネなDCポンプを選ぶのがおすすめです。ポンプは水槽との高低差や配管、クーラーなどによるパワーロスが大きく、実際の流量より30〜40%は毎時流量が低下するので、とにかく余裕のある循環ポンプを選ぶのがおすすめ。
流量を増やすのは無理でも、水の勢いが強ければコックで調整して弱くすることができますからね。

流量は水槽水量の15〜20倍程度の水量を1時間で循環できる流量が適正です。
仮に90cm水槽だと水槽水量が150リットルなので、ポンプら毎時流量が2000〜2700リットルを選ぶのがおすすめ。

照明・光


ミドリイシの飼育には非常に強い日が必要。ミドリイシの飼育で最も重要で難しいポイントとも言えるのが光・照明ではないでしょうか。

60cm水槽で150w以上、90cm水槽ならま250wが最低ラインとなります。上記の数値はメタハラの場合なので、LEDライトなら50〜100ワットくらい少ない照明でも飼育できますよ。

ミドリイシは照明を照射する角度にも煩く、枝全体に満遍なく光りが当たるように、1灯ではなく最低限真上と左右から3灯以上の照明を当てたい物です。
育成には浅場用の白色系の照明が適しており、ケルビン数だと10000K〜12000Kくらいが良いでしょう。

照明が弱かったり一部に影ができてしまうと、枝の根元から徐々に白化してしまいます。微妙に栄養塩がある状態で照明が中途半端な明るさだと、褐虫藻が増えすぎて茶色くなることもありますね。

本来ミドリイシの飼育には栄養塩が検出されないのが理想的なんですが、照明が十分強ければ僅かにリン酸塩やケイ酸塩など栄養塩が検出されていても茶色くならずに長期飼育ができます。
それくらいミドリイシの飼育で照明が重要なことがよくわかりますね。

ライトスタンド

ライトスタンドはアーチ型を使用します。手前からもスポットライトを照射したいなら2本並べて使うのもありですね。
照明の角度にも拘る人はステンレスパイプやエンビ管でライトスタンドを自作したりもしますよ。

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カミハタのアーチスライドBSは台座に2本目のスタンドが取り付け可能。水槽との接続部分はサビないプラスチック製で人気が高い。

プロテインスキマー

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プロテインスキマーは微細な泡と水を筒状の本体に送り込み、水からタンパク質や細かなゴミを除去する装置です。ベルリンシステムでは心臓部とも言える重要な機材です。

プロテインスキマーを使えば糞や餌のタンパク質が分解されてアンモニアが発生する前に除去出来るので、最終的に水槽内に溜まる硝酸塩やリン酸を大幅に減らすことができます。

僅かに残った硝酸塩とリン酸塩はライブロック内で行われる昇華還元作用によって窒素に変えて除去するため、栄養塩を水槽内から完全に排除することが可能。
これがベルリンシステムと呼ばれるミドリイシの飼育で最も使用されている濾過方式です。

ベルリンシステムのデメリットは魚や生体が少数しか入れられない事ですが、そもそもデリケートなミドリイシを飼育する水槽には、他の濾過方式でも沢山の魚を飼育することは難しいので特別デメリットとは言えないかと思います。

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海道達磨は60〜90cm水槽まで使える大人気の売れ筋プロテインスキマーです。価格もリーズナブルなのにハングオンとインサンプで使えますよ。

カルシウムリアクター

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カルシウムリアクターはKH・カルシウムやマグネシウムなどの微量元素を常に供給できる装置で、ミドリイシなどカルシウムの消費が激しくKHの低下が早いSPS水槽では無くてはならない器材です。
カルシウムリアクターは絶対無いと駄目という訳では有りませんが、カルシウムリアクターを使用した方が安定したKH・水質を簡単に維持できますよ。

カルシウムリアクターには給排水用の細いチューブが2本とCO2添加用のチューブが1本付いていて、本体に入ったカルシウムメディアをCO2を添加することで、カルシウムメディアを溶かし、高いKH・高濃度の微量元素を含んだ水を水槽に戻します。

CO2添加用の機材

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カルシウムリアクターを使うにはCO2を添加するレギュレーターやCO2ボンベが必要。水草用の物が色々販売されているので、小型ボンベ用かミドボン対応のレギュレーターを購入すると良い。
ミドボン対応のレギュレーターを使えば半年以上はボンベの交換が不用になりますよ。

水槽用クーラー

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ミドリイシの飼育に関わらずサンゴ飼育では夏場の水温上昇は大敵だ。夏場は水槽用のクーラーを使用して水温を24〜25度・+-1度に維持したい。
水槽と濾過槽を合わせた総水量より20〜50リットル程度、冷却可能な水量に余裕もたせたモデルを選びたい。

水槽用クーラーには音が煩い製品もあるので、信頼性の高い製品を購入するようにしましょう。
クーラーを使用するにはメインポンプから配管を分岐するか、クーラー用にもう一台ポンプを用意します。

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ヒーター

冬場は加温の為にヒーターが必要。万が一の故障に備えて2本設置するのがおすすめ。
300W必要なら150Wを2本設置する。

水温計

ヒーターやクーラーの故障に備えて水温を確認できる水温計を設置しよう。
デジタル水温計なら水換え用の海水を作る際にセンサーを海水を溶かす容器に移動すれば、水槽の水温を合わせる際に役立ちますよ。

RO浄水器

RO浄水器 サンゴ ミドリイシ
RO浄水器とは水道水に含まれる不純物を取り除き純水を作れる高性能な浄水器のこと。
ミドリイシは水道水に含まれるケイ素、リン酸塩、重金属でダメージを受ける為、これらを除去出来るRO浄水器は必ず使用したい。

RO浄水器の注意点
RO浄水器を使う場合の注意点として、高い水圧が必要なのと、生成水の3〜5倍程度の捨て水が発生する。

RO浄水器は水圧が低い環境で使うと性能が発揮できず、捨て水の量も増えてしまう。水圧については家が1階なら良いが、アパートやマンションなど2階以上の住宅では水道の水圧が低い場合があり、上手く純粋が得られない可能性があります。

水圧が低い場所でRO浄水器を使うには別途「加圧ポンプ」と言う専用の電動ポンプを購入する必要があり、8000〜15000円程度の費用が追加で必要となります。

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水流ポンプ

ベスタウェーブ
ミドリイシの飼育には水槽全体にムラなくランダムで強い水流を作るき必要不可欠。ベルリンシステムでライブロックの浄化作用を高める為にも水流が重要です。
造波ポンプ/ウェーブポンプと呼ばれるポンプを使うと手軽に波を再現出来きますよ。

特にDCポンプと呼ばれるパワーの調節が可能なポンプなら、やや大きめの製品を選んでも使用角度や設置場所に応じてパワー弱目に調節できるので非常に使いやすいです。

人工海水

コーラルプロソルト
ミドリイシの飼育では人工海水の品質にも拘りたい。KH10程度になり微量元素も多く含まれた人工海水を選ぶと良いでしょう。
基本的にはカルシウムリアクターでKHや微量元素を適切値に維持するわけですが、だからと言って安物の人工海水を使用すると品質が悪くミドリイシに影響が出る場合があります。

レッドシーなど評判が良いメーカーの人工海水を選べば間違いありません。

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人工海水は多めに用意しておきましょう。使用量は60cmオーバーフローなら120リットル、90cmオーバーフローなら250リットル以上の海水が作れる量の人工海水が必要。
濁りがひどいなら早期に水換えする可能性もありますし、とにかく人工海水は余分に購入しておきたいですね。

比重計

比重計は海水の比重を測るために必ず必要。種類は問いませんが、安全を記すなら2つ違うメーカーの比重計があると誤差や測定値の異常も確認もできるので安心です。

ライブロック

ライブロック
ライブロックはレイアウトとベルリンシステムの濾過を機能させる上で重要なアイテムとなります。
ライブロックはショップにより品質の差が大きいので、信頼できるショップで購入するようにしましょう。

ベルリンシステムだとライブロックの使用量は多めが良く、60cm水槽で5〜10kg、90cm水槽で10〜20kg程度は必要でしょう。
ライブロック組み上げ方は好みにより様々ですが、雛壇のように3段くらいに段差をつけるとサンゴを複数配置できますよ。

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ミドリイシ水槽に敷く砂はサンゴ砂やアラゴナイトサンド、バクテリアが付着したライブサンドがあります。
基本的に見た目の好みで選んで構わないのですが、アラゴナイトサンドはKH・カルシウム・PHを維持する性能が高い。
ライブサンドはバクテリアが繁殖しているので水槽の立ち上がりが早くなります。ライブサンドにもサンゴ砂系とアラゴナイトサンド系がありますよ。

砂の厚み

砂の厚みはやや厚い方が内部で硝化還元反応が起こり易いと言われていますが、粒のサイズが2mm以下と細かいなら3cm程度の厚みでも還元反応が起こります。
粒が3〜4mmなら4〜5cmは敷いておきたいですね。

とは言え、ライブロックを大量に入れる方法で、砂を一切敷かずに維持しているベルリンシステムの水槽もあるので、ベルリンシステムに必ずしも砂が必要な訳ではありません。

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SPS・ミドリイシ水槽の立ち上げ方法

水槽・台・機材の設置

ミドリイシ水槽の立ち上げ手順ですが、まず水槽設備・配管・機材の設置し、ポンプを動かして水が正常に循環しているか、水漏れが無いかなどを確認します。

人工海水を溶かす

次に手や水流ポンプで底付近を掻き混ぜながら人工海水を少しずつ投入して攪拌していきます。
比重が1.023〜1.024の間になったら、濁りが取れて水質が安定するまで2時間〜半日そのまま水を回しておきましょう。 一応、水が透明になって比重が安定性すれば砂を投入しても良いですけどね。

砂を敷く

砂を3〜5cm程の厚みで敷きます。封を切った砂の袋を底に倒してゆっくり砂を出し、定規やスクレーパーで表面をならします。水が濁り細かい塵が出るので、最初だけウールマットを使用すると早く濁りが治りますよ。

プロテインスキマーがオーバースキミングしてしまう事もあるため、様子を見ながら稼働させるか、濁りが治るまで稼働しなくて構いません。
ライブサンドを投入したら濁りが治るまでは数日水を回しておきます。

ライブロックを投入

ライブロックを投入してレイアウトの作成に入ります。90cm水槽ならM〜Lサイズのライブロックが15kgも有れば足りるはずです。ライブロックは内部で硝化還元により硝酸塩を減らしてくれる重要な要素なので、量を少なくするのはおすすめできません。ライブロックが多い分には問題ありませんよ。

サンゴを入れてみよう

ミドリイシの前に飼育が簡単なサンゴをパイロット的に入れてみましょう。
飼育が簡単なサンゴとは言え、立ち上げ初期に導入する水質の検査は必要です。試験薬でアンモニアと亜硝酸の試薬を使用して双方検出されない事を確認し、検出される場合は半分の水替えをして2〜3日様子を見て下さい。

再度アンモニア・亜硝酸を測定して検出されなければ、次は硝酸塩を試薬で測定します。
硝酸塩はアンモニア→亜硝酸→硝酸塩と、アンモニア・亜硝酸が最終的に分解されて蓄積する物質で、立ち上げ当初はライブロックに付着していた生物が環境の変化で死滅しアンモニアが発生してしまうので、最終分解物質である硝酸塩が蓄積してしまう事があります。

ベルリンシステムでは硝酸塩5ppmを超える場合には半分程度の水替えを行って下さい。ベルリンシステムが立ち上がった後では、硝酸塩は殆ど蓄積しなくなりますし、魚を入れ過ぎなければ勝手に減少していくはずです。

硝酸塩が5ppm以下になったらサンゴを入れてみましょう。日常管理に慣れるまでは飼育しやすいソフトコーラルやLPSから入れてみるのが良いでしょう。この時から照明の点灯も開始します。

●おすすめのソフトコーラル
マメスナギンチャク、ディスクコーラル、スターポリプ

●おすすめのLPS
ハナガタサンゴ、オオバナサンゴ、アワサンゴ、キッカサンゴ

上記のサンゴは水槽セット初期でも丈夫なので飼育しやすくオススメですよ。

 

コケ取り生体


サンゴを入れてライトを付けると悩まされるのがコケの発生です。ベルリンシステムでは栄養塩を低く抑える事が出来るものの、立ち上げ初期は必ずと言って良いほどライブロックや砂の上に茶ゴケが生えてきます。
水槽壁面はスクレーパーを使い手で取り除くのが一番ですが、ライブサンドとライブロックはそうもいきません。
そこで活躍するのがコケ取り生体と呼ばれる生物達で、水槽に適量投入しておけば勝手にコケを掃除してくれますよ。

ガラス面のコケ取り

シッタカ貝
ガラス面やライブロックのコケを取り除いてくれる。這った後が残るので、あくまで補助として導入しよう。ひっくり返ると起き上がれなくなる事があるので注意。

ヤエヤマギンポ
八重山諸島周辺に生息して居る事からヤエヤマギンポと呼ばれるカエルウオ/ブレ二ーの仲間で、場所を問わず茶ゴケを良く食べてくれる。ギンポと呼ばれるカエルウオ/ブレ二ー同士は争うので要注意。少し大きく育つので小さなサンゴは動かされる事がある。

砂のコケ取り

マガキガイ
ライブサンド・サンゴ砂に生える茶ゴケ掃除ならマガキガイ一択と言えるほどの定番種。ライブロック上のレイアウトにあまり干渉しない点も高評価。

ライブロックのコケ取り

ヤドカリ
ライブロックに付く柔らかいコケをメインに食べてくれます。ヤドカリの入っている貝殻より大きな貝殻を、お引越し用に用意してあげましょう。
イソヨコバサミなどは、日本の磯でも採取が可能ですよ。エメラルドグリーンクラブライブロックに付く柔らかいコケやバロニアを食べてくれる。バロニアを見かける機会は少ないが、食べてくれる生体は少ないので貴重な存在です。

 

日常の管理・メンテナンス

●器材の動作確認
●水替え
●比重の計測
●水質測定

水替え

カルシウムリアクターを使用しているなら水換えを殆どしなくてもミドリイシの飼育は可能性ですが、あまり水換えをしないとイオンバランスが崩れてしまい急に調子を崩す事が多々あるので、1ヶ月に1回くらい1/3〜半分程度の水換えを行った方が良いでしょう。

比重の計測

比重は蒸発により徐々に上がってしまうため、1.028を上限に足し水で1.022〜1.025の間になるように維持しましょう。

水質の測定/維持
下記の水質を基本に、カルシウムリアクターや各種添加剤を使用しミドリイシに適した水質維持します。
カルシウムリアクターを使用しているなら、カルシウムリアクターから供給されないヨウ素を添加剤で補充する程度で済みますよ。

ミドリイシが飼育できる水質の目安

水温 24〜26℃
比重1.022〜1.025
PH 8.1〜8.4
KH 10〜12
アンモニア(NH3) 0
亜硝酸(NO2-) 0
硝酸塩(NO3-) 2ppm以下
リン酸(PO4-3)0.05 mg/L
カルシウム(Ca2+)350〜450 mg/L

この他にヨウ素の添加も必要で、ヨウ素はサンゴの生態機能を維持するのに重要な元素ですが、プロテインスキマーにより除去され易く水槽内では枯渇しやすい傾向にあるので添加剤による補充が必要です。

 

機材の確認/掃除

プロテインスキマーやカルシウムリアクター、クーラー/ヒーター、ポンプなどの飼育機材が正常に作動しているか毎日確認しましょう。
プロテインスキマーの汚水カップは溜まり過ぎる前に定期的に掃除しましょう。スキマー本体は異常が無ければ半年間隔で掃除すれば大丈夫ですが、スキマーの吸引口やインペラーが汚れてくると発生する泡が粗くなり内部の水位も下がってしまうので来るので確認してください。

ミドリイシのふち/白化

ミドリイシ 白化
ミドリイシは非常にデリケートなサンゴなので、ちょっとした原因で白化してしまう。あまりにも原因となる事が多すぎて、不調の原因を解明するのは難しいものの、水質を測定したり照明を見直したりと試行錯誤するのも楽しみの1つでしょう。

ミドリイシが白化したり調子を崩す主な原因をまとめてみました。

●水質の問題
●照明が弱い/照射角度が悪い/波長が合わない
●有害物質の混入(錆、洗剤、日焼け止め、軟膏など)
●部屋の空気が悪い(タバコ、殺虫剤の使用、建材の防腐成分)
●食害(魚、ウミウシ)

【まとめ】
ミドリイシ 飼育
ミドリイシの飼育は困難な事も多いものの、上手く飼育出来れば美しい姿と成長を見せてくれますよ。色揚げしたり、枝打ちして増やしたりと楽しみは尽きません。