5年ぶりにルビアスがザイオン(カーボン)モノコックボディを採用して20ルビアスとして登場します。なんと20ルビアスはダイワ最軽量のリールとなり、まさかのイグジストより軽いスピニングリールとなっています。
モノコックボディと言えば、2018年にダイワのフラッグシップ「イグジスト」が小型スピニングリールとして初めて金属製のモノコックボディを採用しましたが、2020年遂にザイオン製のモノコックボディが登場しましたね。
イグジストより軽くて良いの?
18イグジストより軽い20ルビアスLTですが、近年ダイワのシマノ化が進んでおり、イグジストは剛性と軽さを両立したステラの立ち位置、20ルビアスをヴァンキッシュ的な立ち位置のリールとしたいのかなと想像します。
でもザイオンモノコックボディはLTモデルの集大成とダイワが言ってましたし、軽さと言う一つの重要なスペックでイグジストを上回るのは凄い事。
しかも20ルビアスの価格はイグジストの半額ですから、本当にこんなリールを出して良いのかなと正直驚きました。
20ルビアスはとにかく自重の軽さに重点を置いたリールとなる訳で、イグジストより軽くて安いリールを探していた人には非常に嬉しいリールとなるのではないでしょうか。
20ルビアスの軽さを活かせるアジングやメバリング、バス釣り、トラウトなどライトな釣りで使うには最適なリールでしょう。
20ルビアスの特徴・性能
画像上でのルビアスのカラーは黒にシルバー、薄いオレンジのアクセントが入ったシンプルなカラーになっています。
スプールの斜めの肉抜きやオレンジが入る点でちょっとだけ13セルテートのノーマルギア仕様っぽい印象を受けますね。カラーリングのせいもあるのでしょうが、スプールの肉抜きが14ステラに似ている感じがします。
黒とシルバーなので大概のロッドに合わせやすいカラーと言って良いでしょう。
ザイオンモノコックボディ
20ルビアスは初めてザイオンモノコックボディと言うカーボン製のモノコックボディを採用。ダイワの最新テクノロジーによりザイオンによるモノコックボディの製造が可能になったそうです。
リールフットまでカーボンなので少し耐久性は心配ですけど、12イグジストもカーボンボディでしたから問題ないのでしょう。個人的には現行イグジストがザイオンモノコックボディの方がLT機のフラッグシップとしてはしっくりくるんですが、まさか20ルビアスが軽さでイグジストを上回ってしまうとは…
シマノの19ヴァンキッシュでさえリールフットが金属なので、全てカーボン製の20ルビアスがダイワ最軽量なのは納得ですね。
モノコックボディになったおかげで超々ジュラルミン製ドライブギアも2500番で32mmの大口径ギアになり巻き上げ力と耐久性も上がっています。
ザイオンモノコックボディの強度や耐久性はまだ未知数ですが、セルテやイグジの場合は通常の張り合わせボディより軽く作っても充分な強度が保てていますからね。
機会があれば20ルビアスを購入してライトジギングやカゴ釣りに使ってみたいですね。デザインも14ステラや10セルテートっぽくて好ですし。
モノコックボディってなに?

18イグジストの水中展示
モノコックボディはボディ本体が一体形成されたもので、左側にギアを出し入れするための丸い蓋が付いています。
モノコック以外のリールはボディを真ん中で組み合わせるプラモデルみたいな構造ですが、モノコックボディは継ぎ目がありません。
エンジンプレートと呼ばれる蓋自体をボディのネジ山にビンの蓋のようにねじ込んで固定するので、密閉性が非常に高く、水中でハンドルを回しても水が入らないほど防水性能が高い構造となる。
18イグジストはフィッシングショーで水没展示されていましたが、グリグリハンドルを回しても全く浸水していませんでしたよ。
デメリットは専用の工具が無いと自分でメンテナンスできないブラックボックス化されていること。メーカーに出す人や使い捨て派の人には関係ないですけどね。
あと多少15ルビアスより価格が上がっていますが、最高の軽さとダイワ初のザイオンモノコックボディを搭載していることを考えれば高くはないかな。
マグシールド
モノコックボディの防水性を高める為にはマグシールドの効果も忘れてはいけません。ローターの駆動部をガードするマグシールドの効果により無敵の防水性能を発揮します。
ラインローラー部とマグシールドBBは無いみたいです。
大口径ドライブギア
20ルビアスもモノコックボディの採用によりイグジストやセルテートと同様に大口径ドライブギアの搭載を可能にしました。
20ルビアスからタフデジギアにグレードアップしドライブギア自体の耐久性が更に上がりましたし、2500番で32mmの超々ジュラルミン製ドライブギア(タフデジギア)はオーバースペックと言える耐久性を誇ります。
タフデジギアはバスフィッシングやトラウトなら充分すぎる耐久性があるので、小型手番は間違いなく長期に渡って使えるリールになりますね。
ちなみにタフデジギアはデジギアⅡの改良品になります。
ダイワ最軽量
ザイオンモノコックボディのおかげで20ルビアスは2500Sで155gとダイワ最軽量のスピニングリールとなっています。15ルビアス2500と比較して25gと大幅に軽量化されましたね。
バリスティックが2500が165g・イグジスト2500が180gなので20ルビアスが圧倒的な軽さ出あることは間違いありません。
リーズナブルな20ルビアスがイグジストよりこんなに軽くて良いんでしょうか。
LC-ABSスプール
アルミ製の軽量薄肉スプールにより軽量化とキャスティング性能がアップ。15ルビアスよりもトラブルレスでよりルアーの飛距離も伸びること間違い無し。
ATDドラグ
ATD(オートマチック・トーナメント・ドラグ)はフッキングする瞬間は少し硬く、その後は滑らかに作動する高性能なドラグシステム。人によって賛否ありますが概ね人気のドラグシステムです。
見た感じだと20ルビアスは周囲から水が軽く侵入しても、ドラグプレート周りの出っ張りにより水が入らない様になってるみたい。
エアローター
20ルビアスには2500番で15ルビアスより6g軽量化されたザイオン製エアローターを搭載。
エアローターの説明には「上位モデルと同じパーツを搭載した」と記載されているので、20ルビアスは19セルテートとほぼ同型のザイオンローターを搭載しているみたいですね。
画像で判る違いだとスプールに収まる部分が浅くなっていますね。この方が遠心力で水も外に出るし一石二鳥でしょう。
ローターの幅が広いのは、もしかしたモノコックボディの強化のためにクラッチ周りの作りが太いのかな?
確か16セルテートくらいからエアローターがバランス調整されて仕様が少し変わっているので、やっと現行のエアローターに変わったと言って良いかと思います。
マシンカットアルミハンドル
中空構造でスリムな軽量アルミハンドルを採用。ダイワの強度テストに合格するギリギリまで軽量化を図った超軽量設計だ。
20ルビアスのラインナップと適した釣り物
20ルビアスに1000番サイズはありません。
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シーバス、エギング、スーパーライトショアジング
【2月入荷予定/予約受付中】ダイワ 20ルビアス LT3000−C※他商品同梱不可。入荷次第、順次発送

【2月入荷予定/予約受付中】ダイワ 20ルビアス LT3000S−CXH※他商品同梱不可。入荷次第、順次発送
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シーバス、ヒラスズキ、フラットフィッシュ、スーパーライトショアジング/ライトショアジング
カゴ釣り
ハンドルノブ:HG-Tラージ