20ソルティガが2020年、遂にモノコックボディやアルミエアローターを採用しとにかく強度重視の設計で、なんと部品によって2〜10倍の耐久性を手に入れて登場します。
ソルティガといえばマグロやGT、ヒラマサなどのオフショアビッグゲームで抜群の信頼性と人気を誇るダイワの大型スピニングリールですが、5年ぶりのモデルチェンジでやっとモノコックボディになりましたね!
モノコックボディやアルミエアローターのおかげでドライブギヤのサイズもかなり大型になり耐久性も抜群に上がっています。
20ソルティガから手番サイズの表記がシマノ基準となり8000・10000・14000・18000・20000という新たな手番サイズでのラインナップとなります。
8000以下の5000〜6000にあたる手番は、既に小型のソルティガBJが存在するのでラインナップされていません。
20ソルティガの性能・搭載技術
20ソルティガはLTモデルではありませんが、近年のダイワのリールで主流ののっぺりした落ち着いたデザインになってますね。派手なデザインのリールが嫌いな人には受け入れ易いのではないでしょうか。
15ソルティガだとスプールの肉抜き穴が多かったんですけど、20ソルティガはツルツルのスプールになってます。ちょっとSALTIGAとDのロゴが主調し過ぎな気もしますね。
20ルビアスみたいな斜めの肉抜き穴が開いていたらカッコ良かったんですが、それだとステラSWになってしまうか。カラーリングが黒に近い紺色と金でシマノの19ステラSWにそっくりなんですけどね。
これはカラーリングの好みで青いソルティガか黒いステラSWかで選ばれないように、ステラSWに合わせた配色なのかなと推測。
完全な新機能としてはモノコックボディとアルミエアローターを採用してきました。15ソルティガからのグレードアップだとドラグワッシャーの追加されています。
モノコックボディ
やっとソルティガがモノコックボディになったと思った人も多いでしょう。既に17ソルティガBJはモノコックボディでしたが、より耐久性が必要な大型の無印ソルティガがなかなかモノコックボディになりませんでした。
20ソルティガでモノコックボディとなりボディ耐久性が2倍にアップ。無駄なスペースが無くなりボディ一杯に巨大なドライブギアを詰め込めるようになりました。
ギアの強度と耐久性がアップ
モノコックボディの採用によりドライブギアの口径が12%、厚みが55%もアップ。画像では見るからにドライブギアが大きく厚くなっているのがわかりますし、注目するべきはギアの歯面積の広さです。
見た目では歯面積が2倍はあると思われ、それだけ強度と耐久性が上がっているはずです。
本来なら歯面積が広いと歯面の摩擦係数が大きくなるので巻心地は重くなりがちですが、ドライブギアの直径が大きいので20ソルティガは巻心地が15ソルティガより軽くなっています。
アルミエアローター
20ソルティガはアルミ製のエアローターを採用。15ソルティガはおろかダイワのリールは殆どがザイオン(カーボン)ローターでしたが、20ソルティガから金属ローターを採用。
ザイオンローターを捨てる必要があったのかは謎ですが、なかにはカーボン嫌いの人が居るので、20ソルティガはステラSWと同様の金属ローターで最強の耐久性を付与したかったのかな。
一応エアローターとは付いていますが、肉抜き穴が減って形状もシマノリールみたいな普通のローターになってしまいました。
この辺をダイワファンがどう判断するかですが、なんかダイワはちょくちょく開発方針がブレるんですよね。
結局は軽さと引き換えにローターを金属に変えることで2倍の強度と言う選択を選んだわけですから、やはりダイワも金属の信頼性に回帰していくのかな?
もしかしたらキャタリナとの差別化でソルティガだげアルミエアローターにした可能性がありますね。キャタリナが15ソルティガに迫る性能のコスパリールなので、ダイワも明確な差別化は必要と考えている可能性があります。
ドラグが大幅強化!
15ソルティガで6枚だったドラグワッシャーが20ソルティガでは15枚と倍以上に増量。なんとドラグ耐久性が驚異的な10倍にパワーアップしました。
15ソルティガでも十分な耐久性だったと思いますけど、耐久性が10倍になったら相当長持ちするはずですね。
大物釣りで使う大事なリールですから、メンテナンス頻度が少なくなりランニングコストも減るのは嬉しい限りです。
20ソルティガのドラグ力は8000〜14000番で25kg、18000〜20000番で30kgと驚異的なドラグ力を確保している。8000番でさえ最大25kgもドラグ力があるのだから驚き。
フルドラグにしたら海に引き摺り込まれそうだ…
マグシールド/マグシールドBB
ドライブギアの左右に2個のマグシールドボールベアリングを搭載。その他、ラインローラーやピニオンギアもマグシールド搭載で完全防水を実現しています。
15ソルティガ時点で水没させても平気だったので、モノコックボディの密閉性能と合わせた20ソルティガは無敵とも言える防水性能を手に入れましたね。
塗装の下処理も見直すことでボディの耐腐食性も向上したそうです。
20ソルティガのラインナップ
P・パワーギア/H・ハイギア/XH・エキクストラハイギア
【2月入荷予定/予約受付中】ダイワ 20ソルティガ 8000−H※他商品同梱不可。入荷次第、順次発送

【2月入荷予定/予約受付中】ダイワ 20ソルティガ 8000−P※他商品同梱不可。入荷次第、順次発送
8000番は近海オフショアジギングや本格的なショアキャスティングゲームで活躍。ギアの大口径化により巻き上げトルクが上がっているため、より大物にも対応できるようになっています。
軽量モデルなのでテクニカルなジャークなどアクションも思いのまま。
自重:P/645g・H/655g
ドラグ力:25kg
巻き上げ長さ:P/92cm・H111cm
糸巻き量(PE):3-400/4-300
ベアリング(ボール/ローラー):12/1
【2月入荷予定/予約受付中】ダイワ 20ソルティガ 10000−P※他商品同梱不可。入荷次第、順次発送
10000番はPE5号300mのラインキャパでキハダやヒラマサ、大型のブリ、カンパチのキャスティングやジギングに適しています。
10000番はエビングなど30kgクラスの相模湾のキハダ釣りにもベストマッチ。
自重:P/645g・H/655g
ドラグ力:25kg
巻き上げ長さ:P/98cm・H.118cm
糸巻き量(PE):4-400/5-300
ベアリング(ボール/ローラー):12/1
【2月入荷予定/予約受付中】ダイワ 20ソルティガ 18000−H※他商品同梱不可。入荷次第、順次発送

【2月入荷予定/予約受付中】ダイワ 20ソルティガ 18000−P※他商品同梱不可。入荷次第、順次発送
14000はPE5〜6号が十分巻けるラインスペック。パワーギアは本格的な遠征ジギングに、XHはマグロやGT、ヒラマサキャスティングに。
14000番は50kgの魚を視野に入れている人におすすめ。
自重:P/XH/655g
ドラグ力:25kg
巻き上げ長さ:P/104cm・XH/134cm
糸巻き量(PE):5-400/6-300
【2月入荷予定/予約受付中】ダイワ 20ソルティガ 18000−P※他商品同梱不可。入荷次第、順次発送
PE8号が300m巻ける18000Hは国内の大型キハダマグロやヒラマサ、カジキなど国内のモンスターフィッシュ攻略に適した大型手番。狙うのは60kgオーバーの巨大魚のみ!
自重:P/875g・H/885g
ドラグ力:30kg
巻き上げ長さ:P/101cm・H/131cm
糸巻き量(PE):6-400/8-300
【2月入荷予定/予約受付中】ダイワ 20ソルティガ 20000−H※他商品同梱不可。入荷次第、順次発送
クロマグロ専用と言ってよいスペシャルチューニングモデル。クロマグロゲームに必要なラインスペックや巻き上げ長さを考えた設計になっている。
自重:890g
ドラグ力:30kg
巻き上げ長さ:143cm
糸巻き量(PE):8-400/10-300