カワハギの釣り方|丘・堤防と船・ボートのタックル、仕掛け、餌の付け方

カワハギ 釣り方

カワハギは尖ったおちょぼ口が可愛らしい海水魚で、ザラザラとした分厚い皮が特徴で、皮はシールを剥がすように簡単に剥く事ができ、「皮剥ぎ」と言う名前の由来にもなっています。
砂地を好み岩礁帯や消波ブロック、捨て石など餌が豊富な障害物周りにも多く生息しており、身近な釣り場からも狙えるショア・丘からの釣りでも馴染み深い魚です。
砂浜や磯、堤防からの「投げ釣り」や「探り釣りで」も釣る事ができるため、カワハギを専門的に狙う釣り人もいます。

カワハギ釣りの魅力はそのゲーム性の高さで、別名「餌取り名人」とも呼ばれるカワハギを針に掛けるのはなかなか難しく、上手く釣るには細かいテクニックやコツが必要です。そのかわり、上手くフッキングが決まったり、人より数を釣れた時の達成感は大きいですね。

また食べて美味しい魚でもあり、冬の肝パンと呼ばれるカワハギの肝醤油で食べる刺身は絶品です。釣り人なら是非1度は冬にカワハギを釣って食べてみて下さい。

今回はカワハギの生態と特徴、堤防や船釣り・ボート釣りでのカワハギの釣り方を紹介します。

カワハギの特徴・生態

カワハギ 釣り方

出展https://blogs.yahoo.co.jp/vanagonsyncrowesty/47216656.html

カワハギはフグの仲間で、分類は「顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系フグ目カワハギ科カワハギ属」となります。フグの仲間ですが毒は一切なく、身も肝も食べる事ができます。
体型は個体差があり丸っこい個体から楕円形の個体まで差があるのが面白い。基本的には楕円形の体型をしています。
皮は分厚く丈夫で、表面には非常に細かいトゲがあり、ザラザラとしたヤスリのような質感をしています。
体色は個体差があり茶褐色から黒褐色、灰褐色の個体が多く、生息地でも差が見られます。模様も縞模様のような物から迷彩柄のような個体まで様々で、全く同じ模様の個体はいません。

産卵期は5〜8月頃で、孵化した幼魚は海藻の間に隠れたり、時には流れ藻と共に海流に乗って移動する。10cm未満の小さなカワハギはワッペンサイズと呼ばれます。

張り出したおちょぼ口が特徴で、口先についた歯で餌をチマチマとかじり取るように突いて食べます。この習性から、なかやか針に掛けるのが難しく、船釣りでも

カワハギの旬

カワハギの旬は肝の量が増える秋から冬です。カワハギは肝が最も旨い魚とも言われており、冬に釣れる肝パンカワハギの肝を醤油で溶き、肝醤油を作って刺身を付けて食べると絶品です。
釣り期としては秋から春までで、初夏から晩秋はあまり釣れません。

身は白く半透明でコリコリと弾力があり、フグの仲間である事がわかります。身は火を通すとより硬くなります。刺身を肝醤油で食べたり、肝タタキ、煮付け、唐揚げで食べても良いでしょう。小さい個体は唐揚げで食べる事が多いです。

 

カワハギが釣れる場所

カワハギ 釣り方
カワハギが釣れるのは水深100m未満の砂地が絡む磯、岩礁帯などで、捨て石やテトラポッドのある堤防の周りにも見られます。
投げ釣りで狙う場合は海底が砂地である必要。胴突き仕掛けなら岩場でも足元から沖まで釣る事ができます。
カワハギが釣れる主な地域は青森県から九州南端くらい、本州から九州までと言われています。
漁業の対象にもなっており刺し網や底引き網で漁獲された個体が流通しています。比較的高価な魚であり、生きた活魚のカワハギは高値で取引されています。近年流通価格が高くなっている魚の一つで、冬に獲れる肝パンのカワハギは高級魚です。

カワハギの釣り期

カワハギが釣れる時期は堤防やサーフなど丘だと4〜12月、船釣りでは12〜5月くらいになります。船釣りでは「キモパン」カワハギが狙えますよ。
関東では冬を代表釣り物の一つであり、旬の釣りを求めて、寒くてもカワハギを狙う釣り人で船上が賑わいます。

カワハギの釣り方

カワハギ 釣り方

出展https://blogs.yahoo.co.jp/rockfishinggame/37936913.html

堤防や船釣り・ボートから釣れるカワハギですが、餌取り名人と言われるように、なかなか針がかかりせず、釣り上げるには誘い方にコツが必要です。

堤防や磯からのカワハギ釣り

カワハギ釣り 仕掛け タックル
カワハギは堤防や磯からも釣れる魚なので、初心者や船釣りはしない人は、カワハギを丘から狙ってみましょう。
カワハギを釣る際に使う仕掛けには2種類あり「胴突き仕掛け」か「投げ釣り仕掛け」の何方かを選択します。基本的にはアタリが取りやすく、根掛かりし難い胴突きがカワハギ釣り初心者に向いています。

タックルは3〜5号のオモリが投げられれルアータックル、ちょい投げセットのようなタックルで構いません。

タックル

おかっぱりでのカワハギ釣りでは、シーバスロッドなどのルアーロッドやチョイ投げ竿など、3〜10号くらいのオモリが扱えるロッドがおすすめです。
リールは釣竿に合わせた小型のスピニングリールで良く、ラインは0.8〜1.2号くらいを100m以上巻いておけば良いでしょう。

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カワハギ釣り 仕掛け
カワハギ釣りで使う針のサイズはカワハギ用の5〜7号が一般的。ハリスは3号、幹糸は4号前後を使用します。カワハギの仕掛けは特に船釣りも堤防釣りも同じ仕掛けで問題ありません。
仕掛けのアピール力を増したいなら、カワハギ用の集魚板や、集魚オモリを使用すると良いですよ。この集魚アイテムの選び方や使い方も釣果を左右するポイントですね。

がまかつ 簡単 堤防ちょい投げカワハギ仕掛 (白) (仕掛け)

 

アサリ餌の付け方

 

アサリ 餌付け 刺し方

出展ダイワ

カワハギ釣りではアサリ餌の付け方がすごく大事。これは堤防でも船釣りでも同じです。餌の付け方が悪いとカワハギに餌ばかり取られてしまい、なかなかフッキングに至りません。カワハギ釣りでは餌持ちの良い餌の付け方ができるかが釣果を左右します。

基本的なアサリ餌の付け方は、水管から針を軸まで通してから90度折り返し、ベロと呼ばれるアサリの足である、硬い縁の部分の中を通して、針先を柔らかいアサリの内蔵側に通します。針先をアサリの肝から出さないのが餌付けのポイントです。
ちなみに、堤防から釣れる小さなカワハギなら、小さな針に水管からベロだけを針に付けても構いません。

釣り方

カワハギが釣れる釣り場は砂地と岩場が混在するポイントです。完全な岩礁帯にもいますが、根がかりしてかなり釣りにくいので、まずは海底が砂地や軽い岩場の場所をメインに釣りましょう。

まず仕掛けをキャストしたら、アタリがある場所を探っていきます。ゆっくり海底をズル引きしたり、持ち上げるように上下に動かして、オモリで海底を叩くように動かしてみましょう。
アタリがあったら同じ場所で少し待ってみたり、竿先を細かく揺さぶるシェイクと呼ばれるアクションを加えてカワハギにアピールしてみましょう。

ずっと仕掛けを動かしているとカワハギが餌に食い付くタイミングが作れないので、仕掛けを動かさない間を上手く作り、カワハギが食い付く『食わせの間』を必ず意識して釣るのがポイントになります。

あわせ方

カワハギのあたりが取れたら、次は適切なタイミングでアワセを入れましょう。カワハギは仕掛けを落としておくだけでは殆ど釣れません。
釣り人がカワハギを誘い、積極的にアタリを取って賭けて行く攻めの釣りなんです。
カワハギ釣りのアワセ方には「聞きあわせ」と「即あわせ」の2種類があります。

聞き合わせ

聞き合わせとは、あたりが出た時にゆっくり仕掛けを持ち上げ、カワハギの重みが乗っていないか確認しつつ、フッキングに持ち込む合わせ方。
アタリが出たけど明確に針掛りしているかわからない場合に使いますし、アピールや誘いも兼ねて聞き合わせをする事もあります。

即あわせ

即あわせはアタリが出た瞬間に瞬時にアワセを入れるあわせ方です。カワハギはおちょぼ口で餌をついばむように齧り取るので、カワハギが餌を口に含んでいる瞬間にあわせを入れないと、なかなか針掛りしません。
とにかくアタリの大小に関わらず、アタリがあった瞬間に即あわせを入れて下さい。即あわせには集中力と反射神経が重要です。

アタリが取れない・フッキングしない
カワハギは餌取りと呼ばれるだけあって、アタリが無いのに餌だけが食べられてしまったり、アタリがあっても針にフッキングしない事が多々あります。

原因とては、堤防からの釣りの場合だと、もしかしたら釣り場にいるカワハギのサイズが小さいのかも。10cm未満のカワハギばかりの釣り場では、針も3号くらいを使い、アサリのベロだけ付けるようにすると釣れますかもしれません。
もしくはアタリがカワハギじゃなくて、小さなクサフグやベラなどの外道、他の餌取りの可能性がありますね。

とにかく何か釣り上げないと初心者は判断できないので、かなり小さな針のカワハギ仕掛けも用意しておく事をおすすめします。枝ハリスの長さも変えてみるとヒット率が変わる事もありますよ。

この他、誘い方や食わせの間がうまく取れていない、フッキングのタイミングが悪いのかも。誘い方を変えてみたり、

カワハギが釣れない原因を探って、色々試行錯誤していくしかありません。それもカワハギ釣りの楽しみ方ですし、この対応が上手い人ほど沢山カワハギが釣れる人の特徴ですね。

 

船・ボートからのカワハギ釣り

カワハギ釣り 船 ボート タックル
関東の東京湾や相模湾では船からのカワハギ釣りが盛んで、冬から春にかけて多く釣り人が乗船しています。
船釣りでの釣り方は胴突き仕掛けを使用した探り釣りで、アサリ餌を使い、集魚効果のあるオモリや仕掛けを使用して、上手く誘いながら釣り上げます。

なかなかテクニカルな釣り物で、最初はアサリ餌の付け方や、誘い方に慣れるまで大変かもしれません。
日によって釣れる誘い方も違ったり、小まめに仕掛けや針を変えたりと、やや船釣りに慣れた人向きかもしれませんね。

初めてならカワハギ船に乗る前に、まずはおかっぱりのカワハギ釣りをしてで経験を積むか、出来るだけ初心者に優しくレクチャーしてくれる船宿で挑戦するのがおすすめです。
教えて欲しいなら空いている平日がおすすめ。気さくなベテランさんがお隣なら教えてくれるかもしれませんし、釣れている周りの人の釣り方・誘い方をよく見て勉強するのが釣果を上げる近道ですよ。

 

まとめ
なかなか針に掛からずヤキモキする事も多いカワハギ釣りですが、自分の成長を確実に実感できる釣り物ですよ。是非テクニカルで奥が深いカワハギ釣りに挑戦してみて下さい。