ラミーノーズテトラの飼い方|色揚げ方法、性格、混泳、寿命、病気、エサ 、飼育

ラミーノーズテトラ 飼育 飼い方

ラミーノーズテトラ 飼育 飼い方
ラミーノーズテトラは黄色い体と赤い頭をもつ、小型テトラ(カラシン科)です。ラミーノーズテトラは飼育するだけでなく、色揚げしたり楽しめますよ。
ラミーノーズテトラの体色を維持して綺麗に飼育するポイントは、弱酸性の綺麗な水質を維持し、餌も人工飼料やアカムシ、ブラインシュリンプなどをバランスよく与える必要があります。
今回は、ラミーノーズテトラの生態や特徴、飼育に必要な水質、おすすめの混泳魚、かかりやすい病気などについて解説します。

ラミーノーズテトラの生態・特徴

ラミーノーズテトラ 飼育 飼い方
分布:
全長:4〜5cm
寿命:4年(5年生きる場合もある)
水槽:30cm水槽以上
水温:24〜29℃
水質:PH5.5〜6.5
性格:温和
混泳:可能

ラミーノーズテトラは、ネオンテトラと同じく「小型テトラ」に分類される、カラシン科の熱帯魚で、自然下ではブラジルとコロンビアを流れる、アマゾン川流域に分布しており、主にネグロ川とメタ川に数多く生息しています。
ラミーノーズテトラの特徴は赤い頭部と半透明な黄色体、白黒の縞模様が入った尾鰭です。一部濃い金色の鱗がラメ状に入る場合もあります。「ラミーノーズ」と言う名前の由来は「赤い鼻の酔っ払い」を意味しています。この赤色は弱酸性の水質と、適切な照明、バランスの良い給餌によって、維持と色揚げが可能です。

ラミーノーズテトラの最大サイズは5cmですが、水槽内では4cm弱の大きさまでしか成長しない事が多いようです。平均的な寿命は3〜4年ですが、水草水槽のように良好な飼育環境・水質で飼育すると5年以上生きる場合もあります。
雑菌の多い混泳水槽だと、老化して病気にかかって死んでしまう事が多く、水草水槽で飼育する場合と比べてあまり長生きしません。

群れで生活する魚なので、水槽で飼育する場合も、8〜10匹以上の数で飼育したいですね。群れで水草水槽に泳がせると美しいのですが、ラミーノーズテトラはやや草食傾向があり、パールグラスなど柔らかい水草の新芽は食べられることがあります。
十分な餌を与えていれば、水草の食害は微々たる物でしょうが、水草水槽にラミーノーズテトラを大量に入れるなら注意したほうが良いでしょう。

ブリードとワイルド個体

ラミーノーズテトラには東南アジアでブリーディングされた「ブリード」個体と、アマゾン川から採取された「ワイルド(天然)」個体の2種類が流通しています。
ブリード個体の販売価格は1匹100〜150円と安価ですが、ワイルド個体に比べると色味が薄いと言う違いがあります。ワイルド個体の販売価格は1匹200〜300円と、やや高価で入荷も不定期ですが、成魚はブリード個体と比較して明らかに赤色と黄色の体色が濃く、非常に美しい姿に育ちますよ。
出来るだけ色が濃くなるラミーノーズテトラが欲しいなら、ややお高いものの、ワイルド個体を購入すると良いでしょう。

一応、ブリード個体もブラインシュリンプを与えて色が濃い個体を選別すれば、それなりに色が濃い美個体を集める事は可能です。それでも天然物の色彩に達するような、美個体はなかなか集まりませんけど、厳選と選別するのも楽しみ方の一つでしょう。

(熱帯魚 生体)ラミーノーズテトラ(約2cm)(6匹)【水槽/熱帯魚/観賞魚/飼育】【生体】【通販/販売】【アクアリウム/あくありうむ】

 

ラミーノーズテトラの飼い方

ラミーノーズテトラ 飼育 飼い方
ラミーノーズテトラはそれほどデリケートではなく、ネオンテトラと同様に丈夫な熱帯魚なので、熱帯魚飼育の初心者でも、水槽さえしっかり立ち上げておけば飼育に際して難しいことはありません。長期的に良好な発色を維持するには適度な光・照明も必要です。熱帯魚の濃い体色は人間の日焼けに近いんですよ。

水槽

全長4〜5cmの小型熱帯魚なので、少数で飼育するなら30cm程度の小型水槽から飼育が可能です。熱帯魚を安全に飼育する上での目安として、「体長1cmにつき1Lの水量」と言う基準があります。4cmのラミーノーズテトラは、1匹あたり4リットルの水量を確保するのが理想です。
あくまでも目安になりますが、水量12〜15リットルの30cm水槽で3〜5匹、45cm水槽で5〜10匹、60cm水槽で10〜15匹くらいなら問題なく飼育できるでしょう。
他魚と混泳させるなら、その分数は減らして下さい。

フィルターを容量の大きな製品に変えたり、複数取り付ける、水換え頻度を増やすなどすれば、もう少し飼育匹数は増やせるでしょう。

濾過フィルター

濾過フィルターは水槽サイズに合った製品を選らべば種類は問いません。30cm水槽な外掛け式フィルター、45〜60cm水槽なら上部式フィルター、水草水槽なら外部式フィルターと、メンテナンス性や見た目を考慮して、好みのフィルターを使用すれば良いでしょう。

注意点としてラミーノーズテトラは強い水流が苦手なので、水流が強くないか動きを見てよく確認して下さい。水流が強いと、ラミーノーズテトラ達は水流が緩い場所に集まりがちになります。遊泳する場所にムラがあるなら、近寄らない場所は水流が強い可能性があります。
水流が強いなら対策は簡単で、排水パイプの向きをガラス面方向に向けるだけで、かなり水流を弱める事ができますよ。

外部式フィルターならパイプの穴を広げたり、エーハイム ナチュラルフローパイプを取り付けるのもおすすめです。

エーハイム ナチュラルフローパイプ 排水 パイプ 関東当日便

Amazonでエーハイム ナチュラルオーバーフローパイプを調べる

ラミーノーズテトラは口に入る餌なら、人工飼料や冷凍アカムシと選り好みなく食べるので、テトラミンなどフレーク状や、小型カラシン用の粒状フードをメインに、時々冷凍アカムシを与えると良いでしょう。口にさえ入れば、どんな餌でも捕食するので、餓死する心配は無用です。
赤色を濃く色揚げしたいなら、ブラインシュリンプなど、カロチンを多く含む与えると徐々にですが赤色が濃くなりますよ。

テトラミンスーパー 52g 関東当日便

Amazonでテトラ (Tetra) テトラミンNEW 52gを調べる

ヒーター

ラミーノーズテトラは適した水温は25〜28℃なので、26℃固定のオートヒーターで水温を維持すれば問題ありません。南米原産で高水温には強く、酸欠にさえ注意すれば30℃までなら普通に耐えられます。
ダイヤル式で温度調節ができるタイプは割高ですが、病気の際に水温を上げるなど対処できるメリットがあります。
ヒーターの容量(ワット数)と1ヶ月の電気代は下記の表をご覧下さい。

【ヒーターの電気代】
30cm水槽/50w 300〜400円
45cm水槽/100w 600〜800円
60cm水槽/150w 1000〜1300円
90cm水槽/300w 2000〜3000円
120cm水槽/600w 4000〜5000円

水槽用ヒーターの電気代は目安であり、水槽設置場所の外気温によって大きく変動します。電気代を節約するなら、水槽は出来るだけ寒くない場所に設置しましょう。

水質

ラミーノーズテトラの飼育に適した水質は、水温が25〜28℃ですが、ラミーノーズテトラは低水温が苦手で、水温が25℃を下回ると白点病を発症しやすい。なので、26〜27℃の水温で飼育するのが良いでしょう。

照明

綺麗な濃い体色を維持するなら照明は必須です。熱帯魚も人間と同じく、日に当たらないと色が薄く、メリハリのない体色になってしまいます。水草水槽のように、強い照明の水槽で飼育すると体色が濃くなるので、やはり体色の維持や色揚げには照明が必要なようです。メタハラが普及していた時は、かなり濃い体色に仕上がっていたので、おそらく日焼けと同様に紫外線も体色の濃さに影響するのだと思われます。
照明は蛍光灯でもLEDでも良いので、規則正しく1日8〜10時間ほど点灯させましょう。

水質調整剤

水質調整剤とは、水道水に含まれる塩素(カルキ)を除去する塩素中和剤(カルキ抜き)や、粘膜保護剤、重金属を無害化するマスキング剤などのこと。
水道水を使うなら塩素中和剤(カルキ抜き)が必ず必要です。

バクテリアは残餌やフンと言った有機物を分解し、毒性の高いアンモニアを亜硝酸にし、最終的に更に毒性の低い硝酸塩に変える働きをします。どんなに濾過フィルターを動かしても、ろ材にバクテリアが生息していなければ、水槽内の濾過サイクルは機能しません。
バクテリアも水質調整剤のようにボトルに入った物が販売されているので、水槽の立ち上げ時に必ず投入して下さい。
十分にバクテリアが繁殖していない水槽に魚を入れて餌を与えると、タンパク質や有機物が分解されないため、水が白にごりし、アンモニアの濃度が高くなり危険です。事前に濾過バクテリアを添加して、水槽を立ち上げておく必要がありますよ。

混泳

熱帯魚 混泳
ラミーノーズテトラは温和な性格なので、ラミーノーズを追い回したり攻撃しない魚となら混泳が可能です。流石にラミーノーズの口に入る稚魚サイズの生き物は食べられてしまうので注意して下さい。
混泳相手におすすめな熱帯魚は、同じく小型テトラ類である「ネオンテトラ」や「カージナルテトラ」、メダカの仲間である「グッピー」や「プラティ」「モーリー」、底物の「コリドラス」は相性が良い混泳魚です。

水草水槽のコケ取り生体である「ミナミヌマエビ」「ヤマトヌマエビ」、「オトシンクルス」「サイアミーズ フライングフォックス」との混泳も問題ありません。

ただし、カラシン科の魚と混泳させる場合、下記の病気の項目で解説する「ネオン病」と言う、カラシン科特有の伝染病を貰う可能性がある点には注意が必要です。

病気

ラミーノーズテトラはカラシン科特有の「ネオン病」や、水温の低下や、不安定な水温が続くと「白点病」になりやすい。

ネオン病の症状と治療方法
ネオン病を発症したテトラは体の色が薄くなり、動きが悪くなり、水底でじっとしたり物影に隠れるようになります。ネオン病の症状が悪化すると、内出血が起こり体に赤い点々が現れるようになります。ネオン病の原因は水質の悪化により、カナムナリス菌が繁殖した事が原因です。ネオン病は同じ水槽に居る他のの魚にもうつるので、すぐに飼育水を全て交換し、発症した魚を他の水槽やバケツに隔離してください。

ネオン病の治療方法
ネオン病は治療が難しい病気で、明らかに病気だとわかるほど気がついてからても、手遅れの場合が多いのです。ネオン病の初期ならグリーンFで薬浴させる事で治る場合もありますが、致死率が非常に高い病気のため、まずは発症しないように水質を良好に保つことが1番の対策でしょう。

白点病の症状と治療方法
白点病は体に白い点々ができる病気で、感染力が強く、1匹が白点病を発症すると、早いペースで他の魚にも伝染してしまいます。白点病は魚の導入初期や、環境の変化で魚の免疫力が下がり弱っているときに発症します。白点病の原因は線虫と呼ばれる寄生虫です。

白点病の治療方法
白点病の治療方法は、発症初期で白点が10個以下であれば、水温を1〜2℃(28℃まで)上げて、塩分濃度が5〜10%になるように塩を加えれば、初期の白点病なら完治できるでしょう。ただし、上記の方法は水草が植えてある水槽では使えません。白点が全身に広がり重症の場合は、発症した魚を別の水槽やバゲツに隔離し、1週間ほどメチレンブルーで薬浴しましょう。

病魚薬 魚病薬 マラカイトグリーン液 ヒコサンZ 80ml 【白点病・尾ぐされ・水カビ病】 熱帯魚 金魚 薬 動物用医薬品

腹水病の症状と治療方法
腹水病にかかると、お腹が張りパンパンになったり、いびつにボコボコと膨らむ病気です。腹水病の原因は、水質悪化でエロモナス菌が繁殖したか、老化によって免疫力が落ちて感染したことが考えられます。

腹水病の治療方法
腹水病は水質悪化が主な原因なので、水を全て交換し砂やろ材も洗い、バクテリアを添加してリセットを行い、細菌の排除と水質の改善を図りましょう。腹水病を発症している個体は別の水槽に隔離し、グリーンFで薬浴してください。

気泡病の症状と治療方法
気泡病にかかると体に水膨れのような水泡ができて、徐々に水泡が大きくなり、うまく泳げなくなっていきます。水泡病は水質が悪化して硝酸塩が蓄積すると発症しやすくなります。

水泡病の治療方法
全ての水を交換しましょう。発症した個体は別の水槽に隔離してメチレンブルーで薬浴してください。

イカリムシの症状と治療方法
イカリムシは魚の体表に取り付き体液を吸い取る、細長い寄生虫です。イカリムシに寄生された魚は痒がるのが特徴で、体を水草や石、流木などにこすりつけるようになります。導入初期以外のイカリムシは水槽外から持ち込まれた可能性が高いです。新しく魚や水草を追加すると、一緒にイカリムシかイカリムシの卵を持ち込んでしまうことがあります。イカリムシはよほど大量に付着しない限り魚が死亡することは稀ですが、長期間ストレスにさらされた魚は、他の感染症にもかかりやすくなるので、早めに治療して下さい。

イカリムシの治療方法
イカリムシを駆除するには、メチレンブルーで薬浴させるか、ピンセットでつまみイカリムシを取り除きます。イカリムシは卵が残っているだけでも再発するため、水槽や濾過フィルター、流木、石、水草などを掃除をして駆除しましょう。一応、メチレンブルーには物に付したり、潜んでいるイカリムシの生体・卵にも効果があるようなので、まず一回薬浴だけ試してみて下さい。

水カビ病の症状と治療方法
水カビ病は、体に白い綿のようなものが付着する病気です。水カビ病の原因は、傷口からサプロレグニアという細菌が侵入することにより発症します。魚の免疫力が落ちていたり、水が古くなり水質が悪化していると発症しやすくなります。

水カビ病の治療方法
水カビ病の治療方法は、まず発症した個体を別の水槽やバケツに隔離し、塩分濃度が10%程度になるように塩を投入します。

尾ぐされ病の症状と治療方法
尾ぐされ病は、名前に「尾」とは付きますが、尾ビレだけでなく、各ヒレが溶けていく病気で、ヒレの膜の部分から溶けるため、ヒレの見た目がギザギザになっていきます。尾ぐされ病の原因は、水質悪化によりカナムナリス菌が増えたことが主な原因です。

尾ぐされ病の治療
方法尾ぐされ病の治療方法は、まず飼育水をすぐに全て交換してください。病気の個体は別の水槽に隔離して、グリーンFで薬浴しましょう。治療の途中で体色が黒くなることもありますが、きちんと治るので気にしないでください。

皮下線虫
体表に白い線のような寄生虫がついている病気で、寄生された場所が膨れ上がったりします。皮下線虫という寄生虫が原因です。

皮下線虫の治療方法
治療薬の効果は薄いため、ピンセットで直接取り除かないといけません。濡れたガーゼや柔いネットで優しく包んで、ピンセットで除去しましょう。皮下線虫を取り除いた患部は、細菌に感染しやすい状態なので、ヨード剤を塗って感染症を予防すると安心です。