カージナルテトラの飼い方|性格、混泳、病気、価格、水質、飼育

カージナルテトラ 飼い方 飼育

カージナルテトラは、青(メタリックブルー)いラインと赤い体が特徴的で、ネオンテトラと並ぶ小型テトラを代表する熱帯魚です。ブリード物のカージナルテトラは丈夫で飼育も簡単なので、熱帯魚飼育が初めての初心者にもおすすめです。
カージナルテトラのネオンカラーは水草水槽で映えるため、水草水槽に群れで泳がせる熱帯魚として長年非常に高い人気を誇っています。水草水槽で30〜50匹以上で群れを作る、カージナルテトラは非常に美しく一見の価値ありです。
今回はカージナルテトラの特徴や価格、寿命、病気などについて、飼育方法を詳しく解説します。

カージナルテトラの特徴・生態

カージナルテトラ 飼い方 飼育
分布:南米、ペルー、アマゾン川流域(ネグロ川水系など)
全長:3〜4cm
寿命:3〜4年(5年生きる場合もあり)
水槽:
水温:25〜28℃
水質:PH6.0〜7.5
性格: 温和
混泳: カージナルテトラに危害を加えない魚となら混泳が可能

カージナルテトラはネオンテトラと並ぶ熱帯魚の定番種で、熱帯魚ショップに限らず、熱帯魚を扱っているホームセンターなどで、必ず販売されていると言っているもよいほどポピュラーな熱帯魚です。昔からネオンテトラと並び、小型テトラ・カラシン科の魚を代表する美しい熱帯魚ですね。
体色は濃い青と赤のラインが2本並んでおり、背中は黒が混じる半透明な鱗で、腹は白く尾鰭付近は半透明になっています。

ネオンテトラとカージナルテトラの違いは、ネオンテトラは赤の面積が広く、おの付け根は赤くなっていますが、カージナルテトラはおの付け根まで青いラインが続いています。
ちなみに、体色は歳を取ると色褪せて輝きや艶がなくなっていきます。

カージナルテトラは群れで生活する魚で、自然下でも比較的流れが緩く浅い場所に、数百〜数千匹の群れを作り生活しています。生息地はアマゾン川流域で、ネグロ川水系に広く分布しています。この地域からのワイルド(天然採取)個体も輸入されていますね。

大きさ

大きさは平均3cmほどですが、最大体長は4cmほどまで成長します。小型大きさは雌雄により若干の差があるようです。大きく育てたいなら、小まめに餌を与えて長生きさせると良いでしょう。
ネオンテトラは3cmなので、最大サイズはカージナルテトラの方が大きい。

販売価格

カージナルテトラの販売価格はブリード個体で1匹80円〜150円くらい。ワイルド個体は150円〜200円とやや割高になります。
カージナルテトラは沢山の購入する人が多いので、ショップでは10匹・20匹・50匹・100匹とまとめ売りでの価格が記載されており、沢山の数をまとめ買いするほど1匹あたりの価格はお安くなります。
ちなみに、ネオンテトラは1匹50〜100円程度なので、カージナルテトラの方が少し価格が高いですね。

通販のネットショップでも購入できますが、発送サイズが小さいと環境変化に弱く死着しやすいので、必ず死着保証のあるショップで購入して下さい。ショップの評判や評価は必ず確認してから購入するのが良いでしょう。

ブリード個体

カージナルテトラは東南アジアなどでブリードされており、一般的に熱帯魚ショップで販売されているのはブリード個体です。ブリード個体のカージナルテトラは販売価格もリーズナブルで、生まれながらに飼育環境や水質に適応しているので、水換えと言った水質の変化にも強くワイルド個体よりもルーズで幅広い水質に順応できます。
熱帯魚飼育が初心者なら、飼育環境に馴染んでいるブリード物のカージナルテトラを購入するのがおすすめです。

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ワイルド個体

カージナルテトラはワイルド個体も輸入販売されています。ワイルド個体はブリード物より体色が濃く、より美しい個体が多い。
普通に人工飼料も食べますが、ブリード個体よりもデリケートで、弱酸性の水質を維持するように気を配る必要があります。

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カージナルテトラの寿命

カージナルテトラの寿命は2年から3年ですが、良好な環境で飼育すると4〜5年生きる個体も存在します。長生きさせたいなら、水草水槽や硝酸塩の少ない環境を維持して飼育して下さい。
カージナルテトラは年をとると、細菌感染症にかかり死亡するパターンが多いので、出来るだけ長生きさせるなら水質が綺麗な水草水槽が1番ですよ。

カージナルテトラの飼い方

カージナルテトラ 飼い方 飼育
カージナルテトラは小型熱帯魚の割に丈夫なので、初心者は熱帯魚飼育セットを購入すれば容易に飼育が可能です。とは言え、2cm未満の幼魚は水質の変化にやや敏感なので、水槽の立ち上げと水合わせはしっかり行いましょう。
カージナルテトラの飼育設備に必要な費用は、水槽機材と水質調整材を合わせても1万円以内で安価に収まる点も魅力です。
綺麗な体色を楽しむなら、水草を植えた水槽での飼育がおすすめで、アマゾンソードなどのエキノドルス類や、アマゾンチドメクサと言った水草で、アマゾン風のレイアウトをするのもおすすめ。他には丈夫な水草だと、ウォーターウィステリアやバリスネリアなどがおすすめです。
水草を植え過ぎて遊泳スペースが狭くならないようにだけ注意してください。初心者は水槽セットがおすすめですよ。水温が下がる冬・春・秋はヒーターも必要です。

水槽


カージナルテトラは小型テトラなので、少数を飼育するなら30cm水槽など、小型水槽でも飼育が可能です。
飼育匹数の目安としてカージナルテトラのみの場合、30cm水槽で10匹、45cm水槽で20匹、60cm水槽で30〜40匹の飼育が可能です。
一応、水換え頻度を増やせば、もう少し飼育数を増やせます。

フィルター
濾過フィルターはバクテリアで有害なアンモニアを分解したり、ウールマットや活性炭で細かなゴミを取り除く装置です。
カージナルテトラはそれほど水を汚さないので、水槽に見合った数を飼育するなら、濾過フィルターは水槽サイズに合った容量の物を選択すれば問題ありません。
濾過能力を重視するなら上部式フィルター、水草水槽なら外部式フィルター、小型水槽は外掛け式フィルターな内部式フィルターを使えば良いでしょう。

ヒーター
カージナルテトラの飼育に適した水温は25〜28℃なので、春、秋、冬はヒーターで水温を維持する必要があります。ヒーターは26℃固定のオートヒーターを選べば問題ありません。
夏場でもエアコンの風が直接当たる場所や、設定温度を低くするならヒーターを入れておいた方が良いでしょう。ヒーターは設定温度より水温が高ければ作動しないので、基本的に年中ヒーターを入れておいて構いまいません。夏でも気温が下がる日もありますからね。
水温が不安定だったり、24℃を下回ると白点病にかかりやすくなります。20℃以下の水温が続くと死亡する可能性があるので、水温計で水温を確認し、ヒーターの故障にも注意して下さい。

水質

カージナルテトラの飼育に適した水質は、25〜28℃の水温なので、冬と気温の変動が激しい春秋は水槽用ヒーターで水温を維持しましょう。水槽用ヒーターは26℃固定のオートヒーターで構いませんが、ダイヤルで設定水温の調節ができるタイプだと、白点病が出た場合に水温を上げて治療することができます。
水質の急変や低水温にはやや弱く、水温が23℃を下回ると体表に白い斑点が現れる白点病を発症しやすくなります。大量に水換えして、一時的に水温が下がった場合にも白点病になる事があります。

熱帯魚に餌を与えていると必ず、バクテリアの濾過作用により、アンモニアが亜硝酸になり、最終敵に硝酸塩が蓄積するので、硝酸塩がたまりすぎる前に、週1回の水換えで硝酸塩を取り除きましょう。水換えの量は過密飼育でなければ1/3で構いません。

エサ

カージナルテトラの餌はフレーク状や、小さな粒状をした、小型熱帯魚用の人工飼料や、冷凍赤虫を選り好みせず食べてくれます。バランス良く餌を与えるほど発色が良くなります。
赤みを強くしたいなら、ブラインシュリンプを与えると、体色が濃くなり発色が良くなる色揚げ効果が期待できますよ。
餌は2〜3分で食べ切る量を与えます。拾って食べますが、あまり底に沈んで溜まる量を与えるのは控えましょう。
餌を与えすぎると肥満になったり、残餌や糞が増えて水質も悪化しやすくなるので注意して下さい。水質が悪化すると尾腐れ病などの細菌感染症を発症しやすくなります。

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テトラミンはテトラやグッピーなど小型熱帯魚の飼育で定番の人工飼料です。この他、テトラプランクトンや、ひかり乾燥赤虫、乾燥ブラインシュリンプなど乾燥餌もおすすめ。

水質調整剤・バクテリア
水質調整剤は塩素を中和するカルキ抜き(塩素中和材)や、粘膜保護材、有害物質を無毒化するマスキング材のこと。
新しく水槽を立ち上げるならバクテリアも添加して下さい。


砂は大磯砂や川砂、ソイル、セラミックサンドなど、水質を極端にアルカリ性にしない砂であれば、色々な敷砂が使えます。
ブリード個体はあまり砂による水質の変化程度の影響は受けませんが、ワイルド個体なら弱酸性の水質を維持したいので、ソイルの使用も効果的です。セラミックサンドや酸処理済みでアルカリ成分を飛ばした大磯砂でも良いですよ。

水槽の立ち上げ
カージナルテトラに限らず、熱帯魚を飼育するには事前に水槽を立ち上げないといけません。水槽の立ち上は、水槽機材をセットして注水し、塩素中和材とバクテリアを添加して、1週間水を循環させてから魚を迎え入れましょう。

混泳

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カージナルテトラは温和な性格なので、カージナルテトラに危害を加えない魚となら混泳が可能です。小・中型テトラやグッピー、プラティ、モーリー、など卵胎生メダカ、ラスボラとの相性も良いですよ。遊泳層の異なるコリドラス、クーリーローチは特に混泳相手におすすめ。
水草水槽ではメンテナンスフィッシュである、オトシンクルスやサイアミーズ・フライングフォックスと混泳する人も多いです。ミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビと言ったエビ類や、貝類も問題ありません。

混泳に向かない魚
エンゼルフィッシュとの混泳は注意が必要で、成魚のエンゼルフィッシュは、小型魚を追い回したり、口に入るサイズの小魚を食べる事があるので、混泳させるなら注意して下さい。明らかにカージナルテトラが口に入らないサイズのエンゼルフィッシュなら大丈夫です。グラミーやベタも気が強いので混泳に不向きですね。
他にはヒレを齧るスマトラやゼブラだニオにも注意して下さい。

病気

カージナルテトラは他の小型熱帯魚と比較して、病気にかかりやすいと言う事はありませんが、免疫力が低い幼魚期や老体、導入初期、水質が悪化した場合は、「白点病」や「尾腐れ病」にかかる可能性が高くなります。小型テトラに特有の「ネオン病」と言う感染症にも注意が必要です。

ネオン病の症状と治療方法
ネオン病を発症したテトラは体の色が薄くなり、動きが悪くなり、水底でじっとしたり物影に隠れるようになります。ネオン病の症状が悪化すると、内出血が起こり体に赤い点々が現れるようになります。
ネオン病の原因は水質の悪化により、カナムナリス菌が繁殖した事が原因です。ネオン病は同じ水槽に居る他のの魚にもうつるので、すぐに飼育水を全て交換し、発症した魚を他の水槽やバケツに隔離してください。

ネオン病の治療方法
ネオン病は治療が難しい病気で、明らかに病気だとわかるほど気がついてからても、手遅れの場合が多いのです。ネオン病の初期ならグリーンFで薬浴させる事で治る場合もありますが、致死率が非常に高い病気のため、まずは発症しないように水質を良好に保つことが1番の対策でしょう。

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白点病の症状と対処方法
白点病は体に白い点々ができる病気で、感染力が強く、1匹が白点病を発症すると、早いペースで他の魚にも伝染してしまいます。
白点病は魚の導入初期や、環境の変化で魚の免疫力が下がり弱っているときに発症します。白点病の原因は線虫と呼ばれる寄生虫です。

白点病の治療方法
白点病の治療方法は、発症初期で白点が10個以下であれば、水温を1〜2℃(28℃まで)上げて、塩分濃度が5〜10%になるように塩を加えれば、初期の白点病なら完治できるでしょう。ただし、上記の方法は水草が植えてある水槽では使えません。
白点が全身に広がり重症の場合は、発症した魚を別の水槽やバゲツに隔離し、1週間ほどメチレンブルーで薬浴しましょう。

腹水病の症状と治療方法
腹水病にかかると、お腹が張りパンパンになったり、いびつにボコボコと膨らむ病気です。腹水病の原因は、水質悪化でエロモナス菌が繁殖したか、老化によって免疫力が落ちて感染したことが考えられます。

腹水病の治療方法
腹水病は水質悪化が主な原因なので、水を全て交換し砂やろ材も洗い、バクテリアを添加してリセットを行い、細菌の排除と水質の改善を図りましょう。
腹水病を発症している個体は別の水槽に隔離し、グリーンFで薬浴してください。

気泡病の症状と治療方法
気泡病にかかると体に水膨れのような水泡ができて、徐々に水泡が大きくなり、うまく泳げなくなっていきます。水泡病は水質が悪化して硝酸塩が蓄積すると発症しやすくなります。

水泡病の治療方法
全ての水を交換しましょう。発症した個体は別の水槽に隔離してメチレンブルーで薬浴してください。

イカリムシの症状と治療方法
イカリムシは魚の体表に取り付き体液を吸い取る、細長い寄生虫です。イカリムシに寄生された魚は痒がるのが特徴で、体を水草や石、流木などにこすりつけるようになります。
導入初期以外のイカリムシは水槽外から持ち込まれた可能性が高いです。新しく魚や水草を追加すると、一緒にイカリムシかイカリムシの卵を持ち込んでしまうことがあります。
イカリムシはよほど大量に付着しない限り魚が死亡することは稀ですが、長期間ストレスにさらされた魚は、他の感染症にもかかりやすくなるので、早めに治療して下さい。

イカリムシの治療方法
イカリムシを駆除するには、メチレンブルーで薬浴させるか、ピンセットでつまみイカリムシを取り除きます。
イカリムシは卵が残っているだけでも再発するため、水槽や濾過フィルター、流木、石、水草などを掃除をして駆除しましょう。一応、メチレンブルーには物に付したり、潜んでいるイカリムシの生体・卵にも効果があるようなので、まず一回薬浴だけ試してみて下さい。

水カビ病の症状と治療方法
水カビ病は、体に白い綿のようなものが付着する病気です。水カビ病の原因は、傷口からサプロレグニアという細菌が侵入することにより発症します。魚の免疫力が落ちていたり、水が古くなり水質が悪化していると発症しやすくなります。

水カビ病の治療方法
水カビ病の治療方法は、まず発症した個体を別の水槽やバケツに隔離し、塩分濃度が10%程度になるように塩を投入します。

尾ぐされ病
尾ぐされ病は、名前に「尾」とは付きますが、尾ビレだけでなく、各ヒレが溶けていく病気で、ヒレの膜の部分から溶けるため、ヒレの見た目がギザギザになっていきます。
尾ぐされ病の原因は、水質悪化によりカナムナリス菌が増えたことが主な原因です。

尾ぐされ病の治療方法
尾ぐされ病の治療方法は、まず飼育水をすぐに全て交換してください。病気の個体は別の水槽に隔離して、グリーンFで薬浴しましょう。治療の途中で体色が黒くなることもありますが、きちんと治るので気にしないでください。

皮下線虫
体表に白い線のような寄生虫がついている病気で、寄生された場所が膨れ上がったりします。皮下線虫という寄生虫が原因です。

皮下線虫の治療方法
治療薬の効果は薄いため、ピンセットで直接取り除かないといけません。濡れたガーゼや柔いネットで優しく包んで、ピンセットで除去しましょう。皮下線虫を取り除いた患部は、細菌に感染しやすい状態なので、ヨード剤を塗って感染症を予防すると安心です。