オレンジキャットの飼い方|水槽、大きさ、性格、混泳、病気、価格、飼育

オレンジキャット 混泳 飼育 飼い方

オレンジキャットはナマズらしい肉厚な体型と、オレンジと黒のマダラ模様が特徴的な大型ナマズの一種です。若干価格は高価ですが、寿命も長いので長く付き合える魚ですよ。
オレンジキャットは人にも慣れるナマズで、飼い主の帰宅を感じ取ると、餌の投入場所で立ち泳ぎして待機したりと、可愛らしい仕草も見せてくれます。オレンジキャットは、大型ナマズの中では比較的温和な性格なので、ポリプテルスやシクリッド、アロワナなどとの混泳も楽しめますよ。
今回はオレンジキャットの特徴や性格、寿命、混泳、飼育方法について紹介します。

オレンジキャットの特徴

オレンジキャット 飼育 飼い方
学名:Cephalosilurus apurensis
分布:コロンビア、ベネズエラ
全長:70cm
寿命:10年
水槽:120cm以上
水温:24〜30℃
水質:6.0〜7.5PH
性格:やや気が強い(個体差有り)
混泳: 同サイズ以上の魚となら混泳可能

オレンジキャットは南米コロンビアやベネズエラの河川に生息するナマズの仲間で、ナマズらしいでっぷりしたボリュームのある体型と、黒とオレンジの美しいまだら模様が特徴です。
大型ナマズが好きな人にはたまらないザ・ナマズ体型の魚で、全長70cmとそれほど巨大には成長しないももの、生魚は力士のように丸みを帯びた肉厚体型となり、大きさの割に凄まじい迫力と存在感を放ちます。
飼育下だと60cm弱くらいでほぼ成長が止まるので、極端に大型のナマズは飼育できないけど、そこそこの大きさで存在感のあるナマズを飼育したい人におすすめです。

オレンジキャットは若干の個体差があるものの、性格も比較的温和であり、同じ大きさの魚となら仲良く混泳してくれるので、この手の体型のナマズとしては混泳できる貴重な存在でもあります。オレンジキャット同士や、似た体型のナマズには攻撃する場合もあります。
夜行性の生態で、照明がついていたり明るい日中はフィルターのパイプの裏など、物陰に隠れていることが多いので、幼魚期はシェルターを設置して隠れられる場所を用意すると水槽の環境に落ち着きますよ。
オレンジキャットのヒレにはトゲがあり、網ですくうとトゲが引っかかってしまうので、プラケースなどの固い容器で救い上げるのがおすすめです。

オレンジキャットは人に慣れる

オレンジキャットは人に慣れる事もあり、飼い主が帰宅すると振動や照明の点灯を感じ取り、餌を貰うために立ち泳ぎしたり、所定の場所で待機する姿も見られます。慣らせば手から直接餌を食べますし、手を入れると寄ってくるので、体を撫でたりもできるようになります。目は良くないため個人の識別はできないようです。

寿命

オレンジキャットは寿命も長く普通に10年以上生きます。長く付き合える魚である反面、大型の飼育設備を維持する費用や餌代が長期的に掛かる点をよく考えてから飼育を始めましょう。
120×60×45cm水槽で飼育した場合の維持費用ですが、冬場で電気代が6000円、エサ代が3000円、ウールマットや消耗品に2000円と、毎月1万円程度の維持費がかかりますね。
設備投資に掛かる費用もそれなりの金額になりますし、毎月の維持費を飽きずに長期間払い続ける事が出来るか良く検討して下さい。

販売価格

オレンジキャットの販売価格は8000〜20000円ほどと高価で、昔から高値を維持しています。これはブリードが難しいことや、効率的に採取ができない事も起因しているようです。熱帯魚ショップでは10cm未満の幼魚がよく見られます。
オレンジキャットを飼育するとなれば、成魚の飼育設備で4〜6万円の出費が必要になりますから、安易に飼育する人が出ないので良い事かもしれません。オレンジキャットより遥かに大きくなる、レッドテールキャットの幼魚なんて1000円台で購入できますからね。

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オレンジキャットの飼い方

オレンジキャット 飼育 飼い方
オレンジキャットは丈夫で飼育自体は簡単ですが、最大70cm程度まで成長する大型のナマズです。成長スピードも早く、成魚の飼育設備には最終的に5〜8万円程度の費用が掛かるので、無理のない飼育計画を立てて下さいね。

水槽

オレンジキャットの成魚を飼育するには、最終的に横幅120×奥行き60×高さ45cmの大型水槽が必要になります。このサイズの水槽は、水を含めた設備の総重量が400kg近くになるので、木造住宅や軽量鉄骨のアパートだと床が抜けてしまう可能性が高い。水位を下げればなんとか大丈夫かもしれませんが、基本的に床の補強が必要と考えましょう。
鉄筋コンクリート(RC)造のマンションなら補強なしで設置が可能かもしれませんが、詳しくは不動産屋さんに聞いてみて下さいね。
このように、オレンジキャットを飼育するには、飼育設備の重量面で高いハードルがあり、安易に飼育を始めるべき魚ではないことがわかります。

フィルター
濾過能力が高く、溶存酸素量を高く保てる上部式フィルターがおすすめ。他の魚と混泳も考えるなら外部式フィルターを追加して、濾過能力を強化するのもおすすめ。
予算と床の強度に余裕があるならオーバーフロー濾過を検討するのも良いでしょう。

水質

オレンジキャットの飼育にはPH(ペーパー)6.0〜7.0の弱酸性から中性の水質で、24〜28℃の水温が適しています。成長を早めたいなら28℃の水温で飼育すると良いでしょう。水を汚しやすい大型魚なので、硝酸塩の蓄積にも注意して下さい。硝酸塩は50ppmを超えない範囲で、定期的な水換えを行い、出来るだけ低く抑えるように心がけて下さい。毎週半分から3分の1の量を水換えで交換します。
PH(ペーパー)の下がりすぎにも注意が必要で、PHが5.5を下回ると体表が白く濁ったり、粘液を分泌して食欲不振や、長期的に改善されないと死亡する可能性もあります。とにかく水換えの量が多いに越したことはないので、しっかり水換えして下さいね。

どうしてもPHの降下が早い場合は、ろ材に1〜2割ほど大粒のサンゴ砂を追加すると、PHの降下を抑えることができますよ。注意点として、PHが下がらないからと水換えをサボると、硝酸塩の蓄積を見逃しやすいので、水換えの頻度を減らさないようにしましょう。

ヒーター
オレンジキャットは普段、底層をウロウロしており、幼魚は物陰に隠れたがるので、ヒーターには火傷防止のためにヒーターカバーを取り付けて下さい。


砂を敷くと魚が落ち着きやすく、レイアウトも自然になる反面、汚れが溜まりやすくなるので、水換えと一緒にサンドクリーナーでゴミを吸い出す手間が増えます。水を汚しやすい魚のため、掃除が楽なベアタンクを選ぶ人も多いですね。この辺は、どこまでメンテナンスに手間をかけられるかで判断して下さい。
砂を敷く場合は、粒が細かい川砂やガーネットサンドがおすすめです。
砂の色による体色の変化はあまりないように感じます。

エサ

オレンジキャットは大型肉食魚用の、沈下性の人工飼料から生き餌、冷凍餌まで選り好みせずに食べてくれます。
「ひかりキャット」「ひかりビックキャット」など大型肉食魚に作られた、沈下性でタブレット状の人工飼料を与えると良いでしょう。より早く大きく育てたいなら、水槽内に常に金魚など生き餌を泳がせておくと成長スピードが速くなります。
あまり生き餌を泳がせておいても、オレンジキャットは食欲旺盛で、金魚の尾が口からはみ出していても餌を食べまくるので、食べ過ぎるようなら生き餌の量を調整して下さい。生き餌を噛み殺すだけで無駄になってしまう可能もあります。
生き餌を与えるのが可哀想なら、冷凍の川魚やワカサギを与えても良いですよ。

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盆栽飼育

盆栽飼育とは、10cm程度の幼魚期から与える餌の量を最小限に控えて飼育する方法で、成長スピードと成魚の最大全長を小さく抑えることができます。
しかし、背骨が曲がったり、目だけが大きい体型不良の個体に育つ可能性もあり、虐待であるとの意見もあるので、おすすめはできません。

混泳

オレンジキャット 混泳 飼育 飼い方
オレンジキャットは温和なナマズと言われており、同サイズの魚と混泳が可能です。ただし、オレンジキャットにも個体差があり、縄張りを主張して水槽の半分を占領してしまう個体もいます。また、同種や体型が似たナマズとは喧嘩する可能性が高くなります。
オレンジキャットと混泳させるなら、アロワナやダトニオのように、遊泳層が異なる魚をおすすめします。エンドリケリーやビキールビキール、オルナティのような大型ポリプテルスとも混泳できますが、同サイズのポリプテルスは折り曲げて飲み込む可能性があるので注意して下さい。

病気

幼魚期の白点病にさえ注意すれば、オレンジキャットは病気にはかからないと言って良いくらい丈夫な魚です。幼魚の白点病も水温を2℃程度上げるか、食塩を少々加えるだけで直ぐ治ることが大半です。
注意するべきは水質悪化による肌荒れで、硝酸塩の蓄積やPHの下がりすぎによって、不調を起こすことがほとんどでしょう。
粘液を分泌したり、髭が溶けてしまい、死亡する可能性もあるので、出来るだけ清浄な水質を保つようにして下さい。逆に言えば、綺麗な飼育水を保てれば病気の心配は、ほぼ不要と言って良いでしょう。