ナンヨウハギの飼い方|性格、混泳、病気、寿命、価格、サンゴ水槽、飼育

ナンヨウハギ 飼育 飼い方

ナンヨウハギはディズニー映画の「ファインディング・ニモ」「ファインディング・ドリー」で一躍有名になった大人気の海水魚です。マリンアクアリウムではニモ役の「カクレクマノミ」に次いで有名な海水魚と言っても過言ではありません。
しかし、カクレクマノミよりナンヨウハギの方がデリケートで病気にかかりやすく、尚且つ大きく育つことから飼育の難易度は高く、初心者におすすめの魚とは言えません。ナンヨウハギを長期飼育するにはある程度の知識や、海水魚の飼育方法を覚えないと難しいでしょう。

ちなみにナンヨウハギは水槽の底に横になって寝る生体も特徴で、一見死んでると誤解されるユニークな姿も見られます。
今回は初心者でもナンヨウハギの飼育ができるように、必要な水槽・機材や餌・飼い方、混泳などについて詳しく紹介します。

ナンヨウハギの特徴

ナンヨウハギ 飼育 飼い方
学名:Paracanthurus hepatus
分布:太平洋〜インド洋
全長:30cm程度
寿命:5〜7年
性格:比較的温和
水槽:90cm以上
水温:24〜30℃
水質:8.0〜8.5PH
混泳:小魚・サンゴ共に可能/同種は不可

ナンヨウハギは鮮やかな青色の体に入る黒い模様と、黄色が入る胸鰭と尾鰭のコントラストが美しい「ハギ」とも呼ばれる「ニザダイ」に属する魚です。太平洋からインド洋の熱帯域に広く分布しており、生息地によって若干色の違いが見られます。
自然下では大小の群れを作り、ミドリイシと言った造礁サンゴで形成されるサンゴ礁を好んで生息しています。群れを作りますが同種間での小競り合いも見られるため、同じ水槽でナンヨウハギ同士を混泳させるのは控えた方が良い。

ナンヨウハギ 飼育 飼い方
ナンヨウハギに関わらずハギ類は意外と大きく育ち、活発に泳ぎ回るので、のちのち広い水槽が必要になります。小型水槽でも飼育が楽しめるカクレクマノミとは違い、ナンヨウハギは気軽に飼育を始める訳にはいきません。

寿命

寿命も長く環境さえ良ければ7年以上生きるので、長い付き合いが可能です。逆に言えば、長期間飼育設備を維持出来る人が購入するべき魚と言えるでしょう。

入手方法

ナンヨウハギはポピュラーな海水魚なので、海水魚を扱っている熱帯魚ショップでなら大抵は取り扱っています。ショップで見て購入する場合は「痩せていないこと」「体表に白い点々(白点病)」を発症していなことを最低限確認して下さい。
念を入れるなら、餌を与えてもらい餌食いの良さも確認した方が良いでしょう。

近年はネットショップで購入する方も増えていますが、ネットの場合は購入する個体が見れないため、状態の悪い個体が送られてきて損をしないように、必ずショップのレビューでお店の評価をを確認して下さい。評価の高いお店なら対応もしっかりしています。
あと、必ず死着保証が付いているショップで購入することですね。

ナンヨウハギの販売価格は高騰しており4000円〜6000円と高値で推移しています。ネットショップでも同程度の販売価格ですね。ナンヨウハギの販売価格はサイズによっても差があります。主なサイズ表記は「S」「M」「L」ですが、「ML」「SS」サイズと言う独自の表記も見られます。価格的には小型のSサイズは安く、大きなLサイズほと高価になります。

(海水魚)バリ産 ナンヨウハギ Sサイズ(1匹) 北海道航空便要保温

【海水魚】とっても可愛いサイズです♪ナンヨウハギ (XS-Sサイズ)(1匹)±25-30mm前後(生体)(海水魚)(サンゴ)

 

ナンヨウハギの飼い方

ナンヨウハギ 飼育 飼い方
ナンヨウハギを飼育するには大型の水槽機材を揃えたりと色々と大変ですが、美しい姿を鑑賞するために頑張って揃えましょう。

水質

ナンヨウハギは24〜25℃の水温を好みます。水質ら比重1.023〜1.027の範囲で維持すれば良いでしょう。
ナンヨウハギは大きな魚で餌もよく食べるため水を汚しやすいので、硝酸塩の蓄積にも注意して20ppmを上回らないように水換えで維持しましょう。
ナンヨウハギの飼育に適さない水質が長期間続くと体調を崩しやすくやり、白点病などの病気にかかりやすくなったり、色が薄く褪色して餌食いも落ちて、やがて死んでしまいます。

冬は温度調整が可能なサーモスタット付きのヒーターで水温を24〜25℃に維持しましょう。夏場は水槽用クーラーで冷却し水温を下げないといけません。水温が28℃を超えると明らかに体調を崩すので、必ずクーラーが必要と思ってください。
クーラーはナンヨウハギを飼育する90cm水槽サイズに対応した製品でも6〜10万円程度と非常に高価な機材となります。ナンヨウハギ自体よりも、設備費用が非常に高くつく点を留意しないと、後々高い出費を迫られてしまいますよ。
また、水槽用のクーラーは作動音が非常に煩いので、その点も考慮して水槽の設置場所を検討しましょう。一応、ホースを伸ばせばクーラー本体を部屋の外に設置することも可能です。

水槽

ナンヨウハギの飼育に必要や水槽の大きさは最低でも90cm水槽が必要になります。90cm水槽とは90×45×45cmの90cmレギュラー水槽の事を指します。
ナンヨウハギは30cm程度の大きさまで育ちますし、元気に泳ぎ回るので90cm水槽以下の水槽で飼育できるのは幼魚〜若魚までです。
60cm水槽で飼育している方もいますが、狭い環境で本来の大きさまで成長できないため飼育ができているだけであり、この盆栽的な飼育方法は虐待ではないでしょうか?。ナンヨウハギの成魚を60cm水槽で飼育するのはやめましょう。
90cm水槽なら余裕を持って飼育できますし、カクレクマノミなど小・中型海水魚との混泳も楽しめます。

60cm水槽など狭い水槽で飼育しているとストレスが溜まり、暴れ回ったり、急にダッシュしてガラスやライブロックに衝突して怪我をする事もあります。人間だって狭い部屋に閉じ込められたらストレスが溜まりますよね。魚も同じなんですよ。

フィルター
フィルターは濾過能力の高い上部式フィルターをメインに、外部式フィルターを組み合わせると水質を安定させやすいですよ。余裕を持って少数飼育するだけなら上部式・外部式フィルターのみでも飼育に差し支えありません。外部式フィルターは密閉式フィルターなので、使用する場合はシャワーパイプを水面に向けて酸欠が起こらないように対策しましょう。
初期費用は掛かりますが、理想は濾過能力の高いオーバーフロー濾過で、特に沢山の魚と混泳させたり、デリケートなサンゴと一緒に飼育するならオーバーフロー濾過が適しています。

レイアウト

ナンヨウハギはやや臆病な一面があるので、水槽のレイアウトは大きなライブロックを組み上げた山を作り、十分な隠れ家を確保してあげましょう。最低限水槽の裏に隠れられるスペースがあれば良いかと思います。
砂については魚メインの水槽であればベアタンクで構いませんし、サンゴ水槽なら通常通りサンゴ砂やライブサンドを敷いて問題ありません。

混泳

ナンヨウハギは比較的おとなしい性格の魚なので、90cm水槽ならカクレクマノミやデバスズメダイなど、小・中型の海水魚と混泳が可能です。どちらかと言うと幼魚期は臆病でライブロックの影に隠れがちですね。
ただし、15cmくらいまで成長すると少し気が強くなり、多少縄張りを主張する事があります。とは言え軽く体当たりする程度で、混泳魚と大きなトラブルになる事は少ないですよ。
同程度の大きさの魚となら上手く混泳できますが、ヤッコなど気が強い魚と混泳させるなら、ナンヨウハギが虐められないように注意して下さいね。

ナンヨウハギ同士の混泳は喧嘩しやすいので、120cm以上の広い水槽に、ライブロックで組み上げた隠れ家を個体毎に設けられる場合以外は同種の混泳は控えましょう。水族館でナンヨウハギ同士が問題無く混泳できているのは広いスペースが確保されているからです。
キイロハギやニジハギなど他種のハギ類とは喧嘩せずに混泳できる事が多いですよ。

サンゴとの飼育

ナンヨウハギはサンゴを突いたりして危害を加えないので、サンゴ水槽でも全く問題なく飼育が可能です。ナンヨウハギは大きいので遊泳スペースがサンゴやライブロックによって狭くならないようにレイアウトに配慮して下さい。
また、小魚よりもかなり水を汚すので、サンゴと一緒に飼育するなら、より水質の維持と管理は注意しないといけません。

【在庫有り!!即OK】キョーリン ひかりプレミアム 海藻70M 80g(消費期限2022年08月)

Amazonでヒカリ (Hikari) ひかりプレミアム海藻 70 S サイズを調べる
ナンヨウハギは人工飼料もよく食べるので、餌については心配いりません。草食性が強い魚なので植物質が多く含まれた餌を与えましょう。おすすめの餌は「ひかりプレミアム グリーン」で食いつきも非常に良い餌ですね。あと、購入当初は実際にショップで与えている餌を与えるのが1番ですよ。幼魚期はSサイズ、生魚ならMサイズも普通に食べます。

病気

リニューアル新発売 白点キラー 500ml サンゴ水槽用 松橋研究所 有害菌類除去抑制剤

Amazonで松橋研究所 有害菌類除去抑制剤 白点キラーを調べる

ナンヨウハギは底面に横になって寝る生態が影響しているのか?白点病などの病気にかかりやすい魚です。
体に白い斑点が現れたら「白点病」なので、早めに魚病薬を使用して治療しましょう。
魚病薬はサンゴやエビ・カニ・イソギンチやライブロックに付着した生物に悪影響があるので、ナンヨウハギをバケツや隔離水槽に移さないといけません。
治療の方法は魚病薬によって若干異なるので、詳しくは取り扱い説明書に従って使用して下さい。

【まとめ】
ナンヨウハギの飼育はカクれクマノミと比べると少し大変で、海水魚飼育がはじめての初心者にはおすすめできない海水魚ですが、設備さえ整えれば長期飼育も可能なので、しっかり水槽設備に投資できる人は可愛らしいナンヨウハギの飼育に挑戦してみて下さい!