ハゼ釣りの釣り方・仕掛けを紹介|ちょい投げ釣りで簡単に釣れる夏の魚

ハゼ釣り

ハゼは夏から秋の釣りを代表する魚で、身近な川の河口や堤防から「チョイ投げ釣り」で手軽に釣れるため、釣り初心者やお子さんと一緒の釣りで狙うターゲットとしてもおすすめです。タックルもコンパクトロッドやルアーロッドを使用したライトタックルが使えるので、女性や小さな子供もハゼ釣りを楽しめますよ。よく釣れる釣り場ではハゼが入れ食いになることも多く、1日で100匹以上のハゼが釣れることも珍しくありません。
今回はハゼの生態とタックル、仕掛け、釣り方を紹介します。

ハゼの特徴・生態

ハゼ釣り

出展https://blogs.yahoo.co.jp/sea_gull_takashi/18553301.html

ハゼは全世界に2200種類もの種類が分布していますが、ハゼ釣り釣りで主に釣れるのは「マハゼ」と呼ばれる種類で、マハゼは「真ハゼ」とも記載されるように、日本ではハゼを代表する魚です。マハゼはスズキ目ハゼ科ハゼ属の魚で、大きさは成魚で全長15〜20cmであるが、大きな個体だと25cm以上まで成長します。一生釣りをしていても出会えるかわからないが、尺ハゼと呼ばれる最大全長が30cm以上になるマハゼも居るらしい。
形態は口は大きく、上顎より下顎の方が僅かに飛び出しており、腹鰭が左右で繋がり吸盤状になっていて、岩などに吸い付くことができる。
北海道から種子島まで、ほぼ日本全国に生息しており、朝鮮半島、アメリカのカリフォルニア、オーストラリアのシドニーなどにも同種が分布しています。

マハゼは川の河口の「汽水域」と呼ばれる、淡水と海水が混じり合う場所の砂地や砂泥地、干潟を好む他、岩場や捨石周り、護岸、消波ブロック帯と気水域であれば様々な場所でその姿が見られます。
主な餌は藻類やゴカイ、多毛類、甲殻類、プランクトンですが、食欲旺盛であり普段から色々な餌を食べる雑食性の強い魚です。

ハゼの産卵期は関東だと3〜5月頃で、砂地にオスが全長1mほどで横長な形状のY字型をした巣穴を掘って産卵を行います。穴が2つあるのは片方が脱出口と通水口を兼ねているそうです。
卵の直径は2mmほどで、楕円形の卵は巣の天井に生みつけられ、オスが巣に残り孵化するまで卵を守ります。孵化した稚魚は3〜5mmほどで浮遊生活を行い、15〜20mmまで育つと底面に降りて底層生活を始めます。
産まれた歳の当歳魚のマハゼは「デキハゼ」と呼ばれ、河川の河口に多数が生息しており、釣り人によく釣られるのは「デキハゼ」である。9〜10月頃になると全長10cm程度まで育ち、浅場を離れて沖へ出て行くため「離岸ハゼ」と呼ばれる。
成長するほど川より海に近いエリアに移動し、冬が近くなると沖の深場へ移動する。この沖の深場へ移動したハゼは「落ちハゼ」と呼ばれる。

孵化したハゼのメスは約1年で成熟し産卵を行い、産卵後に雌は死んでしまいますが、2年目に産卵する雌もいるので、その場合は寿命が1年延びることになり、こののようなマハゼを「ヒネハゼ」と呼びます。1年目に産卵に関わらないため、浅場に止まっていることが多く、翌年の春から釣れる10cm以上のハゼはこの「ヒネハゼ」と思ってよいだろう。ハゼの寿命はオスで長くても2〜3年と短命である。

食べ方

マハゼは白身魚で、くどくない淡白な味わいがあり、関東では江戸前食材として天ぷらで食されている。揚げ物以外では佃煮や南蛮漬けなど煮物でも食べられる。旬は秋である。
一応、大型のハゼは刺身でも食べられるのだが、ハゼには寄生虫がいる場合もあるので、心配ならしっかり加熱調理して食べよう。

ハゼの数は減少傾向

近年、昭和40年頃から埋め立てや護岸工事、ダムの建設による川から海への砂の流入量の低下により、干潟や砂浜の減少し、住処に適した生息地が大幅に減少、海洋汚染により一時期数が激減しました。
未だに数釣りは楽しめるとは言え、年々減少傾向にあると言われているので、小さなハゼはリリースしたり、余分に持ち帰らないように心がけよう。
ハゼの使い方としてヒラメやマゴチ釣りの泳がせ釣りで使う「生き餌さ」としても活用されている。

 

ハゼの釣り方

ハゼが釣れるポイント

ハゼ 釣れる場所 ポイント
ハゼは川の河口のような淡水と海水が混じり合う「汽水域」を好んで生息している。汽水域であれば堤防や河岸の護岸、漁港など様々なポイントで釣れますよ。
ハゼが釣れるポイントは毎年決まっているので、ネットで「地域名 ハゼ 釣り場」で検索すれば簡単に近場でハゼが釣れる釣り場が見つかります。
ハゼは海底が見えるほど浅い場所にも普通にいるため、ハゼの姿を見ながら釣れるような釣り場もあります。
もちろん場所によって釣果に差はでますが、普通に釣るぶんには、あまりポイントを選ぶ魚ではないので、初心者はとにかく足場の良い安全な釣り場を選ぶと良いでしょう。特にお子さんと一緒なら安全性を重視した方が良いですね。

ハゼが釣れる季節

ハゼが釣れる季節・時期は初夏から秋で、5〜6月頃から10cm未満のハゼが釣れ始め、真夏から秋にかけて10〜15cm程度に成長した大きめのハゼが狙えます。
冬が近くにつれて水温が下がってくると、ハゼは深場に移動してしまうため釣れなくなります。

ハゼ釣りのタックル

ハゼ釣り タックル 釣竿 リール
ハゼ釣りではリール付きの釣竿を使用した「ちょい投げ釣り」や、リールを使わない延べ竿を使用したシンプルなタックルでの釣り方があるが、今回は汎用性の高い「ちょい投げ釣り」でのハゼ釣りについて解説します。
リール付きのタックルであれば足場が高い場所や、釣れるポイントが遠くでも対応できめすからね。

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釣竿

ハゼ釣りでは1.8〜2.6m程度のコンパクトロッド、万能竿やメバリング/アジング/シーバス用のルアーロッドが使えます。3〜5号のオモリが使える釣竿なら様々なロッドが使えますが、磯竿のように柔らかい釣竿や、本格的な投げ竿のような硬い竿は軽いアタリが取りにくいのでハゼ釣りには不向きです。

リール
リールは釣竿に合わせて小型のスピニングリールを使用します。ダイワやシマノのリールだと2500〜3000番サイズになりまず。釣竿とセットの物でもまったく構いません。

ライン

リールに巻くメインライン(道糸)ですが、ハゼ釣りではPEラインかナイロンラインを使用します。どちらもメリットとデメリットがあるので好みで使い分けてください。

PEライン
PEラインの方が感度が良くアタリもダイレクトに伝わってきますし、同じ太さのナイロンラインと比較して約3倍の張力強度があるので、ナイロンラインなら3号の太さ必要なところを、PEラインであれは1号と細いラインが使えるため、仕掛けの飛距離もアップします。
PEラインのデメリットとして、スレに弱く岩やコンクリートで擦れて傷が付くと切れやすいのと、滑りやすいのでしっかりと結ばないと結目が解け易く、根がかりが多い場所だと仕掛けを失いやすくなる可能性があります。

ナイロンライン
ナイロンラインは釣竿セットなど、セット商品のリールや安いリールに最初から巻かれていることの多いラインです。ナイロンラインのメリットは適度に張りがあるため扱い易く、結目も解けにくいので、簡単な結び方でも普通に使う分には十分な強度が得られます。
初心者にはナイロンラインの方が扱いやすいのでおすすめですね。

ナイロンラインは伸びがある分、多少魚に違和感を与え難く食い込みが良くなるとは言われますが、通常の天秤仕掛けだとライン以前に、魚はまずオモリと天秤を引っ張るので、ハゼ程度の小魚に対して有利に働くかは微妙です。
デメリットは伸びがあるので細かいアタリが出にくいことと、PEラインより太い糸を使用しないといけないので、仕掛けの飛距離で若干劣るくらいでしょうか。

天秤・オモリ


天秤とは仕掛けを投げた際に、仕掛けが道糸に絡むのを防止する役割があります。ハゼ釣りでは10〜15cmくらいの小型の天秤を使用します。ハゼ釣り用として販売されている天秤もありますよ。
天秤には弓形型をした物とジェット天秤があり、弓形型の天秤はオモリが交換可能で、使いたい重さのオモリを付け替えることができます。一般的にはオモリが交換できる弓形型の天秤が使用される事が多いですね。
ジェット天秤は回収時に浮き上がりやすく設計されていて、手前に岩場があるような釣り場や、浅い場所での根がかりを防げます。オモリ一体型なのでオモリの交換は出来ません。

オモリ
天秤にはナス型オモリの3〜5号を装着します。近場狙いの場合と、遠くポイントを狙う場合にオモリの重さを変更します。水の流れによっては仕掛けを流されないように、オモリの号数(重さ)を変える場合もありますね。
オモリは軽い方がハゼが違和感を感じにくいため食い込みが良くなります。

仕掛け

ハゼ釣り 仕掛けハゼ釣り 仕掛け
ハゼ釣りの仕掛けは市販品の「ハゼ釣り仕掛け」が安く販売されているので、初心者でなくとも市販の仕掛けを購入する人がほとんどです。
ハゼ釣りで使う仕掛けの長さは、1本針で全長30〜40cm、2本針で全長60cm程度が一般的。
仕掛けによっては天秤までセットになった物もあるので、初心者はこのような仕掛けセットを購入しても良いですよ。

ビーズ
仕掛けを目立たせるビーズと呼ばれる集魚効果を高めるアイテムもあります。仕掛けによっては最初から針のチモト(ハリスとの結目)付近に付いていますし、ゴム状で後から針に刺し通して取り付けられる物もありますよ。

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アオイソメ
ハゼ釣りではイソメと呼ばれる虫餌を使用する。イソメには「アオイソメ」や「イワイソメ」「ジャリメ(イシゴカイ)」などがある。
アオイソメは最もポピュラーなイソメで、太く匂いも強くアピール力が高い。アオイソメは元々太いので、あまり太いと小さいハゼは口に入らないので、購入するなら細めのSサイズかMサイズを選びましょう。
イワイソメはよく動く、動きでアピールするタイプの虫餌です。細長くハゼの口にも入りやすいメリットもあります。
ジャリメは投げ釣りでは特効餌とも呼ばれるほど良く、夏の大ハゼ釣りでも実績が高い虫餌です。ジャリメはやや価格が高いので、ハゼ釣りに使うのは贅沢かもしれない?

アオイソメやイワイソメ、ジャリメは特性や匂いが違い、どのイソメの喰いつきが良いかは日によって変わるので、2本針の仕掛けで釣るなら、針によって付けるイソメの種類を変えるのもおすすめですよ。


餌のイソメを針に刺す際は、針から垂らしを1cmくらい出すように付けますが、ハゼが小かったりして食い込みが悪く針掛りし難い時は、針の長さ分だけコンパクト付けるようにします。
頻繁に当たりがある場所だと、垂らしでアピールしなくても直ぐにアタリが出ますし、垂らしの分だけ餌の消費が早くなりますからね。

人工餌

イソメが気持ち悪いという人は、人工餌と言う擬似餌的な商品もある。人工餌は柔らかい人工素材に、魚が好む匂いや味の成分練り込んで加工したもので、有名な商品としてマルキューの「パワーイソメ」などがある。本物の餌には敵わないが、ゆっくり巻いたり、小刻みに動かして誘えば、それなりには釣れると思います。

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石粉
石粉はイソメから滲み出る水分を吸収して掴みやすくしてくれるアイテムです。使うイソメを掴む際にイソメに塗せば、ヌルヌルして掴めない、針に刺し難いという問題を解消できます。

釣り方

出展https://blogs.yahoo.co.jp/sea_gull_takashi/18553301.html

ハゼを狙う釣り場の選び方として、まずは足場が良く、根掛かりが少なく快適に釣れるポイントを選びましょう。根掛かりばかりする場所を選んでしまうと、仕掛けがいくらあっても足りません。
第一に川の河口付近で、海底が砂地の釣り場を選べば問題ないでしょう。
狙い目は「カケアガリ」と呼ばれるる深い場所から浅い足元にかけて坂になっている場所や、ブロック・捨石・橋脚などの障害物周りがハゼが集まりやすいポイントです。日差しが強い日や水深が浅い場合は、橋や桟橋の下など、日陰となる場所に集まっていることもありますよ。
釣れる時間帯は日中で、やはり潮が動いているタイミングほど釣果が上がります。「潮止まり」と言う、潮の流れが止まる時間帯になると、それまで釣れていたハゼも急に釣れなくなってしまいます。
待っていれば釣れるようになるかとは思いますが、タイドグラフ・潮位表などで、事前に潮の動きを調べておくのが良いでしょう。

主なハゼ釣りのポイント
ハゼ釣り
ハゼは川の河口の汽水域であれば漁港内や護岸、砂浜など大抵の場所で釣れると言っても良いでしょう。マハゼ以外は汽水域は関係無く生息している種類もいます。

護岸

河岸の護岸は安全に釣りが楽しめる釣り場の一つ。足元から水深がるポイントなら、足元狙いで数釣りできることもある。

漁港

ハゼは漁港内にも入ってくる。漁港の関係者・船の出入りの邪魔にならない場所で釣ろう。基本的には漁港の出入り口付近がおすすめのポイントになります。

足元も狙い目

ハゼは物陰に隠れていることも多く、足元のブロックや敷石の隙間にもハゼは潜んでいる。このように足元ばかりでよく釣れるなら、「胴突き仕掛け」と呼ばれる仕掛けを使用しても良い。

仕掛けの動かし方・誘い方
仕掛けを投げ込んで着底したらラインのタルミを取り、軽くラインが張った状態で待機して下さい。
ゆっくりとリールを巻いて仕掛けを移動させて、ハゼが釣れる場所を探りましょう。ある程度釣れる場所がわかったら、次はその場所を狙って仕掛けを投入すれば効率よくハゼが釣れますよ。

反応がないなら仕掛けが重くなる場所や、岩が感じ取れる場所の境目あたりに仕掛けを放置する「置き竿」
で様子を見てもよいですね。ハゼはある程度は移動するので、待っていればエサの匂いに誘われて集まってくるかもしれません。
早く沢山釣りたいなら、釣れる場所が見つかるまで移動しながら仕掛けを投入する「ランガン」スタイで釣れるポイントを探すのも有効です。

根掛かりしやすい釣り場は基本避けますが、そういったポイントが一部ある場所の釣果が良いこともあるので、そのような場所では仕掛けズル引きせす、移動させる際は竿で持ち上げながらリールを巻いて、海底を跳ねるように浮かせて移動させると良いでしょう。
それでも頻繁に根掛かりするなら、さすがに移動したほうが良いですね。

ハゼのアタリ
ハゼのアタリは小気味よく「コッコッコッ」と明確に現れることが多く、魚の存在を感じ取れるて釣り味も良く、ハゼ釣りが人気のポイントでもあります。
アタリがあったら素早く竿を煽ってアワセを入れましょう。
アタリは沢山あるのにハゼがフッキングしない場合の原因は、食いが悪い、アワセを入れるタイミングが早い、餌や針が大きい可能性がある。
まずはイソメを小さく針に付けたり、針の小さな仕掛けに変えてみたり、少し時間を置いてからアワセを入れるなどして、ハゼが餌を飲み込みやすくしてあげましょう。
合わせる前に軽く30cm以内で仕掛けをズル引きして、ハゼが食い付いているか確認するのもありです。食い付いていなくとも、この動きが誘いになってハゼが追い食いすることもありますよ。

 

ハゼの泳がせ釣りに挑戦してみよう

泳がせ釣り 仕掛け
ハゼはヒラメやマゴチと言った、ハゼと同様に砂地の底層に生息するフィッシュイーター(魚食魚)の餌に適しています。
丈夫なタックルと泳がせ釣り用の仕掛けを用意すれば、釣ったハゼでヒラメやマゴチ、シーバス(スズキ)が釣れるかもしれませんよ!

泳がせ釣りで使うロッドはシーバスロッドや遠投磯竿がおすすめ。コンパクトロッドも堤防からなら使えない事はありませんが、どうしてもロッドが短いので飛距離の面で不利ですね。
ラインはPEラインの1〜1.5号、ナイロンラインの4号を150m巻いておけば十分。

仕掛けを投げ込んだらドラグを緩々にしてアタリを待ちます。小刻みなアタリが出ますが、泳がせ釣りでは早アワセは禁物、ハゼをしっかり飲み込むまで様子を見て下さい。ドラグを引き出すように走り出したら、ドラグを締めてアワセを入れましょう。

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