壁・石膏ボードに空いた穴を塞ぐ・補修・修理方法

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石膏ボードは軽量で防音・耐火性に優れているため、賃貸アパートやマンション、一般住宅の壁として幅広く使用されています。石膏ボードは点の力に弱く、石膏ボードに空いた穴を放置しておくと、ポロポロと崩れたり、退去する際に「現状回復費用」として高額な修繕費用を請求される可能性があります。今回は石膏ボード・壁に空いた穴の修理方法を紹介します。

穴の大きさ次第で現状回復費用を請求される可能性も!

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現状回復費用とは、賃貸契約が終了した際に、賃貸人が借りた部屋を元の状態に戻すために支払う費用のことを指します。
現状回復費用は敷金から差し引かれて支払いされますが、フローリングの傷など、発生する現状回復費用は壁の穴だけとは限らないので、他の費用と合わせると足りなくなり、現状回復費用を請求されることになりかねません。

賃貸物件の壁に空いた穴は画鋲や虫ピンの穴は修繕費用が発生しないとされています。一方で、釘やネジ穴サイズ以上の穴だと現状回復費用が発生する可能性が高くなります。

これらは国土交通省が作成している「現状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に記載されています。

ガイドラインの概要を簡潔にまとめると、普通に生活する上で発生する経年劣化は借主の負担になりませんが、借主の故意や過失によって発生した壁紙・下地ボードに穴が空いた場合は賃貸人が現状回復費用の対象になります。

現状回復費用の相場

現状回復費用の金額は築年数・工事箇所・居住年数によって変わってきます。安い場合で3万円以内、高い場合は50万円以上かかります。

壁の穴の補修は1〜3万円、クロスの張り替えに3〜5万円かかるそうです。小さい壁の穴でも、オーナーさんが部屋の壁紙を全て張り替えたいがために、現状回復費用として全額を請求してくるトラブルも起きているので、壁の穴くらいは自分で修理してから退去するのをおすすめします。

ちなみに、シンクやフローリングは耐用年数が決まっており、耐用年数より長く居住している場合、耐用年数を超過していれば、ダメージがあっても現状回復費用で支払う必要はない可能性があります。

壁の穴を放置するデメリット

壁に穴が空いたくらい別に良いと考える方もいるかもしれませんが、壁の内側は天井裏や床下に繋がる隙間がある場合が多く、外気が吹き込んだり、野外からコバエやゴキブリ、アリなどの害虫が入ってくる可能性があります。更に壁が崩れて穴が広がり、床に石膏の粉が飛び散る、触れると服や手が白くなるなど、色々なデメリットが発生します。
画鋲程度の浅い小さい穴なら放置して構いませんが、壁を貫通しているような穴なら、できるだけ塞いだほうがよいですね。

穴が空いた壁を補修する方法

穴が空いた壁を治す方法はDIYだけではありません。
退去のタイミングで管理会社は現状回復が必要か確認し、必要な現状回復費用・修繕費用は、入居時に支払った敷金から支払われることが多く、よほど酷い状態以外なら普通に使用している分には賃貸人が負担する金額は少ないようです。

ちなみに、長く住んでいるほど壁紙やフローリングの汚れは酷くなるので、住んだ年数相当なら多少状態が悪くても現状回復費用は安くなる傾向にあります。

修繕依頼をする

退去のタイミングで、管理会社を通して賃貸人がリフォーム業者に「修繕依頼」をする方法もあります。
オーナーや管理会社に任せると必要な部分だけでなく部屋全体のクロスまで張り替えられたりして、高額なら現状回復費用を請求される可能性があります。

DIY・自分で直す

壁に空いた穴は意外と簡単に直すことができるので、自分で修理してみるのをおすすめします。DIYで壁を治すならコストも安く済むので、これで現状回復費用が安く済むなら直さないと損です。

壁の穴埋めパテを使用して穴を埋める

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壁の穴埋めパテは壁穴を埋められる粘土のような補修材で、ダイソーなど100円均一で販売されています。画鋲の穴やネジ穴や、3cmくらいの壁穴なら簡単に補修できますが、壁が白以外だとパテが目立つデメリットがあります。白い壁なら、ぱっと見気が付かないほど綺麗に穴埋めできますよ。
色付きの壁でも、下記で紹介する目立たない場所から壁紙を切り取り貼る方法で完璧に直せます。

上から壁紙を貼る
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壁紙の色とパテの色が合わない場合や、塞ぐ穴が大きくパテが目立つ場合は、同じ壁紙を目立たない場所から同じ寸法に切りとってきて貼ると綺麗に仕上がります。
壁紙は「コンセントやスイッチのプラスチック部分に隠れる場所」から切り取るか、冷蔵庫の裏やクローゼットの中など、あまり目だない場所から切り取るとよいでしょう。
接着剤は多目的接着剤か木工用ボンドで構いません。空気を押し出すようにしっかり密着させ、はみ出した接着剤は乾く前に拭き取って下さい。乾く過程で壁紙が反ったり浮き上がる事があるので、たまに押して密着させて下さい。

万が一壁紙の張り替え費用を請求されても、目立たない場所なら面積も少なく、費用が少なくて済みますから、結果的に得する可能性は高いと言えます。
もちろん絶対とは言えませんが、オーナーや管理会社は目立つ場所ほど綺麗に直したがるので、目立つ穴はしっかり埋めておきましょう。

穴埋め用の壁修理キットも販売されています。
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大きな穴を補修する場合
5cmを超えるような大きな壁の穴は、パテで埋めようとしてもパテが押し込まれて内側に落ちたり、歪んでしまい塞ぐことが難しいものです。
大きな穴を塞ぐ方法には主に2種類の補修方法があります。

リペアシートを貼る

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リペアシートは壁の穴を埋めるというより張り付けて塞ぐネット状の壁補修アイテムです。20cmくらいの穴なら張り付けて壁紙を貼れば、見た目は全く違和感なく仕上がります。コツは貼るシートより壁紙を余分に切りとっておくことくらいです。大きな穴を塞ぐなら1番簡単な補修方法でしょう。
デメリットとして強度は低いので、なにかをぶつけたら直ぐに穴が開くので注意しましょう。

内側から当て木をしてパテで埋める

穴が大きいとパテが内側に落ちたり、平らに仕上げるのが難しいので、まず壁の内側に穴より少し長い木の板を差し込み、外側から木ネジで壁板と木を固定して、ある程度穴を塞いでから、パテを何回かに分けて塗り重ねて穴を塞ぎます。30cm以上あるような、かなり大きな壁の穴でも修理できる補修方法です。

安くて加工しやすい合板なら100円均一で入手できますし、ノコギリも販売しているので上手く活用すれば、かなり安上がりに壁の穴を塞げるでしょう。

ちなみに、穴を塞ぐだけなら紙粘土で埋めて、乾いてからヤスリがけして平らに仕上げ、壁紙を貼って穴を塞ぐ方法は非常に安上がりですね。
その場しのぎの補修で良いなら試してみてください。

まとめ
壁に空いた穴の補修方法を紹介しました。壁の修理をオーナーや管理会社に任せてしまうと、余計な修理代金まで請求されたり、高額な現状回復費用を請求される可能性があるので、出来るだけ壁の穴は塞いでから部屋を退去しましょう。

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