グッピーの繁殖方法|妊娠期間・出産数・稚魚の育て方・増やして稼ぐ

グッピーは繁殖が簡単な熱帯魚で、綺麗で品種も豊富なため熱帯魚ブリードの入門魚としてもおすすめです。グッピーは卵胎生と呼ばれる稚魚を産む熱帯魚で、25〜30日で2mmほどある稚魚を産卵(出産)するので、稚魚の育成も難易度が低く育てやすい。グッピーには高級な品種もおり、増やして収入を稼ぐ人もいます。
今回はグッピーの繁殖方法と稚魚の育て方を紹介します。

グッピーの飼い方はこちらの記事で紹介

グッピーは熱帯魚の中でも繁殖が簡単

オスとメスのペアを揃えるのが簡単

グッピー RREA フルレッド リボン スワロー
グッピーはオスとメスの判別が簡単で、通常ペアで販売されているため、繁殖可能なペアを揃えるのが簡単です。
性別が分からない熱帯魚が大半で、繁殖させるには親魚になる魚を複数匹揃えないといけません。グッピーなら最低限1ペア購入すれば繁殖できる可能性があります。もちろん、オスとメスの相性もあるので、繁殖させたいなら2〜3ペアは揃えたいところです。

稚魚の育て方が簡単

グッピーは卵胎生と呼ばれる卵をお腹の中で孵化させて稚魚を産む魚です。稚魚は2mmほどあるので、すり潰した餌やブラインシュリンプを食べられるので、稚魚の餌を用意するさいに困りませんし、水質の変化にも多少は耐えられるほど丈夫なので、生存率も高く育てやすいですよ。

卵から孵化する小型の熱帯魚ではインフゾリアやワムシなど、さらに細かい餌が必要になったりと、稚魚を育てるのが難しい種類が多いです。

グッピーの繁殖方法

水槽

グッピー 水槽 飼い方 飼育
グッピーのペアを飼育するだけなら30cm水槽でも2〜3ペアの飼育が可能ですが、グッピーを繁殖させるには稚魚を産む産卵箱を設置しないといけないため、繁殖させるには少しスペースが手狭です。
グッピーの繁殖をメインに考えるなら、45〜60cm水槽が必要な水槽の大きさです。

【飼育できるグッピーの数】
45cm水槽:5〜7ペア(10〜14匹)
60cm水槽:10〜15ペア(20〜30匹)

グッピーの繁殖では親魚の飼育スペースだけでなく、稚魚も飼育する水槽の容量、濾過能力が必要となるので、飼育数は控えめにした方が水質の悪化を防げますね。

繁殖に必要な水槽の数

単にグッピーを繁殖させるだけなら水槽は1本で構いませんが、大量に増やすとなると親魚用の水槽と、稚魚育成用の水槽で2本の水槽を準備した方が効率よく増やしやすいですね。
ある程度育てた稚魚を移す方法と、産卵間近のメスを稚魚育成用の水槽に移動させて産卵させる方法があります。
親魚水槽と育成用水槽は、あまりpH・水質の変化が無い良いに維持管理しておくと良いですね。

濾過フィルター

水槽 底面フィルター 水中フィルター
稚魚が成長するまで、ある程度は稚魚と親魚をお同じ水槽で育てないといけないので、濾過フィルターの能力は余裕を持った製品を選びましょう。

フィルターの種類は、濾過能力を重視するなら「上部式フィルター」「外部式フィルター」がおすすめ。
複数の水槽をまとめて管理するならエアーポンプで作動するエアーリフト式の「底面フィルター」や「スポンジフィルター」「投げ込みフィルター(ブクブク)」もおすすめ。

グッピーは強い水流が苦手な魚なのですが、近年のフィルターは水流調整機能が付いているので、特にフィルターの種類は選ばなくても大丈夫です。水流が強いなら排水口をガラス面に向けるなど、水流を弱くする方法はあります。

繁殖水槽のレイアウト

グッピー フルゴールデン
水槽のレイアウトは産卵箱を設置するスペースも必要になるので、親魚が泳ぐ際に邪魔にならないスペースを確保しましょう。水草を最小限植えたり、鉢植えにして投入するのがおすすめ。

グッピーの繁殖水槽におすすめの水草

繁殖水槽とは言え、鑑賞も兼ねるなら出来るだけ見栄えが良いようにレイアウトしたいものです。水草を植えるなら、水質浄化能力が高く育てやすいウォーター ウィステリアやハイグロフィラ、マツモ、アナカリス、カボンバ、弱い光で育てられるミクロソリウムやアヌビアスを石に巻きつけて投入すると、レイアウトを変更しやすいので使いやすいですね。

あまりレイアウトこだわって水草の育成も考えてしまうと、照明・ライトも強くなりコケが生えやすくなるので注意しましょう。

産卵箱

グッピー 繁殖 ブリード
産卵箱にはグッピーがの稚魚が親や他魚に食べられるのを防ぐ役割があります。産卵箱の構造は二重になっており、上の部分にメスを入れておくと、産まれた稚魚は隙間から下のスペースに落ちて隔離されるため、親に食べられる心配がありません。

グッピーの産卵(出産)は12時間から1日で終わり、稚魚は卵嚢から栄養を吸収して1日ほどで活発に泳ぎ始めます。このタイミングで親は水槽に戻して、稚魚だけを産卵箱の中である程度の大きさまで育てましょう。

グッピーのメスの休養も何がえるなら2〜3日ほど入れておいても構いませんが、稚魚が上に泳いで入ってしまい親魚に食べられる事がたまにあります。

稚魚は生まれた直後は水質変化に敏感ななので、1週間ほど育ててから、別の水槽や大型の隔離ケースに移動させましょう。
狭い状態で稚魚を飼育するのも健康に悪く、発育不良に繋がるので、あまり長期間産卵箱で飼育するのもいけません。

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グッピーのオスとメスの見分け方

グッピーはオスとメスの見分け方が簡単な熱帯魚です。

グッピーのオス

グッピー オス 雄
グッピーのオスは尾ビレが大きく体付きが細身で、尻ビレはゴノポジウムと呼ばれる生殖器官になっています。交尾する際は正面方向に動かすことができます。

グッピーのメス

グッピー メス 雌
グッピーのメスはお腹が丸みを帯びており、ずんぐりした丸っこい体型をしています。尾びれはオスより小さくなります。お尻には出産紋と呼ばれる半透明た黒い部分が確認できます。

グッピーの繁殖方法

グッピー 繁殖
グッピーのペアが揃ったら、繁殖に挑戦してみましょう。通常の魚はメスが産卵した卵にオスが精子を掛けて受精させますが、グッピーはオスメスが交尾しメスの体内で卵が受精して妊娠・成長します。
水温は26〜28℃、pH・ペーパーは6.5〜7.5の間に維持しましょう。理想はpH7.0〜7.5の中性から弱アルカリ性の水質です。
20〜30匹の稚魚を産みますが、出産回数を重ねた大きいメスなら50〜60匹の稚魚を産む事もあります。

相性の良いペアを作る

グッピーのペアにも相性の良し悪しがあるので、2〜3ペア(オス3匹・メス3匹)を水槽に導入して、自然に相性の良いペアが形成されるのを待ちましょう。

繁殖可能な年齢・期間

グッピーは生後4ヶ月から繁殖が可能になり、約1年弱産卵が可能です。産卵を重ねるごとに産む数が増えたり、次の妊娠出産までの期間が短くなります。寿命に近い1年半くらいで、ほとんど稚魚を産まなくなります。
出産回数は1年に約10回で、生涯で100〜200匹程度の稚魚を産みます。沢山産ませるほどメスの負担が大きく寿命は短くなりやすいですね。

妊娠期間

グッピーの妊娠期間は25〜30日で、水温が高いと妊娠期間が短くなる傾向にあります。

出産の前兆

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メスは出産が近づいてくると、メスのお腹が角張ってきて、お尻の黒い部分の色がが濃くなり、稚魚の目が見える場合もあります。目が見えるようになると出産間近となり、お尻には小さな出っ張りが確認できるようになると、もうすぐ稚魚が生まれます。

産卵間近になるとメスの行動にも変化があらわれ、あまり水面を泳がず底付近でじっとしていたり、何度も上下に動くなど、普段と変わった動きをするようになります。

出産時間

グッピーは昼夜を問わず出産が始まり、出産開始から12時間から1日で完全に出産が終わります。落ち着ける夜に産み始める事が多いようです。
お腹が引っ込み、お尻を確認して稚魚の尾ビレや姿が中に確認出来なければ出産は終了しています。出産が終わっているか心配なら、親魚の静養も兼ねて2〜3日ほど産卵箱に入れておいても構いません。

産卵・出産数

グッピーの出産数は平均20〜30匹で、個体差もあり体が大きなメスなら50〜60匹も稚魚を産みます。稚魚を沢山産んで欲しいなら、親魚の育成では人工飼料以外にブラインシュリンプやアカムシなど、栄養価の高い生餌も与えるとよいでしょう。
あとはブリーディングに重点をおくなら、遺伝的に大きいメスを選別して用意するのも、効率よく増やすのに重要ですね。

また、生まれてくる稚魚の大きさもメスのサイズで変わり、大きいメスからは大きい稚魚が産まれる傾向にあります。稚魚のサイズは変わらず数だけ増えるパターンもありますね。

オスとメスを分ける必要性

メスをオスと一緒にするとオスは直ぐにメスを追いかけ回すので、メスが疲れないように隔離箱を使用して、オスとメスを分けて休ませる必要もあるでしょう。

稚魚の育て方

グッピー 稚魚
産まれたばかりの稚魚は1日・24時間は餌を食べないので、1日経過して泳ぎ始めたら餌を与えましょう。餌は親に与えている餌をすり鉢ですり潰し、水に解いた物を与えれば問題ありません。ブラインシュリンプは小さい稚魚だと小さい稚魚をは食べれない可能性があります。
生まれてくる稚魚の大きさによって餌も使い分けると良いでしょう。

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掃除はこまめにしよう

産卵箱の中は稚魚のフンや食べ残した餌で汚れてくるので、エアーチューブなどで水を吸い出しながら細かいゴミを取り除きましょう。産卵箱にレッドラムズホーンなど残餌を食べてくれる貝を入れておくのもおすすめ。
ゴミを放置していると細菌が繁殖して稚魚が病気になって死亡率が高くなってしまいます。

水槽に入れる

稚魚は1.5cmまで成長したら親魚と同じ水槽に戻せます。

グッピーが繁殖しない原因

グッピーがなかなか繁殖しない場合もあり、オスかメスがが4ヶ月未満で未成熟、ペアの相性が悪い、遺伝子の異常、水質が適していないなどの原因が考えられます。
上記でも解説しましたが、水温を26℃前後、pHを中性から弱アルカリ性に維持管理して、グッピーが繁殖しやすい環境を整えましょう。

グッピーが繁殖し過ぎた場合の対処方法

グッピーが繁殖し過ぎて困ってしまうと言う事態になる方がいます。増え過ぎて困った場合は熱帯魚ショップに引き取ってもらう、ヤフオクで売る、親魚に食べさせて処分する必要があります。
あまり増やしたくないのであれば、オスとメスを分けるなど飼育者が対策する必要があります。闇雲に繁殖させない事も飼育者の務めですからね。